AK FORGED PAF1602

鍛造ならではの満足感を

いかに鋳造ホイールのデザイン性が豊かになり、高性能化したとしても、鍛造ホイールの満足感は揺るぎない。「自己満足でなにが悪い」といわんばかりの説得力が宿る。そんな“憧れ”を思いのままにオーダーできて、しかも現実的な価格で手に入れる魅力的な選択肢がある。

その名をAKフォージドという。百戦錬磨のホイールコーディネーターとして知られるボンドグループ&ラガーコーポレーションが、近年、とりわけ力を入れているブランドだ。ときに車両価格を凌ぐような超高級ホイールを使いこなす凄腕たちが、その品質とデザイン性を認めている。

切削鍛造のエレガント&スポーティホイール

一例としてPAF1602がある。いかにも切削鍛造らしさを感じさせる、きめ細かくシャープなY字スポークを立体的なエアロフィンが囲む。エレガントでありながらスポーティなこの造形は、スーパースポーツカーを含めたハイエンドカーにふさわしいデザイン性を持っている。

そんなPAF1602を、あえてGX550に合わせたボンド大阪のセンスには唸らされる。それがすっかり溶け込んでいるところに、PAF1602の包容力があり、AKフォージドの魅力が光る。ヘビー級を支える耐荷重性能はもちろん、P.C.D.139.7×6ホールに最適化させたスポーク形状が見逃せない。5ホールと6ホールとでは、スポーク本数自体を変えてマッチングを図っているという。このように、たとえ同じ銘柄であっても装着させる車種によって微妙に形状を整えている。こうした最適化は決してデザイン性だけでなく、要求性能を十分に満たすという意味合いもある。

なおかつ鍛造モノブロックシリーズは、下が17インチから上は24インチまで0.5J刻みでサイズオーダーができる。インセットだって一定の範囲で自由自在だ。このGX550には、バージョンLの純正と同等の22インチを。タイヤは純正よりわずかに低扁平となる285/45R22サイズのBFグットリッチ・トレインテレーンT/Aを組み合わせた。オンロードをメインに据えたオールテレーンというタイヤの方向性が、GX550のキャラと一致する。オーダーインセットの妙技が手伝い、フェンダーにぴたりと一致したショルダー形状もまた、とても無骨で勇ましく思える。

仕上げはグロスブラックとして光沢感を出し、マーキュリーグレーマイカのボディカラーと調和させた。フロントバンパーのボトム部分やフェンダーをラッピングにより黒く落とし込み、より統一感を感じさせるものとなった。

きめ細かなオーダーが可能

このようにAKフォージドは、GX550のようなプレミアムオフローダーをきっちりと支え、独特の表情へと誘うことを知った。巷にレクサス製オフローダーが増えれば増えるほどに、人とは違う個性を追い求めたくなるのだとすれば、AKフォージドの門を叩けば間違いない。ホイールひとつで、ここまで表情を変えることができると知れば、もう既製品だけでは満足できない。なにより今回のコーディネートだって、ほんの一例に過ぎない。防錆性を含めた長期的な耐久性にも優れているので、ウインタータイヤ用として選んでもいい。これこそプレミアムオフローダーの足もとを彩る“鍛造ドレスブーツ”である。

 REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/真壁敦史(Atsushi MAKABE)
MAGAZINE/GENROQ 2026年9月号

【PRICE LIST】
17×7.5J~9.0J:13万2000円
18×8.0J~12.0J:14万3000円
19×8.0J~12.0J:15万9500円
20×8.5J~12.5J:17万6000円
21×8.5J~13.0J:19万2500円
22×8.5J~13.0J:20万9000円
23×9.5J~12.5J:24万2000円
24×9.0J~12.0J:27万5000円

【問い合わせ】
ラガーコーポレーション
TEL 048-845-0808
http://www.lager.co.jp

【取材協力】
ボンド大阪(ボンドグループ)
TEL 06-6972-9977
https://www.hosokawa.co.jp