2026年7月の軽自動車販売台数トップ10

以下のランキングは、全国軽自動車協会連合会が公表する「軽四輪車 通称名別 新車販売速報」をもとに作成した。
なお、通称名別の販売台数は、メーカーごとに同一車名を合算して集計している。三菱の「デリカミニ/eK」には、eKクロス EVは含まれていない。
| 順位 | メーカー・モデル | 販売台数 | 前月比 | 前年比 |
| 1位 | ホンダ・N-BOX | 22,506台 | 115.3% | 134.7% |
| 2位 | スズキ・スペーシア | 13,883台 | 99.4% | 94.7% |
| 3位 | ダイハツ・タント | 10,235台 | 97.6% | 131.5% |
| 4位 | ダイハツ・ムーヴ | 8,125台 | 84.2% | 71.9% |
| 5位 | スズキ・ハスラー | 7,261台 | 90.5% | 100.6% |
| 6位 | 日産・ルークス | 7,076台 | 81.9% | 120.8% |
| 7位 | 三菱・デリカミニ/eK | 5,578台 | 97.9% | 104.5% |
| 8位 | スズキ・ワゴンR | 5,076台 | 99.4% | 82.3% |
| 9位 | ダイハツ・ミラ | 4,103台 | 82.1% | 91.6% |
| 10位 | ダイハツ・タフト | 4,040台 | 138.4% | 129.7% |
N-BOXが2万2,000台超、2位スペーシアとの差を拡大
2026年7月の軽自動車販売台数で首位を維持したN-BOXは、6月の19,527台から2,979台増加した。2位のスペーシアとの差も、6月の5,561台から7月は8,623台へ広がっている。
7月17日にはマイナーモデルチェンジしたモデルが発売され、N-BOX CUSTOMのフロントフェイス変更や、N-BOX JOYへの特別仕様車「BLACK STYLE」の設定などが実施された。改良モデルは6月18日に先行公開され、6月22日から先行予約も始まっている。
N-BOXは7月に前月比115.3%まで販売台数を伸ばしており、マイナーモデルチェンジによる商品への関心も販売を後押しした可能性がある。ただし、7月の販売台数には改良前モデルの登録分なども含まれるため、販売増のすべてを商品改良によるものとみることはできない。
2位にはスズキ・スペーシアが入った。販売台数は13,883台、前月比は99.4%、前年比は94.7%だった。
6月の13,966台から83台減少したものの、ほぼ同水準の販売規模を維持している。一方、N-BOXが前月から大きく販売台数を伸ばしたことで、両車の差は前月より広がった。
3位にはダイハツ・タントがランクイン。販売台数は10,235台、前月比は97.6%、前年比は131.5%となった。
6月の10,487台からはわずかに減少したものの、7月も1万台を超えた。前年同月の7,782台からは2,453台増加しており、前年同月比では30%以上の伸びを記録している。
4位にはダイハツ・ムーヴが入った。販売台数は8,125台、前月比は84.2%、前年比は71.9%だった。
6月の9,649台から1,524台減少し、前年同月も下回ったものの、順位は4位を維持している。
また、ムーヴは7月29日に一部改良を実施した。予防安全機能「スマートアシスト」の機能拡充や7インチTFTを用いたメーターの採用など、安全性と利便性が向上している。ただし、発売が月末だったため、7月の販売台数への影響を判断するには今後の推移を見る必要がある。
5位にはスズキ・ハスラーがランクイン。販売台数は7,261台、前月比は90.5%、前年比は100.6%だった。
6月の8,026台から販売台数自体は減少したものの、順位は6位から5位へ浮上。前年同月の7,215台とはほぼ同じ水準であり、7月も7,000台を超える販売台数を確保した。
6位には日産・ルークスが入った。販売台数は7,076台、前月比は81.9%、前年比は120.8%となった。
6月の8,635台から1,559台減少し、順位も5位から6位へ後退した。一方、前年同月の5,860台からは1,216台増えており、前年同月比では20%以上の伸びを確保している。
7位には三菱・デリカミニ/eKがランクイン。販売台数は5,578台、前月比は97.9%、前年比は104.5%だった。
6月の5,697台からはわずかに減少したものの、順位は7位を維持。前年同月も上回っており、5,000台台の販売規模を確保している。
8位にはスズキ・ワゴンRが入った。販売台数は5,076台、前月比は99.4%、前年比は82.3%となった。
6月の5,107台から31台の減少にとどまり、販売台数はほぼ横ばいだった。一方、前年同月の6,170台には届かず、前年比では17%以上減少している。
9位にはダイハツ・ミラがランクイン。販売台数は4,103台、前月比は82.1%、前年比は91.6%だった。
6月から販売台数を減らしたものの、7月も4,000台を超え、トップ10圏内を維持した。スーパーハイトワゴンやクロスオーバータイプが上位を占めるなか、ベーシックな軽自動車として一定の販売規模を維持している。
10位にはダイハツ・タフトが入った。販売台数は4,040台、前月比は138.4%、前年比は129.7%となった。
6月の2,919台から1,121台増加し、順位は12位から10位へ浮上。7月のトップ10では、N-BOXと並んで前月から販売台数を伸ばしたモデルとなった。
タフトでは7月15日に一部改良が実施され、新色の追加や安全・利便装備の強化に加え、「ラギッドベンチャー」「アクティブモード」の2種類の特別仕様車が設定された。商品改良と販売増の因果関係を販売台数だけから判断することはできないものの、7月は商品刷新とトップ10入りが重なった月となっている。
前月を上回ったのはN-BOXとタフト、前年同月比では明暗が分かれる
7月のトップ10を見ると、6月から販売台数を伸ばしたのはN-BOXとタフトの2車種のみだった。
N-BOXは前月から2,979台増加して前月比115.3%、タフトは1,121台増加して138.4%を記録した。それ以外の8車種は、いずれも6月の販売台数を下回っている。
軽乗用車全体でも、7月の販売台数は108,884台となり、6月の112,496台から3,612台減少した。ただし、前年同月比では102.9%となり、前年7月の販売台数は上回っている。
モデル別の前年同月比を見ると、N-BOXは134.7%、タントは131.5%、タフトは129.7%、ルークスは120.8%と大きく伸びた。デリカミニ/eKは104.5%、ハスラーも100.6%となり、前年同月を上回っている。
対して、スペーシアは94.7%、ムーヴは71.9%、ワゴンRは82.3%、ミラは91.6%となった。販売順位だけでは見えにくいものの、前年同月との比較ではモデルごとに異なる動きが表れている。
順位を見ると、N-BOX、スペーシア、タント、ムーヴの上位4車種は6月から変わらなかった。5位以下ではハスラーとルークスの順位が入れ替わり、タフトは6月の12位から10位へ浮上している。
さらに、10位のタフトは4,040台、11位のアルトは4,023台と、その差はわずか17台だった。上位ではN-BOXが2位以下との差を広げた一方、トップ10下位ではわずかな販売台数の差が順位を左右する状況となっている。
7月にはN-BOXやタフト、ムーヴなどで商品改良も実施された。7月後半に発売されたモデルもあるため、その動きが今後の販売台数にどのように表れるのか、8月以降の推移も見ていきたい。