機能性を研ぎ澄ました「アライジング」の進化形
8mmの拡幅で引き出すレーシングフォルム
バリス特有の進化するエアロプログラム、それが「アライジングシステム」だ。RZ34型フェアレディZ用の第1弾として『アライジング1』が披露されたのは、2023年の東京オートサロンだった。

基本的にはボディ下側に装着するアンダースポイラータイプで、純正のスタイリングを活かしながら、空力性能と存在感を高める構成となる。
フロントスポイラーは純正バンパーのボトムラインを前方へ伸ばすようにデザインされ、左右に立ち上がるタービュレーターが特徴。下方への張り出しを30mm程度に抑えることでストリートでの使いやすさも確保しつつ、ハイパーカナードを追加すれば、サーキットでのダウンフォース獲得にも貢献する。

また、RZ34アライジング1の特徴として挙げられるのが、フロントスポイラーやサイドディフューザーなど、基軸となるパーツの素材に『カーボン+(プラス)』を採用していることだろう。真空状態で特殊な樹脂を流し込む、いわゆるインフュージョン製法を用いたカーボン製で、少量の樹脂で強度を確保できるため、軽量かつ高剛性に仕上げられるのだ。

同じくカーボン+製となるクーリングボンネットも、エンジンルームから熱気を効率良く排出する機能パーツ。裏側の骨組みはFRP製で、雨よけのダクトカバーとアルミネットも付属する。

そんなアライジング1をベースに、GTマシンを思わせるエアアウトレットを備えたエアロGTフェンダーと、リヤフェンダートリムを追加したのが『アライジング1 EVO』だ。
エアロGTフェンダーは大胆な造形ながら、片側8mmワイドに抑えられ、リヤフェンダートリムとともに保安基準に適合。純正フェンダーでは難しい10Jホイールの装着も可能とするなど、見た目だけでなく、タイヤ&ホイールの選択肢を広げる機能性も持ち合わせている。

さらに、リヤには車両後方下部の整流を担うカーボン製ディフューザーを設定。バーチカルフィンの有無を選択でき、リヤスポイラーやGTウイングforストリートⅡまで組み合わせれば、前後の空力バランスを考えたトータルコーディネートも可能だ。

大人しく洗練されたRZ34本来のスタイルを活かしながら、空力、冷却、軽量化、そしてワイド化まで機能を積み重ねたアライジング1 EVO。ストリートでの実用性を大きく犠牲にすることなく、RZ34を一気に戦闘ムード漂う姿へと変貌させる。
●取材協力:バリス TEL:042-689-2939
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