高級感を追求した5ナンバーミニバンとして2014年10月に登場
トヨタを代表する人気Mクラスミニバン、ノア&ヴォクシー。ミニバンとしての基本的な機能や使い勝手、走りなど、高い支持を集めていたが、一方で、もう少し高級感、質感を望む声も多かったという。そうした声に応じて誕生したのが、より上質で高級な仕様が施されたエスクァイアだ。2014年1月にデビューした80系ノア&ヴォクシーの兄弟車として、およそ9ヶ月後の2014年10月に販売が開始された。
パワートレーンは、80系ノア&ヴォクシーと同じく2.0Lガソリンと1.8Lハイブリッドの2種類。ガソリン車は2WDと4WDがあり、ハイブリッドは2WDのみとなる。グレードはガソリン車、ハイブリッド車ともにGiとXiの2タイプ。ガソリン車は7人乗りと8人乗りを設定。ハイブリッド車は7人乗りのみ。Giにはクルーズコントロールも搭載される。2016年1月の一部改良時には「Toyota Safety Sense C」が全車に標準装備された。




個性的かつ迫力のある外観
ベースとなる80系ノアに対して、エスクァイアはフロントセクションを全交換したかと思えるほどイメージは異なるが、パーツの変更はグリルのみ。上端と左右両端はクリアクロームで、ヘッドライトまで連なる輪郭をカッチリと表現しつつ、大面積を占めるフィンはスモークメッキを採用。このフィンは面の角度を各々変えることで、寸法以上に奥行きのある豊かな表情を生み出している。なお、ヘッドランプ形状は80系ノアと同じ。80系ノアのアルミ蒸着に対して、エスクァイアはスモーク色に。フロントフォグランプは全車標準装備で、フロントバンパーはフォグランプの内側がブラックアウトの80系ノアに対して、エスクァイアはボディ同色となっている。
サイドビューはクロームとしたドアハンドルと、ステンレス製のベルトモールが特徴。定番的な手法ながら高級感を印象づける上で、このベルトモールは非常に効果的だ。ホイールはガソリン車とハイブリッド車で意匠が異なるものの、両車ともに15インチアルミを標準で装備。80系ノアと共通のデザインながら、シルバーではなくグレーメタリック塗装として差別化が図られている。
リアビューにはメッキタイプのバックドアガーニッシュが付く。リアウインドウの面積を大きくみせると同時に、モール自体が立体的に浮かび上がって見える効果を狙ったデザインだ。また、ボディカラーは高級感のあるオプション色のスパークリングブラックパールクリスタルシャインをはじめ、全7色が用意されていた。



高級感あふれる室内空間
車内には、インテリアパネルからドアトリムまで、上質感のある合皮があしらわれており、嫌みのない高級感に包まれた室内空間が実現されている。ドアトリム上部やメーターリングの金属加飾も効果的だし、センタークラスターのブラック塗装も実に見栄えが良い。ステアリング&シフトノブは、上級グレードのGiが黒木目調加飾&本革のコンビタイプ。Xiが本革巻きと、いずれも高級仕様。インテリアカラーは、Giがブラック×ブラックとバーガンディ×ブラックの2種類、Xiはブラック×ブラックのみ。
また、Giのシート表皮は、夏場は熱くなく、冬場は冷たく感じにくい、昇温降温抑制機能付の合皮を採用。Xiは消臭機能付きのファブリックとなる。シート形状やシートアレンジなどは80系ノア&ヴォクシーと変わらないが、3列目シートのシートバックはホールド性とフィット感を高めたクッションが採用されている。









特別仕様車も設定
2016年1月の一部改良とともに登場した特別仕様車が、Giをベースに内外装をブラック基調とした「Gi “Black-Tailored(ブラックテーラード)”」。エクステリアには、ダークメッキのフロントグリルやフォグベゼルに、スモークメッキのボンネットフードやリアガーニッシュを装備。インテリアはルーフやピラーガーニッシュをブラックで統一。助手席&ドアトリムのオーナメントにピンキッシュゴールドを配し、専用のシート表皮を採用するなど、シックかつ上質感を高めた1台となっている。





