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今日は何の日?■女性に優しいハイトワゴンの4代目ライフ

2003年(平成15)年9月4日、ホンダは4代目へと進化した「ライフ」を発表した(発売は、NA車9月5日、ターボ車10月6日)。4代目は、衝突安全性を高めたボディに、お洒落なデザインや広い室内空間を確保するなど、安心、安全で扱いやすく、環境性能に配慮した軽ハイトワゴンである。
初代ライフはN360後継として登場しながらも僅か4年で生産終了
初代ライフは、1967年3月にデビューして一世を風靡した「ホンダN360」の2代目に相当する「NIII360」の後継として、1971年6月に誕生した。


ライフは、ホンダが空冷エンジンから水冷エンジンに切り替えたモデルであり、パワートレーンは最高出力30ps/最大トルク2.9kgmを発揮する360cc水冷2気筒SOHCエンジンと4速MTの組み合わせ、駆動方式はFFが踏襲された。

全体的に角が取れたソフトでスタイリッシュなスタイリングと優れた性能、静かで広々した室内空間を実現したライフも人気を集めた。ところが、ホンダは1974年に軽自動車事業の生産から一旦撤退することを英断。これは、米国の厳しい排ガス規制(マスキー法)をクリアしたCVCCエンジン搭載の「シビック」が1972年にデビューして世界的に大ヒットしたため、ホンダの生産・開発ボリュームに余裕がなくなったためである。
小型乗用車の生産を始めたばかりのホンダにとって、人気のシビックとライフの両方の生産を行なうことは困難であり、軽自動車でなく収益の大きい小型車を優先したのだ。
23年ぶりに復活した2代目、新規格に対応した3代目ライフ


小型車「シビック」や「アコード」の大成功で成長してリソースに余裕ができたホンダは、1985年に「トゥデイ」で軽自動車事業の復活を果たした。そして、2代目となる「ライフ」も23年ぶりの1997年4月に復活を果たした。
2代目ライフの開発コンセプトは、“セダンとワゴン両方の魅力を合わせ持つクルマ”。高い位置に配備された大型のヘッドライトと、大型のバンパーグリルを装備した、当時ブームとなっていたハイトワゴンとRVを融合したスタイリングだった。
優れた走行性能や扱いやすさ、広い室内空間などRV風の雰囲気を持ったハイトワゴンは、僅か1年半で3代目へと切り替わった。短命となったのは、1年半後の1998年10月に軽自動車の規格変更(ボディサイズ拡大)が実施されたためだ。

軽の新規格対応した3代目「ライフ」は、1998年10月にデビューした。新規格化にともないボディが拡大され、ホンダの提案する“SMALL IS SMART”をベースに、安定感のある親しみやすいスタイルへブラッシュアップされた。さらにインテリアについても広い室内空間が確保され、質感の高いインテリアデザイン、利便性・乗降性に優れた快適な室内空間によって人気を獲得した。
ハートフル・テクノロジーを謳った4代目ライフ


2003年9月のこの日に発表された4代目「ライフ」は、まず発表の翌日にNA(自然吸気)車が、ターボ車が翌10月から発売された。4代目ライフは、“ハートフル(心優しい)・テクノロジー”をキーワードに、安心、安全、環境性能に加えて、女性ユーザーを意識したお洒落なデザインと使い勝手の良さをアピールした。


ボディは先代とは異なり、女性ユーザーを意識した丸みを帯びた優しいデザインに変貌。各タイヤを四隅ぎりぎりに配置して、2420mmというロングホイールベースにより、高い走行安定性と広く快適な室内空間を実現。また、ボディには車相互の衝突時に、衝突エネルギーをエンジンルームで効率よく分散・吸収する“コンパビリティ対応ボディ”が採用され、衝突安全性の高さが4代目の特徴でもあった。


パワートレーンは、新開発となる3気筒SOHC i-DSIで、最高出力52ps/最大トルク6.4kgmのNA、64ps/9.5kgmのインタークーラーターボの2種エンジンと、4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFと4WDが用意された。
車両価格は、95.0~117.0万円(NA車)/106.5万~128.0万円(ターボ車)に設定された。4代目ライフは、発売年10月には軽乗用販売台数でトップに立つ、好調な販売で滑り出した。
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4代目ライフがデビューした2000年当時は、ハイトワゴン市場を開拓したスズキ「ワゴンR」とダイハツ「ムーヴ」の2強が軽市場を席巻していた。ライフは、その後5代目まで販売されて人気はあったものの、2強には及ばなかった。しかし、2011年12月にライフの後継となる「N-BOX」の登場によって、ついにスズキとダイハツを凌駕することに成功したのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。







