1/24 バリバリ伝説 聖秀吉/スズキ GSX750S KATANA 完成品バイク……4,290円(税込) メーカー型番:HJB240202BD
予約受付:~2026年09月03日22時59分/発売予定:2027年1月以降







1965年、東京・代々木にミニカーショップとして開店以来、「ホビーを求め、ホビーを愛する人々に、世界のホビーを紹介したい」をモットーに、店舗展開、出版、ウェブメディア、ホビー商材、アナログゲームの開発・販売、フィギュア、キャラクター開発など“総合ホビー企業”へと成長を遂げた「ホビージャパン」。
同社から人気のバイク漫画『バリバリ伝説』に登場する主人公・巨摩 郡(こま ぐん)仕様の赤いホンダCB750F改、1/24スケールダイキャスト完成品モデルが新登場した。
今回、ホンダCB750F改に続き、巨摩 郡(こま ぐん)のライバルであり“同士”でもある聖秀吉(ヒジリ・ヒデヨシ)の愛車・スズキGSX750S KATANA改を忠実に再現した1/24スケールのダイキャスト完成品もラインナップ。
フロントホイール19インチ版の初期型GSX750Sをベースに、ヨシムラ製サイクロンマフラー、1100用ローハンドル、フロントスクリーン、フロントフェンダーのレス化、フロントスタビライザーなどでカスタマイズするなど、劇中のフォルムを忠実に再現。オリジナルパッケージ、専用台座、クリアケースも付属。
●素材:ダイキャスト(亜鉛合金)/ABS/TPR(熱可塑性ゴム)
●パッケージサイズ:約W135mm x D70mm x H80mm
メーカー公式WEBサイト https://www.posthobby.com/SHOP/4981932089362.html
国内規制でスクリーンなし。アップ型の“耕運機ハンドル”を採用したGSX750S


スズキの名車・GSX1100Sカタナはドイツのケルンモーターショーで発表され、1981年に世界デビューした輸出仕様車。日本刀をイメージした流れるようなシャープで完成されたデザインは、世界的デザイナーのハンス・ムート率いるターゲットデザインが担当した。
当時の日本は国内メーカーの自主規制により、排気量750ccを超えるバイクの発売を自粛。日本のユーザーに向け、スズキがGSX1100Sカタナの国内版として発売したのが、空冷4ストローク並列4気筒DOHC 4バルブ749ccエンジン(エンジンのベースはGSX750E)を搭載したGSX750S。
当時の国内規制に対応するため、ハンドルはセパレート型ながらアップタイプに変更され、フロントスクリーンは無装着。加えてフロントカウル下の黒いアンダーフィンもなし。
GSX1100Sカタナにマッチしたローポジションのハンドルとは異なり、ミスマッチなGSX750Sのアップハンドルは、「耕耘機ハンドル」と揶揄(やゆ)された。
初期型のGSX750Sが登場した時、750Sに1100Sカタナ用のスクリーンとハンドルを装着するカスタムが流行。当時の警察当局は、これらのカスタムを不正改造とみなし、取り締りを実施。捕まったユーザーやバイク好きの間では「昭和の刀(カタナ)狩り ※注1」と囁かれた。
※注1:そもそも「刀狩り」とは1588年、豊臣秀吉が一揆の抑え込みと身分秩序の確立のため、諸国の農民などが刀や脇差などの武器を持つことを禁じ、大名家臣に回収を命令した政策。
劇中で聖秀吉は、「昭和の刀(カタナ)狩り 」の対象だった1100Sカタナ用(と思われる)のスクリーンとローハンドルを装着。“秀吉(ヒデヨシ)”という名は、その昔「刀狩り」を行った豊臣秀吉にちなんだのか? それは筆者的に定かではない。
なお2026年現在、750Sに1100Sカタナ用のスクリーンとハンドルを装着した場合、「構造変更」の申請をすれば基本的に車検も通るし、違法改造にも問われない。詳しくは下記ページ参照!
グンがロードレース最高峰・世界GP500cc(現在のMotoGP)チャンピオンに到達するまで続いたヒデヨシ(聖秀吉)の存在感


「バリバリ伝説」における関西弁のヒデヨシ(具体的な出身地は不明だが、おそらく兵庫県神戸市周辺だと推測)は、主人公・グンが通う高校の同級生(高校3年生時にヒデヨシが転入)であり、大垂水峠(東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区を結ぶ国道20号線)を走る街道レーサーの宿敵であり、互いに毛嫌いする犬猿の仲。
一方で鈴鹿4耐で優勝したペアライダーであり、ヒデヨシ亡き後は永遠の良きライバルであり、グンの心の友でもある。
グンは大垂水峠のバトルでは、「裏六甲(神戸市にある六甲山)のウンチーニ(スズキの元ワークスライダー)」と呼ばれた(劇中ではあくまでもヒデヨシ本人談)ヒデヨシが駆るスズキGSX750S KATANAの後ろを追い回すのみで(その天才的なライディングを盗み取っていた)、一度もブチ抜くことができなかった。
ヒデヨシは鈴鹿4耐優勝後、ポップ吉村に認められ、ヨシムラワークス入りが決定。「峠でノッポ(小柄なヒデヨシが長身のグンを呼ぶあだ名)とバトルするのは今日で終わり。握手してくれ」と“意味深”な行動と言葉を残した後、グンの目の前でクルマと正面衝突(反対車線の転倒バイクを避けようとした)して逝去。
ファンの間では「グンとヒデヨシは街道レーサーを卒業し、ともにサーキットで切磋琢磨するのだろう」「最後は耐久レーサー(ヒデヨシ)、スプリントレーサー(グン)として頂点を極めた2人が、“本当の勝者”を競い合うのかな」等々、様々な憶測を呼んだが、ヒデヨシは突如、劇中から退場した。
後にその理由について作者・しげの秀一氏は「ヒデヨシの存在がデカくなりすぎて主人公を食い始めたため、やむなく退場させた」「本当は二人の生き様を描いてあげたかったが、話のテンポ等の都合上無理だった」と明かしている。
読者の“ヒデヨシ愛”とヒデヨシの存在感は、彼が退場後も極めて大きく、単行本第35&36巻では幻として再登場。また最終回(38巻)では「グンが駆るホンダワークス・NSR500の前を走るのは、ラルフ(劇中では世界GP500ccクラス・ヤマハワークスライダー)のYZR500ではなく、ヒデヨシのカタナかも知れません」と語られた。
「バリバリ伝説」のコミックは全38巻。1986年にはヒデヨシが退場するまでの高校時代を描いた「Part I 筑波篇」と「Part II 鈴鹿篇」がオリジナルビデオアニメとして制作。当時はアイドル歌手として活躍していた荻野目洋子が主題歌とヒロイン・歩惟役の声優を担当し、大きな話題となった。
翌1987年には大好評だった「Part I 筑波篇」と「Part II 鈴鹿篇」を再編集し、映画版として劇場公開(日本ヘラルド配給)。同作品は2023年にDVD&BD化されて販売された。
2026年8月現在、「U-NEXT」では上記の映画版、Part I 筑波篇、Part II 鈴鹿篇を公開中。興味のある人はぜひチェックしてみるべし!
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