トライトンやアウトランダーPHEVの優れた操縦性と力強い走破性を披露!

ラリー北海道は、帯広市を拠点に十勝エリアの林道やダートコースを舞台として開催される国内有数のグラベルラリー。今大会では総走行距離665.00km、競技区間(スペシャルステージ、SS)115.76kmにわたり熱戦が繰り広げられた。

コースは全体的に速度域が高く、道幅の狭い林道やオフロードサーキット、野球場の跡地を利用したスーパーSSなど、様々な道で競われた。ラリー開催前には雨が降り、期間中は晴天だったため、路面の変化を見極めることが難しいコンディションとなった。また、すべてのクラスを合わせると80台近くが走行するため、2度目、3度目の走行となるステージでは道が荒れたり深い轍ができるなど、路面の状態変化への対応力も求められた。

哀川翔総監督が率いるフレックスレーシングは、スペシャルステージで5度のベストタイムを記録するなどクラス首位争いを展開。激戦の末、終盤に惜しくもリタイヤを喫したが、「トライトン」の優れた操縦性と力強い走破性を見せつけた。

「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TYRES」の川畑真人選手

また、電動クロスオーバーSUV「アウトランダーPHEV」で出場した三菱自動車の社員有志によるラリーチームは、XC-2Sクラスで4位完走。同チームは前戦のラリーイーストイブリ(北海道胆振地方)でクラス優勝を果たし、2026年のXCRスプリントカップシリーズのXC-2Sクラスチャンピオンを確定させている。

「三菱自動車社員有志ラリーチーム」の浅井明幸選手

クスコレーシングの柳澤宏至選手/加勢直毅選手は序盤から安定したペースで走行し、SS4でクラス3番手に浮上すると、SS6でクラスベストタイムをマークする力走を見せた。柳澤選手は前を行く川畑選手との差を縮めながら、初日を3番手でまとめた。競技2日目は、リタイヤを喫した川畑選手に代わってクラス2番手に浮上し、そのままゴール。1勝を含む、4戦連続での表彰台フィニッシュとなった。

「SUSCO Racing」の柳澤宏至選手

圭ラリープロジェクトの竹岡圭選手/山田政樹選手は序盤をクラス6番手でスタート。難しいコンディションによりサバイバルの様相を呈するラリーで、しっかりと生き残り4番手に浮上した。競技2日目最初のSS9「SSS IKEDA 1」ではクラス2番手タイムをマークするなど、速さを見せて最終的に3位でフィニッシュ。今シーズン初表彰台を獲得した。

「圭rallyproject」の竹岡圭選手

哀川翔総監督が率いるフレックスレーシングの川畑真人選手/中田昌美選手は、初日の8SS中、3SSでクラスベストタイムをマークする力走。初日を終えた段階で首位から6秒差のクラス2番手につけた。競技2日目のSS9、SS10で連続ベストタイムを刻み、いったんはクラス首位に立ったが、トヨタ・ハイラックスを駆るライバルの番場彬選手が再逆転。秒差の戦いは最終盤へともつれ込む形に。SS12終了時点での差は3.0秒。果敢に前を追った川畑選手だったが、SS13「TOKACHIGAWA 2」でコースアウトを喫し、ここで惜しくもリタイヤという結果となった。

すでに前戦でクラス王座を射止めている浅井明幸選手/古川和樹選手は、引き続き「アウトランダーPHEV」でXC-2Sクラスに参戦。リスクを避けながら完走重視のペースを維持しつつ、SS8「RIKUBETSU LONG 3」ではクラスベストタイムもマーク。4番手で初日をまとめrた。2日目はサスペンションのセットアップを変更し、3番手を走る北島広実選手を捉えるべくアタックを敢行したが、短い走行距離では逆転にまで至らず、クラス4位でフィニッシュした。

三菱自動車の社員有志ラリーチーム、浅井明幸選手コメント

「すでにXC-2Sクラスのシリーズチャンピオンを確定させています。ラリー北海道では完走にホッとひと安心したものの、表彰台を逃したことは悔しいです。『アウトランダーPHEV』は四輪制御システムが優れており、路面の変化に対しても的確に制御してくれており不安はありませんでした。最終日はリヤサスペンションのセッティングを変更したことで荒れた路面での不安定な挙動が抑えられ、さらにペースアップすることができました」

XCRスプリントカップシリーズRd.6 RALLY HOKKAIDO
【XC-2クラス成績】
1位:番場彬選手/宮本大輝選手(トヨタ・ハイラックス)1時間31分35秒3
2位:柳澤宏至選手/加勢直毅選手(三菱トライトン)1時間31分50秒5
3位・竹岡圭選手/山田政樹選手(三菱トライトン) 1時間38分51秒3
【XC-2Sクラス成績】
1位:寺川和紘選手/石川美代子選手(マツダCX-60)1時間33分51秒2
2位:藤野秀之選手/玉城詩菜選手(スバル・フォレスター)1時間36分37秒8
3位:北島広実選手/鈴木裕選手(マツダCX-60) 1時間38分11秒3