JEEP AVENGER
欧州主要市場でB-SUVセグメントの上位に

「ジープ アベンジャー」は、欧州の顧客を想定して設計され、同地域内で生産されるBセグメントSUVだ。全長約4mのコンパクトなボディに、高い走破性能や機能性を取り入れた。ジープによるとアベンジャーは初代の登場以来、累計29万台を超える受注を獲得した。
2026年1~8月には、欧州の主要市場における販売台数でBセグメントSUVの上位に入った。特にイタリアではSUV全体で首位となり、全セグメントを通じたモデル別販売でも2位を記録している。2026年5月に開始された新型アベンジャーの受注は現在好調が続いているという。
「本物らしさ」をテーマにした新CM

新型アベンジャーの新たな広告キャンペーンが、「Incredibly Real」である。ジープはこのキャンペーンを「本物であることへの賛歌」と位置づけている。AIによって生成されたコンテンツが身近になり、現実とフィクションの境界が分かりにくくなった現代がテーマとなっている。
9月7日からジープの公式ウェブサイトとSNSで公開されているCMの舞台はアルプスの山岳地帯。アベンジャーが険しい道や急斜面、人里離れた場所を走行する様子を、マーモットやクマ、アルプスヤギ、川魚といった生きものたちが見守る。動物たちはアベンジャーの走りを目にして、現実に起きていることなのか、それともAIによって生成された映像なのかと疑問を口にする。
険しい山岳地帯を知るアルプスヤギや、水中から車両を見つめる魚など、自然環境に適応した動物たちを登場させることで、アベンジャーの走破性能を印象的に描いている。
AIが生み出した動物と現実を走るアベンジャー

物語が進むにつれて、動物たちは目の前で起きていることが現実なのか、デジタル技術による映像なのか、判断できなくなっていく。
CMの終盤で、ドライバーがアベンジャーの走行はリアルであると答える。一方、アベンジャーについて話していた動物たちはAIによって生成された存在であることが明かされる。現実の環境を実際に走行するアベンジャーと、人工的に生み出された動物たちを対比させる構成だ。
内外装を刷新した新型アベンジャー

新型アベンジャーでは、「Design to function(機能に基づくデザイン)」というジープのデザイン原則を踏襲した。車体周囲にはプロテクションを配置し、周囲をボディで保護するように配置したヘッドライトに加え、素材自体に色を練り込んだ「モールド イン カラー」のスキッドプレートを装着。エクステリアの特徴となるだけでなく、軽微な接触による損傷を抑える機能性も備える。
ジープを象徴する「7スロットグリル」にはLEDバックライトを追加し、新たなライトシグネチャーを形成した。インテリアについても素材を見直し、外観や手触りを含む室内の質感向上を図っている。
ガソリン、eハイブリッド、BEV、4xeを設定

パワートレインには、新たに加わったガソリンターボ仕様のほか、eハイブリッド、BEV、四輪駆動の「4xe」をラインナップ。MTとAT、FWDとAWDを設定し、用途や走行環境に応じて選択できる構成とした。またFWDを含む全グレードに、路面状況に応じて走行モードを選択できる「セレクテレイン」も装備している。
最高出力145PSの4xeは、1.2リッターターボエンジンに6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)、駆動モーターを組み合わせる。後輪には最大1900Nmのトルクを伝達し、グラベル路面では勾配40%、前輪がグリップを失った状態でも勾配20%を走破できるとしている。
装備面では、交通状況や車速に合わせて配光を自動調整するLEDマトリクスヘッドライトや、レベル2相当の先進運転支援システム(ADAS)を採用。車両周辺を上から見下ろしたように表示する360度ビュー対応のフロントカメラ、10.25インチのタッチスクリーン、ワイヤレス接続によるAndroid AutoとApple CarPlay、OTAアップデートなどにも対応する。
新型ジープ アベンジャーの走りを動画でチェック!
