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今日は何の日?■スーパーシビックの商用バン登場

1979年(昭和54)年9月28日、ホンダは5年ぶりにモデルチェンジした2代目「シビックバン」を発表(発売は、10月6日)した。初代バンは、1974年11月に初代「シビック」ベースで誕生し、2代目バンはひと回り大きくなった2代目シビック(スーパーシビック)ベースで開発され、より実用的な本格バンへと進化した。
初代シビックの派生車として追加されたシビックバン


1972年7月にデビューした初代「シビック」は、“俊敏なベイシックカー、世界の街にスタート!”のキャッチコピーで誕生した。1973年12月には、CVCCエンジンを搭載した「シビックCVCC」を追加。CVCCエンジンは、当時世界一厳しい米国排ガス規制(通称、マスキー法)を世界に先駆けてクリアした低排ガスエンジンであり、シビックは世界的に高い評価を受けて大ヒットした。

そして1974年11月に、派生車の商用車「シビックバン」がデビューした。エンジンはCVCCではなく、標準仕様の最高出力73ps/最大トルク10.5kgmを発揮する1.5L 直4 OHVを搭載。トランスミッションは4速MTおよび3速ATが組み合わされ、駆動方式はベースシビックと同じFFだった。
初代シビックバンは、台形を基調にしたモノコックのコンパクトボディに、積み下ろしの容易な5ドア、短い全長とオーバーハングを採用。コンパクトながら、積載量400kgとFF機構を生かした低くフラットな荷室床面が特長だった。
車両価格は、58.0万円/64.5万円/70.0万円に設定された。
ボディがひと回り大きくなった2代目“スーパー”シビック
1979年7月に、「シビック」は初めてのモデルチェンジで“スーパーシビック”こと、2代目シビックへと進化した。スーパーシビックは、初代を超えるモデルという意味を込めたキャッチコピーだ。

ひと回り大きくなったボディと厚みあるバンパー、メッキ枠の中に配した丸目ヘッドライトなど、初代のイメージをキープしながらも、より上質感をイメージさせるフォルムに変貌。インテリアについても、広いキャビンと使い勝手のよいスイッチ類など、先進的な試みが図られていた。
パワートレーンは、最高出力68ps/最大トルク10.0kgmを発揮する1.3L 直4 SOHC CVCCエンジン、および80ps(スポーティグレードは85ps)/12.3kgmの1.5L 直4 SOHC CVCCエンジンの3種エンジンと、4速/5速MTおよびホンダマチックが組み合わされ、駆動方式はFFが踏襲された。
車両価格は、72.1万~90.5万円(1.3L車)/78.1万~93.2万円(1.5L車)に設定。当時の大卒初任給は11万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約151万~189万円/163万~195万円に相当する。
2代目シビックは、ボディが大型化したにもかかわらず、車重はほとんど増えていなかったので俊敏な走りは健在だった。ただ、販売実績は初代には及ばなかった。
2代目シビックベースのシビックバン

2代目「シビック」発売の2ヶ月後の1979年9月のこの日、シビックベースの2代目「シビックバン」が発表され、翌月から発売された。2代目シビックバンは、広い荷室や乗用シビックのもつ洗練された質感、快適な居住性などをそなえた、総合性能の高い新世代商用車だった。

2代目シビックバンは、ベース変更に伴いフロントマスクは変更され、初代よりも全長は約150mm長く、ホイールベースは70mmほど拡大。これにより、荷室は長さ90mm、幅は60mmそれぞれ拡大され、長尺物やかさばる物も積めるよう、余裕ある積載能力が確保された。


パワートレーンは、最高出力70ps/最大トルク10.7kgmの1.3L 直4 SOHCエンジンと4速MTの組み合わせ。駆動方式は、FFが踏襲された。

車両価格は2グレードで、68.0万円/74.5万円に設定。現在の価値では約142万円/156万円に相当する。2代目シビックバンは、初代に比べてボディが拡大され荷室も大きく、実用性の高い本格的な商用バンとなった。ただし、当時はトヨタ「カローラバン」や日産「サニーバン」、三菱「ランサーバン」がバン市場を席巻しており、後発のシビックバンの販売は限定的だった。

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2代目「シビックバン」は、その後マイナーチェンジを行ないながら1983年10月の3代目「シビック」へのフルモデルチェンジに伴い販売を終了。以降は、商用バンの役目を「シビックプロ」に譲った。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
