周囲の反対を押し切り、鮮烈なピンクへオールペン!

左右にマフラーを配置することで、均整の取れたフォルムを実現。ホイールはパールホワイトにペイントされ、ピンクのボディをより鮮やかに見せる。

スーパーカブC125は純正の美しいスタイリングを生かしたカスタムも多いが、メリルさんの愛車はそんな定番路線とは真逆。ハンバーグ師匠が仕上げたハンターカブをオマージュし、ボディを鮮烈なピンクへオールペンしている。

しかも、ただ外装の色を変えただけではない。アルミ製のガードパーツやボルト類にもピンクのアルマイトを取り入れ、車体各部を細かくカラーコーディネート。対してホイールはパールホワイトにペイントし、ピンク×ホワイトの明るい配色で全体をまとめ上げた。

さらにスクリーン周辺には数多くのステッカーを配置。ピンクのボディカラーと相まって、どこから見ても強烈なキャラクターを主張する。周囲から反対意見もあったという大胆なカラーリングだが、ここまで徹底すれば立派な個性。C125のイメージを大きく変えることに成功している。

リヤ周りをスッキリ見せる大胆な灯火類カスタム

細部の処理にもメリルさんならではのアイデアが詰まっている。リヤ周りでは純正テールランプを取り外し、その部分をスムージング。ハーレー純正のテールランプ一体型ウインカーを採用することで、余計なパーツを目立たせないスッキリとしたリヤビューを作り上げた。

ハンドル周りも独創的だ。ハンドルバーをカットしてマウントベースを自作し、左右ミラーの根元へステーで固定。そこには2台のスマートフォンを常設し、それぞれ車載カメラの操作用とナビ用として活用する。さらにデイトナ製の油温計を追加し、エンジンコンディションもチェックできるようにしている。

見た目のインパクトだけを追求するのではなく、実際に乗るうえで必要な装備を自分なりの方法で組み込んでいるのが面白い。派手な外観に目を奪われるが、細部を見るほど工夫の多さが伝わってくる。

ヨシムラをベースに左右2本出しマフラーをワンオフ!

このC125でもうひとつ見逃せないのが、左右からサイレンサーが顔を出す2本出しマフラーだ。ベースとなったのはヨシムラ製C125用マフラー。そこへモンキー125用マフラーをカットして溶接し、オリジナルの左右2本出し仕様へと作り替えている。

左右へマフラーを振り分けることでリヤから見たバランスも整い、ドレスアップ面でも大きな効果を発揮。市販マフラーをそのまま装着するのではなく、さらに手を加えて自分だけのスタイルへ仕上げているところが、この車両らしいポイントだ。

エンジンにはSP武川製ビッグスロットルボディとハイカムを組み込み、エニグマで制御。つまり、このC125は見た目だけのカスタムではない。鮮烈なピンクの外装、独創的な装備、ワンオフの2本出しマフラー、そしてエンジンチューンまで盛り込んだ、メリルさんのこだわりが凝縮された1台なのだ。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.11」
■日時:2021年11月14日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】