
カブらしさを残したまま“純ベタ”を実践!
カブカスタムは自由とはいえ、人気のスタイルや定番メニューは存在する。そんな流れにそのまま乗るのではなく、ぎょーざさんが追求したのはカブ本来の姿を残したカスタム。なかでも大きなテーマとなっているのが、四輪カスタムでいう“純ベタ”だ。外観は純正の雰囲気を色濃く残しながら、強烈なローダウンによってカスタム感を引き出している。

ホイールにはタイカブ用のキャストタイプを採用し、ホワイトにペイント。スポークホイールが定番のカブにあえてキャストを組み合わせながら、車体全体の色使いを整理することで違和感なく馴染ませている。さらに前後へ60/90サイズの扁平タイヤを組み合わせ、車高の低さを一段と強調。純正シルエットを大きく変えずに、足元の変更で独自のスタイルを作り上げた。
フロント75mmダウン、リヤはエアサスを投入

低さの決め手となるフロントは、インナースプリングを60mmカットし、さらに15mm突き出すことで合計75mmのローダウンを実現。一方のリヤは単純に車高を固定してしまうのではなく、エアサスを投入している。装着されるのはハーレークラスを想定した汎用品で、カブの車重ではフルダウンしないため、最後は体重をかけて押し込むという。

エアサスはシンプルさを優先してタンクレス仕様とし、コンプレッサーをセンターキャリア部分に配置。さらにブラックアウトすることで存在感を抑えている。車高調整ができるため、極端なローダウンスタイルを楽しみながらも、遠方のイベントには自走で参加。見た目の低さだけに振り切らず、“乗れるカスタム”として成立させているのがポイントだ。
ラッピングと色使いで「イジっている感」を抑える
もうひとつの見どころが、ボディ各部に施されたラッピング。お気に入りのキャラクターを大きく取り入れているものの、ただ貼り込むのではなく、ボディラインに合わせてレイアウトすることでスマートにまとめている。深いグリーンの車体にホワイトのレッグシールドとホイールを合わせ、グリップやクリアレンズなども含めて全体のカラーバランスを整えた。

さらに各部のメッキパーツをブラックアウトするなど、目立たせる部分と抑える部分を明確にしているのも特徴。レッグシールド内側の腹下にはフォグランプまで追加されているが、普段は目立ちにくい位置に収められている。ローダウン、エアサス、キャストホイール、ラッピングとメニューだけを見ればかなり派手。それでも全体をスッキリ見せているところに、このカブ最大のセンスが光っている。
撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.12」
■日時:2022年5月1日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
【モトチャンプ】