
現行CT125をベースに往年のCT90をオマージュ
現行CT125ハンターカブの立派な車格を活かしながら、往年のCTシリーズを思わせるスタイルへとアレンジ。まず目を引く鮮やかなイエローはオールペンによるもので、かつて輸出モデルとして存在したCT90を彷彿させる色合いを狙っている。サイドカバーのロゴも純正の「CT125」ではなく、US仕様を意識した「TRAIL125」とするなど、細部までイメージ作りに抜かりはない。

一見すると大掛かりなカスタムに見えるが、CT125本来のシルエットは大きく崩していないのもポイント。現行モデルの使い勝手を残しながら、カラーや装備の変更によって旧車的な雰囲気を引き出している。単なるレトロ化ではなく、「昔のCTが現代まで進化していたら?」と思わせる自然な仕上がりだ。
大型デュアルヘッドライトでフロント周りを大胆チェンジ

このマシン最大のアイキャッチが、フロントに据えられた大型のデュアルヘッドライトだ。専用品ではなく市販のBAJAタイプを採用し、意外にも小加工で装着できたという。縦に並ぶ2灯ライトとヘッドライトガードの組み合わせによって、ノーマルとはまったく異なるタフな表情を獲得。CT125のボリュームある車体にも負けない存在感を放っている。

タイヤにはCT110純正装着のIRC製FB3をチョイス。オフロードテイストの強いパターンによって足元の印象も大きく変化した。さらにSP武川製スクランブラーマフラーを組み合わせることで、CTシリーズらしい機能的でレトロな雰囲気を強調。見た目を派手にするのではなく、ひとつひとつのパーツで狙った世界観を作り上げている。
レトロな見た目だけでなく走りと実用性もアップ
足周りにも手が入り、スイングアームはNUI製アルミタイプへ変更。リヤショックにはYSS製を組み合わせ、スタイリングだけでなく走行性能の向上も狙っている。シートは以前、CT90を意識して白いパイピング入りを使用していたそうだが、取材時には落ち着いたブラックレザー仕様へ変更。カスタムを楽しみながら少しずつ現在の姿へと進化してきた。

リヤにはフルフェイスヘルメットも収まるアルミ製トップケースを装備し、ハンターカブらしい実用性もしっかり確保。オールドCTを思わせるカラーリングとディテール、BAJA風のフロントマスク、そして現行CT125ならではの使いやすさを融合した、まさに“現代版CT90”と呼びたくなる一台だ。
ディテールチェック

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.12」
■日時:2022年5月1日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
【モトチャンプ】