FWDモデルは新たにRWDに変更。一充電航続距離は従来の470kmから620kmに大幅アップ!

全長4455×全幅1875×全高1615mmのボディサイズ、2720mmのホイールベースは従来のアット3から変わっていない

「アット3」は、2023年1月にBYDの日本市場における乗用車第1弾として発売したミドルサイズSUV。日本市場への導入以来、取り回しやすいボディサイズと広い室内空間、EVならではの走行性能や先進装備などを備えた、BYDの国内ラインアップを代表するモデルのひとつとして販売されてきた。

このたび登場した大幅改良版には車名に「EX」を添える。「EX」には、同社がアット3 EXで目指す3つの価値、「EXTEND(生活を広げる)」「EXPLORE(選択肢を広げる)」「EXPERIENCE(体験を広げる)」という意味が込められている。

RWDモデルでは、一充電走行距離を従来の470kmから620km(WLTCモード)へ大幅に伸長することで「生活を広げる」。新たにAWDモデルをラインアップすることで、走る場所や用途の「選択肢を広げる」。そして、AWDモデルに採用した車載温冷庫をはじめとする新たな快適装備によって、クルマと過ごす「体験を広げる」。「毎日を、もっと広げる。」をコンセプトに、日常からロングドライブまで、これまで以上に幅広いライフスタイルに応えるBEVへと進化した。

駆動方式は従来のFWDから新たにRWDに変更。モーター最高出力を150kW(204ps)から230kW(313ps)へ大幅に向上させたほか、サスペンションにはフロントにデュアルボールジョイント式マクファーソンストラット、リヤに5リンク式サスペンションを採用し、高出力化に対応した足まわりへと刷新することで、パワフルな走りと安定したハンドリングの両立が図られた。

さらに、新たに設定されやAWDモデルには、フロントに100kW(136ps)、リヤに230kW(313ps)のモーターを搭載し、総合で449ps/560Nmを発揮。0-100km/h加速は4.0秒を実現し、走りの選択肢を大きく広げた。

「アット3 EX」では、現行モデルで採用していたバッテリーパックと車体がそれぞれ独立した構造のCTP(Cell to Pack)から、BYD独自のCTB(Cell to Body)へ変更。CTBでは、バッテリーを車体構造の一部として活用することで、キャビンスペースの拡大とボディ剛性を向上した。さらに、ボディには約74%の高強度鋼を採用し、7つのエアバッグとあわせて乗員保護性能を高めている。

安全・運転支援機能についても、ADASのセンサー構成を従来の3つのミリ波レーダーと1つのフロントビューカメラから、5つのミリ波レーダーと1つのフロントビューカメラに強化。安全・運転支援機能を拡充させている。また、新たにドライバーの疲労や注意散漫などを検知するドライバーモニタリングシステム(DMS)や、幼児置き去り検知システム(CPD)も採用した。CPDは車内のミリ波レーダーによって、車内で動く生命体を検知し、警告や空調作動などによって、車内に取り残された子どもなどの早期発見・救助をサポートする。

快適性・利便性についても大幅にアップデート。AWDモデルの前席センターコンソールには、容量4.5Lの車載温冷庫を設置。保温は35℃~50℃、冷蔵は-6℃~6℃の温度設定可能で、日常のさまざまなシーンで活躍する。さらにフロントおよび前席ドアに防音ガラス、前席シートベンチレーションやステアリングホイールヒーター、50Wワイヤレス充電など、日常の快適性を高める装備も充実させた。ボンネット下には95Lのフロントトランク(フランク)を新たに設置。BEVならではのパッケージングを活かして実用性を高めている。

BYD「アット3 EX」モデルラインナップ
・アット3 EX(RWD):437万8000円[620km]
・アット3 EX AWD:487万3000円[550km]
※価格は消費税込み。[ ]内はWLTCモード一充電航続距離