メキシコ仕様には総合で350ps/660Nmを発揮する1.5LターボPHEVを搭載。最大75kmのEV走行に加え、約1000kmの総航続距離を実現

日産は1934年に発売した「ダットサン13型トラック」以降、140以上の市場で累計1500万台以上のピックアップトラックを販売してきた。新型「フロンティア プロ/ナバラ プロ」は、日産が90年以上にわたり培ってきたピックアップトラックの技術や知見を受け継ぐ新世代モデル。パワートレーンは、投入する市場のニーズに合わせて、プラグインハイブリッド(PHEV)と、内燃機関(ICE)を設定し、優れた走行性能と実用性、快適性を提供する。

同モデルは、中国における日産の合弁会社である鄭州日産汽車有限公司が設計、開発、生産を担っている。日産として初めて中国で開発・生産し、グローバル市場へ輸出するモデルであり、日産のグローバルな品質・耐久信頼性基準に基づいて開発・生産されている。

「フロンティア プロ/ナバラ プロ」は、仕事だけでなく家族との移動など、日常生活からレジャーまで幅広い用途に対応できる5人乗りのピックアップトラック。タフで力強いデザインと、広々とした室内空間を備え、実用性と快適性を両立させている。各市場のニーズに合わせて、1.5Lと2.0LのPHEVパワートレーンに加え、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載したモデルも設定される。PHEVモデルには、車両のバッテリーに蓄えた電力を外部機器へ供給できるV2L(Vehicle to Load)機能を採用し、アウトドアや作業現場などさまざまな用途に活用できる。

「フロンティア プロ PHEV」は、日産のミッドサイズピックアップラインナップのなかで最も大きなボディサイズとなる。全長5494×全幅1960×全高1945mmで、ホイールベースは3300mm。このサイズにより、広い室内空間を実現。最大90度まで開く後席ドアの採用によって優れた乗降性を実現している。

エクステリアは、フルLEDライトや発光式の日産エンブレム、18インチアルミホールを採用し、上級の「プラチナム」グレードには電動サイドステップも装備する。インテリアには14.6インチのセンターディスプレイとデジタルメーターを配置し、快適性と利便性を高めている。また、遮音ガラスや防音材の採用により、エンジン音やロードノイズ、風切り音を低減し、静かで上質な室内環境を実現しています。さらに「プラチナム」にはフォーカル製プレミアムオーディオや、マッサージ機能付きの運転席など、より快適性を向上させる装備を採用している。

このたびメキシコに投入する「フロンティア プロ PHEV」は、1.5Lターボエンジンと電動モーターに加え、外部から充電できる20kWhの高出力リチウムイオンバッテリーを組み合わせたパワートレーンを搭載。エンジンと電動モーターをそれぞれ単独または組み合わせて作動させることで、様々な走行状況に適した出力・トルクを発生。システム総合で350ps/660Nmを発揮し、電動モーターならではの力強い加速性能と滑らかな走りを実現する。

最大75kmのEV走行距離に加え、約1000kmの総航続距離を誇り、日常の移動から長距離移動まで幅広く対応できる。ドライブモードはHybrid、Sport、Electric、Snowの4モードが設定され、回生ブレーキ力を3段階から選択でき、走行状況に応じて減速度やエネルギー回収量の調整が可能だ。

走破性や実用性も上々だ。メキシコ仕様の「フロンティア プロ PHEV」にはリヤデファレンシャルロック機構を備えた4WDシステムと、232mmの最低地上高によって高い悪路走破性を実現。また、最大3.5トンの牽引能力と最大815kgの積載能力を備え、タフな用途にも対応可能だ。リヤサスペンションはマルチリンク式を採用し、ピックアップトラックに求められる高い実用性と快適な乗り心地を両立している。

「フロンティア プロ PHEV」は、中南米市場のユーザーニーズや使用環境を反映するため、メキシコの道路環境や気候条件、ユーザーの使用環境を考慮しながら10万kmを超える走行評価を実施。パワートレーンについては、多様な条件下での加速性能やバッテリーの充電管理、高地での登坂性能を確認し、サスペンションやステアリングは、操縦安定性と快適性の最適なバランスを追求して開発された。ブレーキシステムについても、自然な制動フィーリングと回生ブレーキとの滑らかな協調を実現している。さらに、牽引性能やオフロード性能、耐久性についても中南米のさまざまな環境で検証を行ない、多様な路面や使用条件への対応力は確認済みだ。

なお、メキシコ仕様の「フロンティア プロ PHEV」の販売価格は96万9900メキシコペソ(邦貨換算約851万円)からの予定となっている。

日産でチーフ・パフォーマンス・オフィサーをい務めるギョーム・カルティエ氏はこのように述べている。
「『フロンティア プロ/ナバラ プロ』は、先進技術と優れた走行性能に、日産ならではの品質と耐久性を融合することで、日産のブランドプロミスの『想像以上、を日常に』を体現したモデルです。日常での使いやすさを備えながら、ピックアップトラックに対するお客さまの期待を超える価値を提供します。本モデルをグローバル市場へ投入することで、日産の商品ラインナップを強化し、グローバルで培ってきた知見を活かしながら、世界各地のお客さまのニーズに応える商品を提供できる日産の力を示していきます」