大幅なレートアップを実施
タイヤを潰して走れる足まわりに

F87型M2コンペティションは3L直6ツインターボエンジンを搭載。最高出力410ps、最大トルク550Nmを発揮。M4と同等のラジエーターやオイルクーラーを備え、大径ブレーキを装備するなど、ノーマルのままでもサーキット順応性が高い。
そんなM2コンペティションをさらなる高みへと誘うのが、アラゴスタのサスペンションだ。職人によるハンドメイドで組み上げられるアラゴスタは、カスタマーの要望にあった特性への変更にも柔軟に対応可能。
今回は、スポーツコンセプトのTYPE-Sをベースに、サーキットでの限界性能を高めるべく仕様変更を実施。そのフィーリング確認と現地でのセッティングの様子をレポートする。

車両オーナーの安食実さんは、サーキット歴20年の大ベテラン。まずは吊るしのTYPE-Sを試乗。トップラインプロダクトの森下勝代表はバネレートをフロント10kg/mmから22kg/mm、リアを15kg/mmから30kg/mmにレートアップ。それにともない、減衰力を引き締めるリセッティングを施す。
また、バネレートを高めた分だけ増す方向のバンプストロークに対応すべく、フロントに3kg/mmのテンダースプリングを追加。20段階の減衰力はフロント12段戻し、リア6段戻しでコースイン。

「吊るしのときは純正タイヤだったこともあり、コーナー進入でちょっと突っ込み過ぎるとフロントが逃げてアンダーステアになる傾向がありました。仕様変更後はターンインがスムーズになり、クルマがキビキビと動くようになった印象です。トラクションも高まっていて、より踏んでいけるようになりました。ただ、場所によっては、リアのダンピングが収まらず、テールが流れ出す場面もありました」と安食さん。
ただ、場所によってはリアのダンピングが収まらず、テールが流れ出す場面もありました」と安食さんはコメント。

そこで、次の走行枠では、リアの減衰力を高める方向(6段戻し)にセット。すると、今度はハード方向に振り過ぎたのか、リアの流れ出しが早くなった。ここで時間切れとなってしまったが、おそらくフロントは12段戻し、リアは8~9段戻しあたりが適正か? ということに。
いずれにせよ、セッティングの方向が間違ってないことが確認できた。
参考までにこの日のベストタイムは1分57秒台。猛暑の中でのシェイクダウンとしては上々の結果といえる。
精度が高く、細やかにセッティングが詰められるのもアラゴスタの魅力といえるだろう。
■トップラインプロダクト
TEL04-7190-1391



