都市型のスモールEV。リーンモビリティが開発した三輪車「Lean3(リーン3)」

全長2,470mm x 全幅970mm x 全高1,570mm、ホールベース1,800mm。乗車定員は2名(国内ミニカー登録の場合は1名)。
ロボットの分野で進化してきた「アクティブ・リーン・システム」は、Gジャイロセンサーによって常に車体姿勢を推定しつつ、コーナリング時には前後の左右サスペンションをダイナミックにコントロール。コーナリング時に車体を最適な角度に傾斜させるのがポイント。
スポーツカーに繁用のD型ステアリングを導入。アクセルペダル、ブレーキペダル、ウインカーアーム、ワイパーアームの配置はガソリン車やEVのクルマと同じ。
What Is Active Lean?(Lean Mobility)

愛知県豊田市にある国内の電動モビリティメーカー「リーンモビリティ(Lean Mobility)」が開発した、都市型スモールEVの新カテゴリー「Ride Roid(ライド・ロイド)」シリーズ。初代モデルである写真の「リーン3(Lean3)」は、車体が乗用車の約1/3(※注2)ながら、2人乗りも可能な(※注3)、画期的なシティコミューター。

リーン3は全周型のキャビン(いわゆる箱車)を採用し、車内にはエアコンを装備。最先端のセンシングと制御技術により、安全で爽快な走行を実現。

また環境負荷の少ないリーン(無駄のない)なボディの導入で、雨天時の買い物や普段の足にも最適。都市生活者にあらゆる利便性をもたらすのが特徴だ。

※注2:停車時の天面からの投影面積が乗用車の1/3
※注3:国内でのカテゴリーは「ミニカー」となるため1人乗り専用(2人乗り不可)。国内での最高速度は60km/h

リーン3は既存の乗用車の“無駄な部分”を取り除き、より効率的な都市交通の実現。また人々の移動の自由度をより広げていくために、モビリティの電動化やシェアリングなどのサービス化へのアプローチ。

加えて道路渋滞やCO2削減などの解決策として、ハードウエアとしてのクルマのサイズダウンを可能にした。

・開発コンセプト
・フロント二輪のバイク「ヤマハ・トリシティ125」との比較
・ロボット技術で進化・成長した、車両の傾きを最適に制御する「アクティブ・リーン・システム」

など車両に関する詳細は下記ページで徹底レポート中!

エアコン付きの2人乗り電動モビリティ! フロント二輪・リア一輪、車体をバンクさせてコーナリング|ジャパンモビリティショー2024 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

東京モーターショーは2023年より、モビリティ業界を起点とした共創プラットフォームの実現を目指し、従来の「東京モーターショー」から「JAPAN MOBILITY SHOW」に刷新。この催しは、ビジネス向けイベントとショー […]

https://motor-fan.jp/article/122325/

日本・台湾では2026年の年央から納車を開始! 2027年より欧州市場にも展開

外観はフロント二輪仕様の三輪スクーターに、“箱車”のような全周型のキャビンを組み合わせたイメージ。
箱車(全周型のキャビン)ながら幅狭の特徴を活かし、「アクティブ・リーン・システム」を導入。コーナリングでは車体をバンクさせて(傾斜させて)走行するスタイルに設計。
リーン3を開発した「リーンモビリティ(Lean Mobility)」は、自動車メーカー・トヨタで試作のコンパクトカー「i-ROAD」を開発していた谷中壯弘(やなか あきひろ)氏が2022年、愛知県豊田市で設立。同氏はトヨタを円満退職して独立。i-ROADに関わる知財権や使用許諾も継承し、リーン3を開発するに至った。

2025年10月14日、リーンモビリティは「Lean3(リーン3)」の量産と販売・サービス体制の強化を目的として、Pre-Aラウンドで約4.5億円の資金調達実施を発表した。

同社は金融機関や戦略的パートナーとの連携を通じて、資金調達と国際展開を加速させる方針。なお台湾にある子会社はサプライチェーンを活用した生産体制を担い、豊田市にあるR&Dセンターは商品・技術開発に特化。この三拠点体制により、今後はさらなる効率的な事業展開を図っていく。

「Lean3(リーン3)」は2025年夏、台湾で法人向けのプレオーダーを開始。初日のみで500台を超える法人予約を獲得した。

個人向けにおいては、2000件を超える調査結果から短距離移動ニーズの強さが示されており、通勤や子育て世帯、高齢者利用など幅広い生活シーンでの活躍が期待されている。

日本・台湾では2026年の年央から納車を開始し、欧州市場には2027年より展開していく予定だ。

最小回転半径は3.6m、トレッド(フロントタイヤ中央間の距離)は850mm。なお三輪バイクのヤマハ トリシティ125のトレッドは680mm。
バイク風のリアショックやバイク風のタイヤを装備した、まるでスクーターのようなリア周り。
ホイール径は前後とも14インチを採用。リーン3はフロント二輪で操舵し、リアのインホイールモーターで駆動するしくみ。
通常の自動車と同じく、フロントガラスにワイパーを組み合わせ。
乗車した状態のドライバー目線。フロントガラス越しやサイドガラス越しの視界は良好。
剛性を吟味した複雑なボディ構成に注目。
走行性能だけでなく、衝突安全性能もとことん重視。
背後からの衝突も想定した設計。
What Is Active Lean?(Lean Mobility)
エアコン付きの2人乗り電動モビリティ! フロント二輪・リア一輪、車体をバンクさせてコーナリング|ジャパンモビリティショー2024 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

東京モーターショーは2023年より、モビリティ業界を起点とした共創プラットフォームの実現を目指し、従来の「東京モーターショー」から「JAPAN MOBILITY SHOW」に刷新。この催しは、ビジネス向けイベントとショー […]

https://motor-fan.jp/article/122325/

リーンモビリティ リーン3 主要諸元

全長×全幅×全高全長2,470mm x 全幅970mm x 全高1,570mm
ホイールベース1,800mm
トレッド
(フロントタイヤ中央間の距離)
850mm
最小回転半径3.6 m
乗車定員2名 ※国内ミニカー登録の場合は1名
駆動方式後輪インホイールモーター
バッテリーリン酸鉄リチウムイオン電池
バッテリー容量8.1 kwh
充電時間AC100V: 約7時間
AC200V: 約5時間
(開発中のため暫定値)
一充電走行距離
※WLTC class1
100 km (開発中のため暫定値)
最高速度80km/h または 60km/h
エアコンあり
チャイルドシート装着可能(ISO-FIX F2X相当)
※開発中のため、これらの仕様は変更になる可能性があります。