都市型のスモールEV。リーンモビリティが開発した三輪車「Lean3(リーン3)」



愛知県豊田市にある国内の電動モビリティメーカー「リーンモビリティ(Lean Mobility)」が開発した、都市型スモールEVの新カテゴリー「Ride Roid(ライド・ロイド)」シリーズ。初代モデルである写真の「リーン3(Lean3)」は、車体が乗用車の約1/3(※注2)ながら、2人乗りも可能な(※注3)、画期的なシティコミューター。
リーン3は全周型のキャビン(いわゆる箱車)を採用し、車内にはエアコンを装備。最先端のセンシングと制御技術により、安全で爽快な走行を実現。
また環境負荷の少ないリーン(無駄のない)なボディの導入で、雨天時の買い物や普段の足にも最適。都市生活者にあらゆる利便性をもたらすのが特徴だ。
※注2:停車時の天面からの投影面積が乗用車の1/3
※注3:国内でのカテゴリーは「ミニカー」となるため1人乗り専用(2人乗り不可)。国内での最高速度は60km/h
リーン3は既存の乗用車の“無駄な部分”を取り除き、より効率的な都市交通の実現。また人々の移動の自由度をより広げていくために、モビリティの電動化やシェアリングなどのサービス化へのアプローチ。
加えて道路渋滞やCO2削減などの解決策として、ハードウエアとしてのクルマのサイズダウンを可能にした。
・開発コンセプト
・フロント二輪のバイク「ヤマハ・トリシティ125」との比較
・ロボット技術で進化・成長した、車両の傾きを最適に制御する「アクティブ・リーン・システム」
など車両に関する詳細は下記ページで徹底レポート中!
日本・台湾では2026年の年央から納車を開始! 2027年より欧州市場にも展開



2025年10月14日、リーンモビリティは「Lean3(リーン3)」の量産と販売・サービス体制の強化を目的として、Pre-Aラウンドで約4.5億円の資金調達実施を発表した。
同社は金融機関や戦略的パートナーとの連携を通じて、資金調達と国際展開を加速させる方針。なお台湾にある子会社はサプライチェーンを活用した生産体制を担い、豊田市にあるR&Dセンターは商品・技術開発に特化。この三拠点体制により、今後はさらなる効率的な事業展開を図っていく。
「Lean3(リーン3)」は2025年夏、台湾で法人向けのプレオーダーを開始。初日のみで500台を超える法人予約を獲得した。
個人向けにおいては、2000件を超える調査結果から短距離移動ニーズの強さが示されており、通勤や子育て世帯、高齢者利用など幅広い生活シーンでの活躍が期待されている。
日本・台湾では2026年の年央から納車を開始し、欧州市場には2027年より展開していく予定だ。








リーンモビリティ リーン3 主要諸元
| 全長×全幅×全高 | 全長2,470mm x 全幅970mm x 全高1,570mm |
| ホイールベース | 1,800mm |
| トレッド (フロントタイヤ中央間の距離) | 850mm |
| 最小回転半径 | 3.6 m |
| 乗車定員 | 2名 ※国内ミニカー登録の場合は1名 |
| 駆動方式 | 後輪インホイールモーター |
| バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| バッテリー容量 | 8.1 kwh |
| 充電時間 | AC100V: 約7時間 AC200V: 約5時間 (開発中のため暫定値) |
| 一充電走行距離 ※WLTC class1 | 100 km (開発中のため暫定値) |
| 最高速度 | 80km/h または 60km/h |
| エアコン | あり |
| チャイルドシート | 装着可能(ISO-FIX F2X相当) |

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