グレーベースのグラフィックが圧巻だが、下まわりをブラックで統一したことも重要なポイント。エンジン周辺のカーボンが相乗効果を生み出している。

モノトーンベースの圧倒的な色彩感覚

マシンの印象を決定づける要素として、最も効果的なのがペイントだ。どれだけ過激なエンジンを組み、ハードな足まわりを仕上げても、見ただけでは伝わりにくい。その点、ペイントは一瞬で個性を伝えることができる。カスタムの基本にして王道といえる部分だ。

このシャリイは、まさにペイントの力を最大限に引き出した1台。ブラックとグレーのモノトーンでチェッカー柄を構成しつつ、部分的にグラフィックを変化させることで単調さを排除。車体全体にスピード感を与えている。レッグシールドなどに配したカーボンパーツとも見事に調和し、見る角度によって表情を変える。

小ぶりなヘッドライトバイザーやワンオフシートとの組み合わせにより、スポーティにも映るスタイルを構築。まさに“浜松”テイストを感じさせる仕上がりだ。

もちろん中身も抜かりない。エンジンは110cc化され、乾式クラッチによる5速ミッションを搭載。前後ローダウンした足まわりにワイドタイヤを組み合わせ、灯火類も刷新している。なかでも注目はワンオフ製作のマフラーと、純正加工スイングアームにしっかり備えられたタンデムステップ。細部まで手抜きのない完成度を誇る。

ヘッドライトケースは純正を使用しつつ内部をフル加工。LEDで周囲を囲んだバルブの模様が拡散効果を生む。レンズは四輪用を流用。
90デザインにオーダーしたワンオフシート。ベースグラフィックに好みの色や柄を組み合わせて製作された。
KSR用フロントフォークでローダウンし、フロントにはブレンボ製4ポットキャリパーによるディスクブレーキを装着。
140POWERにオーダーした絞り加工ハンドルは、絶妙な角度で開き操作性を確保

■撮影EVENT:第16回 モンキーミーティング in 多摩■開催地:東京サマーランド特設会場/■開催日:2024年4月28日(日)
※こちらの記事はモトチャンプ2024年10月号に掲載されたものです。