18モーターサイクルがカスタムコンプリート『ダートカブ』としてプロデュースする車両。こちらのオーナーは女性ということで、足つきを重視してノーマルに準じた車高に設定される。

女性オーナー向けに仕上げられた軽快仕様

すっかりカブカスタムの定番ジャンルになったトラッカースタイル。この車両を手がけた18モーターサイクルでは『ダートカブ』とネーミングし、カスタムコンプリートとして販売している。カスタムメニューはフレーム加工に関して共通化している部分はあるが、エンジンの仕様や足周りなど、各オーナーの要望を受けて個別に対応。この車両のオーナーであるままちゃんさんは女性ということもあり、足つき性重視で軽快なスタイルに仕上げられている。

ラクなポジションと座り心地のいいソロシートで、日常の足から長距離ツーリングまでオールマイティに楽しめる。タイヤはナロー気味のサイズをチョイスし、同じ系統のカスタムの中でも軽快感を演出する。

外観が大きく変わった要因のひとつは、カブのトレードマークであるレッグシールドを取り払ったこと。露出するアンダーボーンフレームだけでは貧相になるため、強度アップも兼ねてサブフレームが追加される。ただ外して溶接するだけではこれほどの完成度は不可能で、追加の補強プレートや補器類をマウントするステー、露出する配線の処理など、完成度を高める手間は相当なもの。ビンテージ感を高めるボディカラーのチョイスなど、センス良くまとめる手法はさすがといえる。

街乗りもツーリングも快適な実用派トラッカー

足周りは人気のパッケージングが出来上がっており、純正のボトムリンク式フロントフォークをカブプロ用のテレスコピックタイプへ変更。アップフェンダーで軽快なオフロードイメージに仕上げ、操安性に優れたハンドリングに仕上げる。この車両ではリアサスペンションはノーマルスイングアームのまま、YSS製C50用320mmリアショックで乗り心地を向上。トータルでノーマルよりも足つき性を良くしながら、軽快でコントローラブルな走行性能を手に入れた。

リーファン製125ccエンジンに換装。自動遠心クラッチの4速リターン式で、イージーライドながら相当速く走れる。信頼できるヨシムラTM24-MJNキャブレターでフィーリングも上々だ。

エンジンは社外125ccに換装し、ヨシムラ製TM24-MJNキャブレターで十分なパワーを発揮。自動遠心クラッチの4速リターンでクラッチ操作不要のイージーライドが楽しめる。

オーナーのままちゃんさんによると「ノーマルのカブくらいの車格で足つきも良く、取り回しも軽くて楽ちん。ちょっと重い自転車くらいの感覚で、軽快に走れます」と大満足の様子だ。燃費はリッター60kmほど走れるそうで、フトコロに優しいのも大きな魅力といえる。

京都の“カブ乗りの聖地”を営むオーナー

なお、ままちゃんさんは京都・伏見で、バイク乗りに人気のパン屋「ココキラリ(cocokirari)」をご主人と営んでいる。オーナー自身も熱烈な“カブ主”であることから、スーパーカブ乗りが集まる店として有名で、京都のカブ乗りにとっては“聖地”的な存在になっているそうだ。

この“ダートカブ”のように、気負わず自由にバイクを楽しむ空気感も、きっと店の魅力のひとつ。京都方面へツーリングする際は、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

ディテールチェック

マフラーはミニモト製レーシングメガホンをチョイス。純正スイングアームにYSS製320mmリヤショックを装着し、優れた足つき性と乗り心地を追求する。タイヤは前後とも2.75-17サイズだ。
メインフレームのネック部は、補強プレートとサブフレームが丁寧に溶接される。補強プレートはメーターステーも兼ねており、高品質なトラッカーカスタムを量産している。
「乗り心地がいい」とオーナーが絶賛する18モーターサイクルのオリジナルソロシート。シーシーバー形状を盛り込むワンオフのリヤキャリアは、スリムな形状ながら荷物をシッカリ固定できる。
18モーターサイクルのMXハンドルに樽型グリップを組み合わせ、ビンテージテイストを演出。ポジションはアップライトでラクチンだ。クランプ近くにUSB電源を増設し、使い勝手を向上する。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.20」
■日時:2026年5月10日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
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【モトチャンプ】