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今日は何の日?

■3代目ハイラックスサーフのマイナーチェンジ

トヨタ「ハイラックスサーフ・スポーツランナー」のリアビュー

1998(平成10)年8月4日、トヨタは3代目となるクロスカントリー(クロカン)4WD「ハイラックスサーフ」のMCによって商品力強化を図った。注目は、GOAの採用をはじめとする安全性の強化とディーゼルのパワーアップ、加えてエアロパーツを装備した「スポーツ・ランナー」が新設定されたことだ。

ハイラックスの派生車として誕生したハイラックスサーフ

1968年3月に誕生した小型ピックアップトラック、トヨタ初代「ハイラックス」

「ハイラックスサーフ」のベースとなった「ハイラックス」は、1968年3月に誕生した小型ピックアップトラックである。

翌1969年には米国に輸出され、ランクルのタフさを継承した小型ピックアップとして日本以上に人気を獲得。その後も、グローバルな小型トラックとして世界中で人気を獲得した。

「ハイラックス」の派生車として1984年5月にデビューしたトヨタ初代「ハイラックスサーフ」

1980年代に入ると、日本では米国の影響を受けたアウトドアブームが起こり、トヨタは1984年5月に4代目ハイラックスをベースにした派生車の初代「ハイラックスサーフ(N60系)」を市場に投入。ハイラックスのショートボディに脱着式のFRP製トップを被せて、さらにオーバーフェンダーや専用デカールなどを装着してRV風に仕立てたのだ。

「ハイラックス」の派生車として1984年5月にデビューしたトヨタ初代「ハイラックスサーフ」

当初は商用車だったこともありさほど目立たなかったが、1986年8月にマイナーチェンジで5ナンバーの乗用車ワゴンが投入されると注目を集めるようになり、1989年5月には初のモデルチェンジで2代目(N130系)に移行した。2代目は、乗用車志向を高めながらもタフなSUVとして、アウトドア派のアクティブな若者から支持されヒットモデルとなった。

1989年5月にデビューしたトヨタ2代目「ハイラックサーフ」

RVブームをけん引する人気モデルとなった3代目(N180系)

1991年にモデルチェンジした三菱「パジェロ」の2代目は、パリダカでの大活躍もあり爆発的な人気を獲得。パジェロに対抗して「ハイラックスサーフ」は、1995年12月に3代目に生まれ変わった。

1991年1月に登場して人気が爆発した三菱2代目「パジェロ」

3代目は、シャシーを一新させホイールベース長とトレッド幅を拡大することで居住性を改善。さらにフロントサスペンションをコイルスプリングに変更し、乗り心地と走行安定性も向上。先代モデルまでのオフローダー色の強い4WDから、より乗用車色の強いマルチパーパスなSUVへと変貌したのだ。

1995年12月に誕生した3代目「ハイラックスサーフ」
1995年12月に誕生した3代目「ハイラックスサーフ」のリヤビュー

スタイリングは、より丸みを帯びたスタイリッシュで洗練されたモダンなデザインとなった。パワートレーンは、最高出力185ps/30.0kgmを発揮する3.4L V6 DOHCを主軸にし、150ps/24.0kgmの2.7L 直4 DOHCと130ps/29.5kgmの3.0L 直4 SOHCディーゼルインタークーラーターボの3機種と、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は、センターデフ付パートタイプ4WDとパートタイム式4WDも設定された。

1995年12月に誕生した3代目「ハイラックスサーフ」に搭載されたエンジン
1995年12月に誕生した3代目「ハイラックスサーフ」のサスペンション

標準ボディとオーバーフェンダーを備えたワイドボディが設定され、車両価格は標準ボディで221.0万円(2.7Lガソリン)、249.4万円(3.0Lディーゼルターボ)、ワイドボディは307.0万円(3.4Lガソリン)。当時の大卒初任給は19.4万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で262万円(2.7Lガソリン)、296万円(3.0Lディーゼルターボ)に相当する。

1995年12月に誕生した3代目「ハイラックスサーフ」のコクピット

標準ボディとオーバーフェンダーを備えたワイドボディが設定され、スタイリッシュに変貌した3代目はたちまち人気を獲得し、パジェロとともにRVブームを代表するモデルへと成長した。

1995年12月に誕生した3代目「ハイラックスサーフ」

マイナーチェンジで商品力強化、スポーツ・ランナー追加

1998年8月のこの日、トヨタは3代目「ハイラックスサーフ」の商品力強化のためにマイナーチェンジを実施した。

1998年8月4日のマイナーチェンジで設定されたトヨタ「ハイラックスサーフ・スポーツランナー」

マイナーチェンジの狙いのひとつが、安全装備の充実である。“衝突安全ボディGOA”の採用とともに、シートベルトにプリテンショナーとフォースリミッターを装備、撥水ガラスも全車の前席ドアとバックドアに採用された。

1998年8月4日のマイナーチェンジで設定されたトヨタ「ハイラックスサーフ・スポーツランナー」のコクピット

スタイリングは、マルチリフレクターランプの採用に加え、フロントグリルとフロントバンパーのデザインを変更してスポーティさを強調。また3.0Lディーゼルターボにインタークーラーを装着して、最高出力145ps(+15ps)/35.0kgm(+5.5kgm)へとパワーアップした。

さらに「スポーツ・ランナー(SPORTS RUNNER)」という新モデルを設定。本格4WDより街乗り優先のSUV風にしたもので、2種類のガソリンエンジンと4速ATの組み合わせ。駆動方式をあえて2WD(FR)とし、4WDモデルに対して車高を落とすローダウンによってスポーティさをアピールした。価格は、229.8万円に設定された。

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ハイラックスサーフは、2002年11月に4代目へとモデルチェンジした。しかし、2000年を迎える頃には、日本市場ではミニバンや乗用車ベースSUVへトレンドが移り、RVブームが去っていた。オフローダー市場は縮小し、ハイラックスサーフは2009年に国内販売を終えた。同じく一世を風靡したパジェロの勢いも減速して、2019年に国内販売を終えた。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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