前後12インチ化によって、プレスカブの印象を大きく変更。純正フレームのシルエットを残しながら、足周りやエンジンは大幅に作り替えられている。

プレスカブのフレームにグロムのエンジンを搭載

イメージしたカタチを実現するため、プレスカブのフレームにグロムのエンジンと前後12インチホイールをドッキング。そもそもエンジンマウントの数や位置が異なる2台だけに、すべて加工が前提というチャレンジングなカスタムだ。

プレスカブのフレームにグロムのエンジンと前後12インチホイールを組み合わせた意欲作。コンパクトな車体に太い足周りを収め、独特のフォルムへ仕上げている。

エンジンだけでなく、メーターもグロム用を採用。ハンドルはグロム純正を切って幅を詰め、ステムもワンオフで製作している。異なる車種のパーツを組み合わせながら、ひとつの車体として違和感なくまとめ上げているのが見事だ。

前後12インチ&ディスクブレーキ化も自作で対応

切って、削って、溶接して……という作業は、車体のあらゆる部分に及んでいる。

スイングアームは純正長を保ったままワイド加工し、グロム用の社外ホイールを装着。前後ディスクブレーキ化に伴うキャリパーサポートやホイールカラーも、当然ながら自作されている。

切り取って残ったパーツも無駄にはしない。ヘッドライト上に備わるバイザー状のパーツは、リヤフェンダー先端を削って流用したもの。単なる部品交換ではなく、加工の過程で生まれた素材まで活用している。

FI化やマフラー製作にも試行錯誤を重ねた

意外に苦労したのが、グロムエンジンのFI化に伴う燃料系だったという。カブの燃料タンクへグロム用燃料ポンプを溶接し、現行カブ用の燃料ホースを使ってシステムを構築。見た目からは分かりにくい部分にも、大掛かりな加工が施されている。

チタンマフラーもオーナーによる自作品。当初は車体下へまとめていたが、地上高を確保するために現在の取り回しへリメイクされた。

リヤフェンダーをカットし、テールランプのマウントベースを溶接。コンパクトな車体に似合う、シンプルなリヤ周りへ仕上げた。

リヤフェンダーはカットし、テールランプ用のマウントベースを溶接。イメージした姿を実現するため、細部まで作り直しを重ねて完成した、文字どおりのオリジナルカスタムである。

ディテールチェック

スイングアームは純正長のままワイド加工し、グロム用社外ホイールを装着。自作サポートによってリヤもディスクブレーキ化されている。
エンジンとメーターはグロム用を使用。ハンドルもグロム純正を切って幅を詰めたもので、ステムはワンオフ製作されている。
チタンマフラーはオーナーによる自作品。当初は腹下にまとめていたが、地上高を確保するために取り回しを変更してリメイクされた。

撮影したのはこのEVENT!

「第17回 カフェカブパーティin関西」
■日時:2022年5月29日(日)
■開催地:大津湖岸なぎさ公園(滋賀県)

2022年5月29日(日)に滋賀県で開催された「カフェカブパーティin関西」は琵琶湖のほとりという絶好のロケーションで大人気。コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催ということもあり、多くのカブヌシが会場に集結した。


【モトチャンプ】