朝9時から続々来場! 会場全体が“カブ色”に染まった

イベント自体は10時スタートなのだが……会場周辺の混雑緩和を考慮し、参加者は朝9時時点から入場開始していた。
それでも現地は早朝からすでにカブだらけ。しかも驚いたのは、来場ペースがまったく途切れないこと。次から次へとカブが流れ込み、駐車スペースが埋まっていく光景は、まるで“カブの巡礼地”のようだった。

しかも、これだけの規模にも関わらず場内は非常にスムーズ。参加者全員が場内エンジンストップを徹底し、押し歩きで移動。イベントそのものへのリスペクトが強く感じられた。
肩肘張らず、それぞれが自分のペースで楽しんでいる空気感も印象的だ。

ガチガチのショーバイクだけではない。通勤仕様、旅仕様、ヤレ感を活かした車両、遊び心全開のネタ系カスタムまで何でもアリ。それでいて不思議と全部“カブらしい”。
「楽しくなくちゃカブじゃない!」
そんな空気が会場全体から伝わってきた。


出展数も圧巻! 飲食ブースやじゃんけん大会も大盛況
会場には多数のショップ&メーカーが出展。物販ブースはもちろん、飲食エリアも非常に充実しており、イベント全体がお祭りムードに包まれていた。

公式SNSによると、今回は飲食17店舗、物販68店舗が出展。
カスタムパーツやオリジナルグッズを探して歩くだけでも一日楽しめるレベルで、来場者同士の交流も活発。気になった車両の前で自然に会話が始まるのも、カブイベントならではの魅力だろう。
さらに、参加車両を対象とした各種コンテストや、豪華景品が当たるじゃんけん大会も大盛り上がり。会場のあちこちで歓声が上がり、“参加型イベント”としての完成度の高さも際立っていた。


主催・奥田さん「主役は来場者と出展者」

奈良カブミーティングを主催する奥田さんにも話を聞くことができた。
イベントは2015年にスタートし、今回で20回目。最初は約100台規模から始まったという。
「カブって、高校生ぐらいの10代から70代、80代まで乗れる、日本を代表する乗り物なんですよね。壊れないし、燃費もいい。プラモデル感覚で触れるし、それを通じて会話ができる。自分のバイク自慢をしたい、そのために集まるイベントとして始めました」
もともとはアメ車やアメリカン系カスタムの集まりをしていた仲間内からスタートしたというが、そこから会場変更を重ねながら規模を拡大。現在では“日本最大級”と呼ばれるカブイベントへ成長した。

そして印象的だったのは、奥田さんのこの言葉だ。
「僕らスタッフは黒子なんです。主役は来場者さんと出展者さん」
SNSで毎日情報発信を続けること、そして信頼できるスタッフとのチームワークが、奈良カブの土台になっているという。
「カブの駅」を全国へ。奈良を“本山”にしたい
奥田さんは現在、「カブの駅」という取り組みも展開している。
全国のカブ乗りが立ち寄れる拠点を認定するプロジェクトで、現在は全国約90拠点まで拡大しているという。
「全国でイベントをもっと増やしたい。そして最終的には奈良カブを“本山”として、みんなが集まる場所になってくれたら」
巨大イベントになっても、根底にあるのは“人と人をつなぐ場”という思想。その空気感こそ、多くのカブ乗りを惹きつける理由なのかもしれない。

カブという乗り物の“懐の深さ”を再確認した一日

実際に会場を歩いていて強く感じたのは、カブという乗り物の自由さだった。
速さを競うわけでもない。
高価なカスタムだけが正義でもない。
ノーマルでもいいし、ボロボロでもいい。ピカピカでも、遊び全開でもいい。
それぞれが“自分のカブ”を持ち寄って、のんびり語り合う。その距離感が、とにかく心地いい。
そして何より、みんな肩の力が抜けている。
この独特の空気感は、長年愛され続けてきたスーパーカブという存在だからこそ生まれるものだろう。
“日本一のカブフェス”と呼ばれる理由を、現地で改めて実感した一日だった。
参加車両のレポートは随時!
会場で撮影した参加車両のレポートはこれから随時掲載!
とんでもないカブからオモシロ車両まで盛りだくさんでお届けするのでお見逃しなく!
【モトチャンプ】
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