前から走ってきたら正体不明な独特の佇まい。特徴的なデュアルヘッドライトはトライアンフのストリートトリプル用だね。

ベッタベタに下げた究極のロー&ロング

思わず「長っ!」って呟いてしまったほど、超インパクトがデカかった。CROSS CUBのデカールが貼られているが、実はこれ、カブプロ110がベース。とはいえ、特徴的なフロント周りや前後キャリア、ホイールも全部交換されているので、フレーム番号を確認しないと区別はできないんだけれど。

56cmも延長された超〜長いスイングアームは純正をベースにした自作加工のワンオフ。それにセットされているリヤホイールはスズキ・バンバン200用のリムとカブのハブを組み合わせたもの。そのおかげでタイヤは140/70-14という極太サイズが組み込まれている。フロントのホイールはクルマ用の12インチアルミとモンキー用のハブを加工したワンオフで、こちらは120/80-12のタイヤが嵌め込まれている。

ボタンひとつで“着陸”するエアサス仕様

リヤショックはマジェスティ用のエアサス、DC-Airを加工して組み込み、ボタンひとつでべったり着地するほどのローダウンを実現した。センタースタンドにはスケボーのウィールが取り付けられているので、この状態でも前進可能!?

エンジンはSP武川のハイパーSステージで124cc化。φ24のスロットルを組み合わせ、Fiコン2により制御している。ドラッグレーサーのように直線しか走れないような見た目だが、車高を上げればエアサスのおかげで意外にも乗り心地は良く、快適に街乗りもできるのだとか。駐車場所には困りそうだけどね。

ディテールチェック

セパレートハンドルをさらに絞って超タイトなポジションに。エアーのレギュレターやスイッチ類が並び、メカメカしいのもいい。
マフラーはヨシムラ製ショート。リヤにはサブタンクを搭載して長距離の移動もラクになった。今回も徳島から奈良まで自走でやってきた。
スイングアームの前方部分にはエアサス用のコンプレッサーやエアタンクが仕込まれている。車高のアップダウンは意外に動作が早い。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.15」
■日時:2023年11月5日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。次回は2026年5月10日(日)開催(場所は同じ)。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


※こちらの記事はモトチャンプ2024年3月号に掲載されたものです。