
“釣り×アウトドア”をテーマにした脱力系カスタム
ベースはリトルカブ。エンジンは49ccノーマルのままだが、そこにハゼファクトリー流の遊び心がたっぷり盛り込まれている。
コンセプトは“釣り”や“アウトドア”。ただし、ガチガチのキャンプ仕様ではなく、もっと軽やかで脱力感のあるスタイルを狙ったという。
その象徴が、左右非対称に処理されたレッグシールドだ。片側を大胆に取り払い、ロッドホルダーやフロントバスケットを組み合わせることで、道具感のあるアウトドアテイストを演出。正面から見るとアシンメトリー感が際立ち、独特の存在感を放っている。

さらに、グレー系でまとめた車体にネオンイエローのホイールやグリップ、ステップを差し色として投入。スモーキーな色味とビビッドカラーの組み合わせが絶妙で、“脱力系なのにしっかりオシャレ”という不思議なバランス感を生み出している。

ペイント職人だからこそのFRPレッグシールド
この車両最大のこだわりともいえるのが、片側だけ残されたレッグシールドだ。
一見すると純正加工にも見えるが、実は純正樹脂パーツを型取りし、FRPで一から製作した完全自作品。理由はシンプルで、「どうしても塗装したかったから」。

純正レッグシールドは樹脂素材ゆえ、どうしても塗装の密着や耐久性に不安が残る。ペイントを生業とするハゼファクトリーにとって、それは見過ごせないポイントだった。
そこでFRP化することで、塗装の仕上がりや耐久性を確保。単なるカスタムパーツ製作ではなく、“ペイント職人ならではの発想”で生まれた仕様なのだ。
なお、このFRPレッグシールドは今後製品化も視野に入れているそうで、同じ悩みを持つカブ乗りにはかなり気になる存在かもしれない。
ダックス用マフラー流用でアウトドア感アップ
マフラーにはダックス用と思われるアップタイプを流用。コンパクトなリトルカブに自然に馴染みつつ、アウトドアテイストをしっかり強調している。
フロントフェンダーやヘッドライトも“余っていたパーツ”をベースに構成したそうだが、そのラフさも含めて完成度が高いのが面白いところ。狙いすぎず、肩の力を抜きながらセンス良くまとめるあたりは、さすが長年ミニバイクを見続けてきたハゼファクトリーらしい。
派手なハイパワーカスタムではない。だけど、こういう“ちょっと遊べる日常仕様”こそ、リトルカブの魅力を一番引き出しているのかもしれない。
ディテールチェック







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