なお新しさを宿した走らせるためのエイト

RX-8に乗る醍醐味は「ドライバーを軸に旋回できるスポーツ性」。オートエクゼが、その乗り味を進化させる。後期タイプSがベースのデモカーは、同クラスの最新スポーツカーとも肩を並べる仕様につくられた。

純正ダンパーは単筒式である。クラブスポーツ・サスキットも単筒構造を採用し、ノーマルから30㎜下げた車高が推奨値であり、より低重心化している。

ブレーキは、つくりが特徴的なマスターバックブレースが目玉。割に大型の純正ブレーキシステムを使いこなせる。

パワー系は、車速に比例して吸入効率が上がるラムエアーインテークシステムをはじめ、エンジンとECUは純正のままロータリーフィールを高める。

エイトの構造を知るからこそ、ボディには独特な形状の補強パーツが付く。L.S.Dは純正トルセン以上に、スムーズに効く機械式だ。

「サスはターンインが気持ちよく決まる。内輪の接地もよく、立ち上がりの加速ではマイルドな効きのL.S.Dで加速が乗ります。ブレーキはペダル剛性が対向ピストン式の雰囲気。

制動もリリースも操作しやすい。エンジンはレブ付近まで軽く回り、トルク感もフラットな印象です」とは試乗した井尻薫。

ブレーキパッドはワインディングやスポーツ走行に対応。2ピース式ローターは、放熱性を促す専用ベンチレーションフィンの構造。片面8本のスリットも入る。

ベルハウジングは軽量ジュラルミン製。タイヤはPOTENZAAdrenalinRE004で純正サイズの225/45R18。ホイールはgramLIGHTS57FXZ

新製品のエアバルブキャップ。デザインは異形ヘプタゴン。アルミ製でレーザー加工によるAutoExeのロゴが2面に彫られている。どの角度からもロゴが見えやすい。アルマイト+クリア塗装。カラーはレッドと限定のガンメタリックの2色。

タワーブレースセットはボルトオンで、最高レベルの剛性が期待できる。応力や面圧を分散し、取り付けポイントに負担をかけないRX-8専用レイアウト。スチール製。フロント6点(写真・エンジンカバー装着可)、リア4点(トランク内)。

純正ケースに換えてカーボン製の大容量クリーナーボックスを配置するラムエアーインテークシステム。RX-8用は2方向から効率的にエアを取り込むインテークダクト(赤色)と高効率エアフィルターの新仕様になり性能がアップ。

蛇腹つきの純正フレキシブルジョイントホースと交換するインテークサクションキット(赤色のパイプ部分)。吸入空気がエアクリーナーケース側からエンジン側へスムーズに流れ、アクセルレスポンスが高まる。硬質FRP製。

メンバーブレースセットはボディアンダーに取り付ける。トラス構造で、フレームが追加された格好になる。シャシー剛性が相当に上がり、サスチューンの効果が増大。タワーブレースセットの同時装着が構造的に理想だ。スチール製。

クラブスポーツ・サスキット。フロントは操舵感を、リアは接地感と駆動の掛かりを中心にセッティング。減衰力24段、全長調整式。バネレートはロール剛性を優先したF:10㎏/㎜、R:6㎏/㎜。前期・後期共通。推奨車高は純正比マイナス30㎜。

マスターバックブレースは、マスターバックとブレーキペダルの取り付け部を補強。ペダル操作時のステーの歪みや、マスターバックの無用な動きが規制され、ブレーキでの制動が早まり、操作のダイレクト感も強まる。

純正はサイレンサーが膨張式。同社のスポーツマフラーはストレート構造だから低排圧で排気効率が向上。メインパイプ径φ60.5㎜、テールエンドφ90㎜の左右出し。3-1構造で集合部までの長さを取ったエキマニも用意。

スポーツ走行での攻め心地を宿したND5

オートエクゼはすでに最新ND5RE型ベースのデモカーも製作。そのコンセプトはストリートベストスポーツである。「街乗りがメインで、ときどきワインディングを流して愛車の性能を楽しむ」。

そんなND5とのつき合い方に応えるメニューに仕上げる。本庄サーキットを走らせた仕様は、より走りに振った、ND5RCのNR-Aをベースにしたハイリミットスポーツ。

「いつもはワインディングを駆け、たまにサーキットへ出掛けて、非日常の世界で愛車の実力を味わう」(右のエイトも同じ思想)仕様。

前者ストリートベストとの相違のいちばんは、サスだろう。街中での快適性は削って、その分をロール剛性や、コントロール性に振った車高調、クラブスポーツ・サスキットが組まれる。

ブレーキパッドは温度域の高いタイプだ。軽量フライホイールにL.S.D、駆動系にも相応しいパーツが付く。

「本庄の低中速コーナーに、サスのロール量がよく合っていました。膨らまず、進んで曲がっていけた。エンジンは上までスムーズに、谷も山もなく吹けます。向きを変える、挙動を合わせるアクセルコントロールがしやすい特性でした」(井尻 薫)。

右側ヘッドライト横、グリル裏に配置したカーボンエアダクトから効率的にフレッシュエアをエンジンに取り入れるラムエアーインテークシステム。インテークサクションキットも併用(赤い箇所)。後方のバーはタワーブレース。

セッティングの軸が乗り心地でなくスポーツ性に置かれたクラブスポーツ・サスキット。減衰力24段、全長調整式。単筒式ダンパー。バネレートはF:7㎏/㎜、R:4㎏/㎜。推奨車高は純正比マイナス30㎜。アーム用ブッシュセットも設定がある。

オートエクゼにはボディ系パーツが充実している。車体のフレーム先端、後端にはモーションコントロールビームがついている。ボディの捩れ剛性などに機能し、質のよい乗り心地のクルマに 仕上げられる。前後セット品。

車高を下げるとタイロッドの角度も変化してズレる。走行中のアライメント、たとえばコーナーでの安定性に影響する。車高がノーマルより30㎜低 いデモカーは、スポーツタイロッドエンドで応じた角度に補正してある。左右2本セット。

アクセルレスポンスに効くクロモリ製スポーツフライホイール。グレードごとに適正な重量に設計し、慣性モーメントを低減。ND5RC/RE 用は重量が5㎏。慣性モーメ ントは37 % 低減。RF用はNDERCが車台番号で分かれ、NDERE 対応品もあり。

L.S.D.はクスコ タイプRSベース(カム角加速側35度 ・1.5way)。アクセルOFFでのコーナー進入をスムーズにし、加速でのコントロール性が優れるオートエクゼのロードスター用オリジナル仕様。ND系の各デフサイズ用をラインアップ。

フルバケットシート TYPE-A7は 、まず ホールド性の高さがポイント。そして、サイドサポートが左右非対称形状で、ND系スペース専用フィッティング。

運転席、助手席別。カーボンシートバックバーベゼルはドライカーボン製。立体のAutoExeロゴも付く。

サイレンサーは排気効率をいちばんに置いたストレート構造。スポーツサウンドをつくり込んでいる。メインパイプ径φ50。出口はφ90のスラッシュタイプ。ND5REの6速MT車にも適合。出口が左右W出しテールのスポーツマフラーデュアルもラインアップ。

RX-8のエンジンが掛からない!? RS PANTERA流プラグかぶり対処法

RX-8のエンジンが掛かりにくい、掛からない、つい、さっきまで元気だったのに。とくに前期で起き得る症状だ。しかし、この儀式さえ知っていれば、冷静に対処できる。RSパンテーラが実践レクチャー。


■オートエクゼ 

TEL03-6458-7251

https://www.autoexe.co.jp/