15年の時を経て再燃! “低さ”を追求した極低40ヴェルファイア
おやぞぉ~さんの名前を聞いて、かつてのミニバンカスタムシーンを知る人ならピンと来るかもしれない。以前乗っていたRB1オデッセイは、当時のカスタム界隈で圧倒的な存在感を放っていた有名車両。スタイルワゴンでも幾度となく取材を行った、まさに“時代を作った1台”だった。
それから約15年。カスタムシーンから離れていた……わけではない。雑誌やWEBを見ながら常に最新のトレンドをチェックし続け、心のどこかでは再びクルマを作り込みたいという想いを抱いていたという。そして、その熱を再燃させたのが40アルファードとの出会いだった。
以前から関心を寄せていた福井県のプロショップ「T-DEMAND」へプロデュースを依頼し、本格的なカスタムをスタート。“エアロはシンプルに、足回りは徹底的に”というテーマのもと、限界レベルのローダウンと、低いまま走れる完成度を追求。そして昨年4月、一部改良後の40ヴェルファイアへ乗り換えたことを機に、さらにアップデートを重ね、現在のスタイルへと進化を遂げた。
まず圧倒されるのが、その独創的なボディカラー。実は塗装ではなく「ウルトラマットカッパーグレーパープル」という色付きプロテクションフィルムを施工している。光の当たり方によって色味が変化するマジョーラ系のような質感を持ち、マット調でありながら妖艶な存在感を放つ。
もちろん目的は見た目だけではない。本来の役割はボディ保護であり、飛び石や洗車傷を大幅に軽減。しかも不要になればフィルムを剥がすことで新車同然の純正塗装へ戻せるというメリットもある。実際、前車の40アルファードでもプロテクションフィルムを施工しており、下取り時にフィルムを剥がしたところ、塗装面は新品同様。高額査定へ繋がったという。
さらに、傷への不安が少ないため洗車機へ気軽に入れられる点も大きな魅力。美しさと実用性を高次元で両立している点も、このヴェルファイアらしいポイントだ。
そして最大の見どころとなるのが、徹底的に作り込まれた足まわり。まず驚かされるのが、左右で異なるホイールを履き分けている点。運転席側にはSSR・エグゼキューターCV06、助手席側にはSSR・プロフェッサーメッシュをセット。同じクルマでありながら、左右で異なる表情を見せるという、非常にユニークなアプローチとなっている。
そこへ組み合わされるのが、T-DEMANDのブレーキキットや各種アーム類。そしてエアサスももちろんT-DEMAND製をチョイスしている。
特に秀逸なのが、エアサスユニットのレイアウト。ラゲッジ床下収納スペースへスマートに収められており、カバーを閉じれば通常の積載性をしっかり確保。これは、このヴェルファイアがイベント専用車ではなく、家族で買い物へ行き、海へ遊びに行く“日常のファミリーカー”でもあるからだ。
ちなみに奥様もカスタムへの理解が深く、愛車の90ノアをヴェルファイアと近い仕様でカスタマイズ。自宅駐車場には、まるで兄弟車のような2台が並んでいるという。
“低さ”へのこだわり、美しさと実用性の両立、そして家族みんなで楽しめるクルマ作り。15年の時を経て復活したおやぞぉ~さんのカスタム魂は、さらに深化していた。








SPECIFICAIOTN
⚫️ホイール:SSR・エグゼキューターCV06/プロフェッサーメッシュ(21×9.5+18)⚫️タイヤ:ニットー(245/30)⚫️エクステリア:F=REVAGE、プロテクションフィルム施工⚫️サスペンション:エアサス=T-DEMAND⚫️チューニング:各種アーム/ブレーキキット=T-DEMAND
【第29回 春のドレスアップミーティング♩】
期日:2026年4月12日(日)
場所:ふじてんスノーリゾート
主催:エルティード
PHOTO:秋元栄二郎


