ストリート向けから世界最速アタック仕様まで

GTウイング専門ブランドの本気。

エアロパーツメーカー“VOLTEX(ボルテックス)”を象徴するアイテムといえば、やはりGTウイングだろう。そのラインアップは驚くほど幅広く、ストリートユースから世界トップレベルのタイムアタックマシンまで、あらゆるニーズに応える製品を展開している。

車検対応モデル
輸出モデル

今回紹介するのは、新型シビックタイプR(FL5)用GTウイング。すでに保安基準適合モデルからサーキット専用モデルまで豊富なバリエーションが用意されており、今回は車検対応となる1560mm幅の「TYPE4B SN スワンネック仕様」と、海外市場やサーキットユーザー向けに開発された1600mm幅の輸出仕様スワンネックモデルを比較してみた。

車検対応モデル

まず、1560mm幅のTYPE4B SNは、純正マウント位置を活用しながら車検対応を実現したストリート向けモデルだ。ステー角度や取り付け位置はもちろん、翼端板のデザインに至るまでサイズに合わせて専用設計。車体との一体感やスタイリングバランスにも徹底的にこだわっている。

輸出モデル

一方の1600mm幅輸出仕様は、九州のクレイブからのオーダーによって実現した高ダウンフォースモデル。海外市場やサーキット走行を想定し、ウイング本体を可能な限り後方へオフセットすることで、より高い空力効果を引き出すレイアウトが採用されている。

興味深いのは、これらが単なるサイズ違いではないという点だ。同じFL5用であってもステーは共通ではなく、それぞれ専用品として設計されている。ステーの高さや取り付け位置、後方への張り出し量まで細かく最適化されており、求められる性能に合わせて作り分けられているのである。

さらに、純正マウント部へ固定されるベース部分にはFRP圧縮成型工法を採用。高い剛性を確保しながら軽量化も実現している。

VOLTEXの魅力は空力性能だけではない。細部へのこだわりも徹底しており、使用されるボルト類には高強度ステンレス材を採用したうえでブラックアルマイト処理を施工。カーボンパーツとの質感まで考慮した仕上げが施されている。

もちろん、ウイング角度は調整可能。ストリートでの扱いやすさを重視したセッティングから、サーキットでダウンフォースを最大限活用するセッティングまで幅広く対応する。

また、スワンネックタイプだけでなく、従来型の下支えステー仕様もラインアップ。写真のFL5用TYPE2・1600mmモデルのように、用途や好みに応じてスタイルを選択できるのも魅力だ。

ちなみにVOLTEXでは、ウイング形状だけでも30種類以上を用意。さらにFRP、ウエットカーボン、ドライカーボンといった素材や各種ステー形状を組み合わせることで、そのバリエーションはほぼ無限と言っていい。

単に大きなウイングを作るのではなく、空力性能とスタイリング、そして車両全体とのバランスを高い次元で両立させる。その妥協なきモノづくりこそが、VOLTEXが国内外のトップドライバーやチューナーから支持され続ける理由なのである。

●取材協力:ボルテックス TEL:059-375-7792

「スワンネック/サイドマウント両対応」ボルテックスのシビックタイプR専用GTウイング開発現場に潜入!

ボルテックスがFL5シビックタイプR専用に開発した新型GTウイング。過剰なリヤダウンフォースを抑えつつ、ノーマルを凌ぐ安定感と剛性を確保。車検対応サイズからサーキット仕様まで幅広く対応し、スワンネック/サイドマウントの調整も可能な実戦仕様だ。

【関連リンク】
VOLTEX
https://www.voltex.ne.jp