フルオープン変形仕様で魅せる!

“開く”を極めた、究極のショーカスタム!
チルトカウルを跳ね上げ、ガルウイングを展開し、さらには電動ハードトップを途中で停止させる―。ギミック満載のこのヴァリエッタは、まるでCGで描かれた架空のショーカーのような存在感を放つ1台だ。

オーナーの大塚達也さんは、かつてURASのデモカーとして活躍していたシルビア・ヴァリエッタを購入。当初はウィンダム用ヘッドライトが装着されていたが、その後さらに北米仕様カムリ・ソラーラ用ヘッドライトへと変更した。
2022年頃から現在の仕様を構想し、「軽いノリでチルトカウル化をお願いしたんですよ」と振り返るが、結果的にはボディ製作だけで約2年を費やす一大プロジェクトとなった。

ボディはタイヤハウスをサイクルフェンダー化し、フェンダー前方はパイプフレーム構造へ変更。さらにエンジンルームはシェイブドベイ加工によって徹底的にスムージングされている。テールランプには北米アキュラRSX後期用を流用し、ワイド化されたボディ幅は約1900mmに到達。なお、このクルマの大きな特徴でもある電動ハードトップ機構は、純正システムをそのまま活かしている。

エンジンはNAだった純正仕様からターボ化を敢行。TD06-20RXタービンを組み合わせることで約440psを発生する。カム交換やヘッドガスケット変更に加え、イケヤフォーミュラ製4連スロットルも投入されており、「体感的にもかなり速くなりましたね」とオーナーは語る。


足まわりにはエアサスを採用し、ショーカーらしい演出力と実用性を両立。ブレーキも抜かりなく、フロントにはAPレーシング製6ポットキャリパー、リヤにはR33GT-R純正フロントキャリパーを流用している。ホイールはフロント10.5J×19インチ(−37)、リヤ11.5J×19インチ(−31)を装着し、さらに片側60mmのワイドトレッドスペーサーを組み合わせることで、この強烈なワイドスタイルを実現した。


インテリアは競技車両を思わせるレーシーな雰囲気で統一。ダッシュボードやドアトリムにはカーボンパネルを多用し、AEM製デジタルメーターをインストールしている。さらにステアリングコラムレバーを撤去し、ウインカーなどの操作系はパネルスイッチ化されるなど、細部まで徹底した作り込みが施されている。

ベース車両が何だったのか分からなくなるほど大胆なエクステリア、イベント会場で圧倒的な存在感を放つギミック、そして440psを誇る本格ターボチューン。そのすべてを高次元で成立させたこのヴァリエッタは、まさに“全方位スキなし”の極上ショーカスタムと呼ぶにふさわしい存在だ。
●取材イベント:Red Bull Tokyo Drift 2026

