機動性や荷物の搭載性も高い、ツーリングやキャンプに人気のアドベンチャーモデルは、冒険心を駆り立てる大型のフロントスクリーンや、最低地上高を高めた、足長の足周りが特徴。ここでは普通自動二輪免許で乗れる、大型車に比べて維持費も安くて燃費も良く、高速道路も走行可能な400ccクラスと250ccクラスのミドルモデルを比較。舗装路はもちろん、未舗装路での安定感も高いモデルも多数。それぞれのポイントや違いをチェックしてみよう。 REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki) ※注:車両価格はすべて消費税10%込
維持費も安い・燃費も良い・高速道路も走行可能!人気のミドル級アドベンチャーモデルとは?
アドベンチャーモデルとは、ラリー向けのレース用マシンなどをイメージしたバイクのこと。一般的に縦長の大型フロントスクリーン、最低地上高を上げた足長の足周り、大径ホイールなどを採用。 特に悪路も柔軟かつ、しなやなに走行できる、スポークホイールを装備したモデルは、アスファルトの舗装路に加え、林道や山道など未舗装路の走行も想定。オフロードモデル同様、もしくはオフロードモデルに近い足周りに設定され、走行シーンを選ばないのがポイントだ。 冒険心を駆り立てるフォルムのアドベンチャーモデルは、大型リヤキャリアを採用するなど、積載性に優れているのも特徴。パニアケースを標準装備するなど、ロングツーリング、キャンプ、アウトドア、レジャーに重宝するアイテムが導入されている。 ミドル級アドベンチャーモデルは、大型車に比べて維持費が安く、燃費も良好。しかも高速道路が利用できるため、ソロキャンパーからの人気も高い。
バイクの普通自動二輪免許とは?ポイントや取得方法などを完全網羅
排気量400ccまでのバイクを運転できる「普通二輪(普通自動二輪)免許」。この運転免許で乗れるバイクには、150ccクラス、250ccクラス、400ccクラスなど、幅広いカテゴリーがあり、車種も豊富。 小型限定の普通二輪免許で乗れる125ccクラスよりも、パワフルで余裕の走りが楽しめ、高速道路も走行可能。行動範囲が大幅に広がるのもポイントだ。
250ccクラスを遥かに凌ぐ、余裕の46馬力を発揮!冒険心を駆り立てる400ccクロスオーバーモデル
ホンダ 400X 価格:82万6100円

水冷4ストDOHC4バルブ直列2気筒399ccエンジン、縦長のフロントウインドスクリーンを採用。写真はパールグレアホワイト。
400Xは、タフなオフロードイメージを強調したスタイリング、アップライトなライディングポジション、スムーズで力強い出力特性の水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒399ccエンジンにより、ツーリングをメインとするビギナーからベテランライダーまで、幅広い年齢層に人気のモデル。 399ccという普通自動二輪MAXの排気量を活かし、4モデルの中では、怒涛の46馬力を発揮。196kgというヘビーな車両重量との相乗効果により、高速道路などでは余裕の走りを実現。長距離ツーリングなどでも、本領を発揮してくれるのがポイントだ。 キャッチコピーは「力強いフォルムが冒険心を駆り立てる」。カタログによるジャンルは「クロスオーバー」だが、シャープなラインのフロントカウル、眉を吊り上げているような精悍なヘッドライト、ウインドプロテクション性能を追求し、縦に伸長したフロントウインドスクリーンを採用したフロントフェイス。 また、アップライトなライディングポジション、舗装路以外も走行できる足周りなど、ダウンマフラーを装着した外観ながら、ロードモデルよりも走りの自由度を高めた、アドベンチャーモデルと呼ぶに相応しいマルチな1台に仕上がっている。
ダカールラリーで活躍する「CRF450 RALLY」を彷彿
ホンダ CRF250 RALLY / CRF250 RALLY〈s〉 価格:74万1400円

写真はホンダ CRF250 RALLY〈s〉のアクセサリー装着車。
2020年ダカールラリーを制覇した、ホンダ・ワークス「Team HRC」のラリーレーサー「CRF450 RALLY」のDNAを受け継ぎ誕生したCRF250 RALLYと CRF250 RALLY〈s〉。極限に挑むレースシーンで磨き上げられた、機能美を追求したスタイリングが特徴。エンジンは水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒249cc。 街乗りから林道ツーリングまで、オールマイティに走りこなせるよう、ライディングポジションは快適さや取り回しの良さを追求。上半身への風圧を低減する大型のウインドスクリーン、走行風によりエンジン&ラジエーターからの熱気を逃すスリット入りのシュラウドなどを採用。長距離ツーリングでも、ライダーへの負担が少ない、快適な巡行性能を可能にしている。 最低地上高を引き上げながら、足着き性の良さを追求し、快適なツーリング性能とオフロード走破性を両立した「CRF250 RALLY」に加え、前後サスペンションを伸長し、ツーリング時の快適性だけでなくオフロード走破性も追求した「CRF250 RALLY〈s〉」の2種類あり。 ●CRF250 RALLY…シート高:830mm 最低地上高:220mm ●CRF250 RALLY〈s〉…シート高:885mm 最低地上高:275mm
アドベンチャーの姿を借りたロングツアラー
スズキ Vストローム250 ABS 価格:61万3800円

写真はパールネブラーブラック/ソリッドダズリンクールイエロー。PHOTO●山田俊輔
国内では2017年7月に発売されたVストローム250。スポーツアドベンチャーツアラーのエントリーモデルに位置付けられており、エンジンや車体など、多くの主要パーツをロードスポーツモデル「GSX250R」と共有しているので、実質の乗り味はロードバイクと言ってもよいだろう。2018年10月にはABSモデル設定され、2021年7月現在、「Vストローム250 ABS」に一本化された。 Vストローム250 ABSは、バランスのとれた車体と、スリムで扱いやすい実用的なデザインが特徴。鳥のくちばしをイメージさせるフロントカウルは、「DR-BIG」から続く、スズキ伝統のスタイリングを継承したもの。 エンジンは水冷4スト2気筒SOHC 2バルブ248cc。標準装着タイヤは「GSX250R」と共通の、ロード用タイヤ「IRC・RX-01」を採用。アドベンチャーモデルの外観ながら、あくまでも舗装路での街乗りやツーリングでの使用を想定しているのがポイントだ。
リヤ左右にパニア(荷物ケース)を標準装備した250ccらしからぬ存在感
カワサキ VERSYS-X 250 TOURER 価格:72万500円

写真はフラグメントカモグレー×メタリックフラットロウグレーストーン。パールブリザードホワイト×メタリックマットカーボングレーは70万4000円。PHOTO●山田俊輔
カワサキ VERSYS-X 250 TOURERは、大柄なアドベンチャースタイルが特徴。かつて存在していた「KLE250アネーロ」のイメージを継承するキャラクターを持ち、走る場所を選ばない、汎用性の高いツーリングモデルに仕上がっている。 エンジンは水冷4スト並列2気筒DOHC 4バルブ248cc。キャラクターに合わせたチューニングを施すことで、スムーズなパワー特性と低回転域での粘り強さを獲得。 ロングストロークのフロントサスペンションとリンク式リヤサスペンションは、183kgの車体と組み合わせることで、様々な路面状況にて高い安定性を獲得。 また、多様なシチュエーションに対応するトレッドパターンの、マルチパーパスのチューブタイヤも装備。幅広いライディングシーンをカバーし、優れたパフォーマンスを発揮するのが特徴だ。 リヤの左右には、ツーリングやキャンプに便利なパニアケースを標準装備。サスペンションのストロークも大きく、突然に遭遇する未舗装の工事中道路なども、スムーズに走行可能。
外観・ボディサイズ・重量を比較
ホンダ 400X

パールグレアホワイト
●全長×全幅×全高:2,140mm×825mm×1,380mm ●最低地上高:150mm ●ホイールベース:1,435mm ●シート高:800mm ●車両重量:196kg ●最小回転半径:2.5m ●燃料タンク容量:17L
ホンダ CRF250 RALLY / CRF250 RALLY〈s〉

エクストリームレッド
【カッコ内はCRF250 RALLY〈s〉】 ●全長×全幅×全高:2,200mm×920mm×1,355mm【2,230mm×920mm×1,415mm】 ●最低地上高:220mm【275mm】 ●ホイールベース:1,435mm【1455mm】 ●シート高:830mm【885mm】 ●車両重量:152kg ●最小回転半径:2.3m ●燃料タンク容量:12L

最低地上高を引き上げながら、足着き性の良さを追求したCRF250 RALLY。

前後サスペンションを伸長し、オフロード走破性も追求したCRF250 RALLY〈s〉。
スズキ Vストローム250 ABS

パールネブラーブラック/ソリッドダズリンクールイエロー
●全長×全幅×全高:2,150mm×880mm×1,295mm ●最低地上高:160mm ●ホイールベース:1,425mm ●シート高:800mm ●車両重量:189kg ●最小回転半径:2.7m ●燃料タンク容量:17L
カワサキ VERSYS-X 250 TOURER

フラグメントカモグレー×メタリックフラットロウグレーストーン
●全長×全幅×全高:2,170mm×940mm×1,390mm ●最低地上高:180mm ●ホイールベース:1,450mm ●シート高:815mm ●車両重量:183kg ●最小回転半径:2.5m ●燃料タンク容量:17L
4車とも直進安定性を重視した大柄な車体が特徴で、1400mm超のロングホイールベースに設計。長距離走行に重宝する、大型フロントスクリーンを装備しているのもポイント。 車両重量はCRF250 RALLY/〈s〉が152kgだが、他モデルは180kg超とややヘビー。最低地上高はCRF250 RALLYが220mmとし、CRF250 RALLY〈s〉は275mmでオフロード車並の設定。CRF250 RALLY〈s〉のシート高は885mmと高めだが、多少段差のある路面でも、エンジン底を擦ることなくスルーできるのが特徴。
エンジンを比較
ホンダ 400X 最高出力:46ps/9,000rpm 排気量:399cc

エンジンは低中回転域で粘りのあるトルク特性。動弁系は、バルブ挟み角、ポート形状、燃焼室形状の設計自由度が高いDOHCとし、摩擦の低減に効果的なローラーロッカーアームやサイレントカムチェーンを採用。
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ直列2気筒 ●排気量:399cc ●最高出力:46ps/9,000rpm ●最大トルク:3.9kgf・m/7,500rpm ●ボア径×ストローク長:Φ67.0mm×56.6mm ●圧縮比:11.0 ●燃費(WMTCモード値):28.3km/L ●ミッション:6速
ホンダ CRF250 RALLY / CRF250 RALLY〈s〉 最高出力:24ps/9,000rpm 排気量:249cc

新設計したエアクリーナーボックス・エキゾーストパイプ・マフラーの採用と、点火時期の最適化により、低回転域からリニアに力強く反応するコントローラブルなエンジン特性を実現。バルブタイミングを変更することで、低中回転域での出力&トルク向上も獲得。
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 ●排気量:249cc ●最高出力:24ps/9,000rpm ●最大トルク:2.6kgf・m/6,500rpm ●ボア径×ストローク長:Φ76.0mm×55.0mm ●圧縮比:10.7 ●燃費(WMTCモード値):34.8km/L ●ミッション:6速
スズキ Vストローム250 ABS 最高出力:24ps/8,000rpm 排気量:248cc

シリンダーヘッドはフリクションロスを最小化するため、ローラータイプのロッカーアームを採用。2-1エキゾーストシステムは、触媒の前のチャンバー形状を最適化したことにより、ライディング時の使用頻度が高い中間加速を向上させながら、排ガス浄化性能にも貢献。
●エンジン形式:水冷4ストSOHC2バルブ2気筒 ●排気量:248cc ●最高出力:24ps/8,000rpm ●最大トルク:2.2kgf・m/6,500rpm ●ボア径×ストローク長:Φ53.5mm×55.2mm ●圧縮比:11.5 ●燃費(WMTCモード値):32.0km/L ●ミッション:6速
カワサキ VERSYS-X 250 TOURER 最高出力:33ps/11,500rpm 排気量:248cc

サイドカムチェーン方式の水冷直(並)列ツインエンジンは、DOHC4バルブ。スリーブレスのアルミダイキャストシリンダー、軽量ピストンに加え、吸気系にはデュアルスロットルバルブを導入。
●エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 ●排気量:248cc ●最高出力:33ps/11,500rpm ●最大トルク:2.1kgf・m/10,000rpm ●ボア径×ストローク長:Φ62.0mm×41.2mm ●圧縮比:11.3 ●燃費(WMTCモード値):24.8km/L ●ミッション:6速
唯一の400クラスであるホンダ X4は、他の250クラスに比べ、パワフルな46馬力に設定。スズキ Vストローム250 ABSのみ、ボア径よりもストローク長の大きな、トルクフルなロングストローク型を採用(他の3台は、エンジン回転を上げてパワーを稼ぐ、ショートストローク型を採用)。 Vストローム250 ABSのエンジンは、低中速域を重視したシンプルな水冷4ストSOHC2バルブ2気筒(他の3台は、レーシーなDOHC 4バルブ)ながら、最高出力24馬力を発揮。価格は61万3800円に抑制し、コストパフォーマンスの良さをアピールしている。
フレーム・前後サスペンション・前後ブレーキ・前後タイヤ等を比較
ホンダ 400X 前後ホイール:キャスト型

ブレーキのかけ過ぎや急な路面変化によるタイヤのロックを回避し、車体コントロール性と制動性能の維持をサポートするABS(アンチロック・ブレーキ・システム)も標準装備。写真のカラーはマットバリスティックブラックメタリック。
●フレーム形式:ダイヤモンド ●フロントフォーク:正立型Φ41mm ●スイングアーム:プロリンク式 ●前ブレーキ:シングルディスク式 Φ310mmウェーブディスクローター ABS ●後ブレーキ:ディスク式 Φ240mmウェーブディスクローター ABS ●前タイヤ:110/80R19M/C 59H ●後タイヤ:160/60R17M/C 69H ●キャスター角/トレール量:27°30´/108mm ●前後ホイール:キャスト型
ホンダ CRF250 RALLY / CRF250 RALLY〈s〉 前後ホイール:スポーク型

不意なブレーキ操作時やブレーキング中の急な路面変化によるタイヤロックを抑制するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備。オフロード走行時にはリヤ側のABSをオフにできるモード切り替え機能付き。
●フレーム形式:セミダブルクレードル ●フロントフォーク:倒立型(260mmストローク) ●スイングアーム:プロリンク式(260mmストローク) ●前ブレーキ:シングルディスク式 ウェーブディスクローター ABS ●後ブレーキ:ディスク式 ウェーブディスクローター ABS(キャンセル機能付き) ●前タイヤ:80/100-21M/C 51P ●後タイヤ:120/80-18M/C 62P ●キャスター角/トレール量:27°30´/109mm ●前後ホイール:スポーク型
スズキ Vストローム250 ABS 前後ホイール:キャスト型

剛性の高い、10本スポークのキャストホイールを採用。前後タイヤにはパンク時のメンテナンスに優れるチューブレスタイヤを装着。写真のカラーはトリトンブルーメタリックNo.2。
●フレーム形式:セミダブルクレードル ●フロントフォーク:正立型 ●スイングアーム:モノショック ●前ブレーキ:シングルディスク式 ウェーブディスクローター ABS ●後ブレーキ:ディスク式 ウェーブディスクローター ABS ●前タイヤ:110/80-17M/C 57H ●後タイヤ:140/70-17M/C 66H ●キャスター角/トレール量:25°10´/100mm ●前後ホイール:キャスト型
カワサキ VERSYS-X 250 TOURER 前後ホイール:スポーク型

フロントに19インチ、リヤに17インチのスポークホイールを装備。舗装路だけでなく未舗装路での走破性をアップ。ホイールリムはアルミ製とすることで、バネ下重量を低減。写真はパールブリザードホワイト×メタリックマットカーボングレー。
●フレーム形式:ダイヤモンド ●フロントフォーク:正立型インナーチューブ径Φ41mm(130mmストローク) ●スイングアーム:ボトムリンク式モノショック ●前ブレーキ:シングルディスク式 Φ290mmウェーブディスクローター ABS ●後ブレーキ:ディスク式 Φ220mmウェーブディスクローター ABS ●前タイヤ:100/90-19M/C 57S ●後タイヤ:130/80-17M/C 65S ●キャスター角/トレール量:24.3°/108mm ●前後ホイール:スポーク型
スポークホイール採用の2車は、キャストホイールを採用した2車よりも、悪路の走破性に優れたオフロード車に近付けているのが特徴。特にCRF250 RALLY /〈s〉の足周りは、タイヤを除き、基本的にオフロードモデルのCRF250Lと共通とし、未舗装路の走破性も良好。カワサキ VERSYS-X 250 TOURERも、未舗装路での走行に対応する、スポーティなハンドリングと快適性を実現している。 キャストホイールを装備したVストローム250 ABSの標準装着タイヤは、ロードスポーツモデル・GSX250Rと共通の「IRC・RX-01」を装備。外観はアドベンチャーだが、舗装路でのツーリングや街乗りでの使用を想定している模様だ(実際、オフィシャルWEBサイトでも、悪路走行の写真は一切使われていない)。 同じくキャストホイールをチョイスした400Xは、2台のスポークホイール採用車と、Vストローム250 ABSの中間的な立ち位置だと考えられる。
ライディングポジションを比較

シート高の800mmのホンダ 400X。ライダー身長170cm。大柄な車体に感じられるも、足着き性は良好。日常的な使いづらさは感じない。PHOTO●山田俊輔

シート高830mmのホンダCRF250 RALLY。ライダー身長175cm。この範囲の身長であれば、両足がラクに地面に着けられる模様。PHOTO●山田俊輔

シート高800mmのスズキ Vストローム250 ABS。ライダー身長175cm。ハンドル位置が高いため、一般的なネイキッドよりも上半身はアップライト。スタンディングもしやすい。多くのデュアルパーパスよりもハンドル幅が狭いので、未舗装路での抑えが難しいのが特徴。PHOTO●山田俊輔

シート高815mmのカワサキ VERSYS-X 250 TOURER。ライダー身長170cm。両足の踵は少し浮いた状態に。シート高はやや高めだが、車体はスマートなので足着き性に不安は感じられない。PHOTO●山田俊輔
最新アドベンチャーモデルならでは! 各車の便利な装備を比較
ホンダ 400X

扱いやすさを追求した「アシストスリッパークラッチ」の構造。
・「アシストスリッパークラッチ」を採用することで、クラッチレバーの操作荷重を軽量化。シフトダウン時の過度なエンジンブレーキを抑制し、フラットダート路面でもより安心感のあるシフトチェンジを実現。 ・強い個性を放つLEDヘッドライト、 前後ウインカーにはコンパクトなバータイプのLED、シャープなリアビューに映えるLEDテールランプを装備。 ・軽量かつシンプルな断面形状のアルミキャストホイールを採用。しなやかに路面変化に対応する、Y字型スポークデザインが特徴。 ・燃料計や時計に加え、瞬間/平均燃費、燃料消費量表示機能など、さまざまな情報を集約したデジタルメーター。ギアポジション、エンジン回転数にあわせて点滅周期を変化させてシフトタイミングを知らせるシフトアップインジケーターや、任意の回転数で点滅設定が行えるタコメーターピークホールド機能も装備。 ・ハザードランプを高速点滅することで急ブレーキをいち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルを採用。 ・好みのレバー位置に合わせられる、5段階調節可能なアジャスター付ブレーキレバー。 ・盗難抑止機構「H・I・S・S(Honda Ignition Security System)」を装備。
ホンダCRF250 RALLY

ボタンひとつでリヤ側のABSをオフにできる、モード切り替え機能付き。
・不意なブレーキ操作時や、ブレーキング中の急な路面変化によるタイヤロックを抑制するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備。オフロード走行時はリヤ側のABS機能をオフ(解除)できる、便利なモード切り替え機能付き。 ・クラッチレバーの操作荷重軽減(従来比20%低減)に貢献するアシスト機能と、シフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減するスリッパー機能を備えたクラッチ機構である、「アシストスリッパークラッチ」を新採用。これにより、扱いやすさをさらに高め、より快適でスムーズな操作を実現。 ・精悍なフロントビューを演出する二眼LEDヘッドライト、小型で軽量なLEDウインカーを採用。 ・デジタルメーターの上部には、ラリースタイルのコックピットを彷彿とさせるアクセサリーバーを装備。ハンドルバーと同じΦ22.2mmとすることで様々なパーツの装着に配慮。 ・バーグラフで表示されるエンジン回転数をはじめ、ギアポジション/平均燃費計/燃料消費量計/平均速度などの表示機能をひとつに集約した多機能デジタルメーターを採用。 ・ハザードランプを高速点滅することで、急ブレーキをいち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルを装備。
スズキ Vストローム250 ABS

キャンプなどのアウトドアに便利な、12V/36WのDCソケットも装備。
・フル液晶ディスプレイを用いた、軽量なインストルメントパネルを採用。スピードメーター、タコメーター、オドメーター、デュアルトリップメーター、ギアポジションインジケーター、平均燃費計、オイルチェンジインジケーター、燃料計、時計を表示。ディスプレイ横にはターンシグナルインジケーター、エンジン警告灯、水温&油圧警告灯、エンジンRPMインジケーター、ABS警告灯を配置。12V/36WのDCソケットも装備。 ・スポーティでスマートな、10本スポークのキャストホイールを採用。前後タイヤにはパンク時のメンテナンスに優れるチューブレスタイヤを装着。 ・フロントブレーキレバーはライダーの好みや手の大きさに合わせ、5段階の調節が可能。 ・ドライブチェーンの調整、メンテナンスなどに便利なセンタースタンドを標準装備。 ・大型アルミ製リヤキャリアにはフックを装備。純正アクセサリーのサイドケースを装着させるために専用に設定されたアタッチメントも導入済み。 ・前後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定の範囲内で防ぐ「ABS(アンチロックブレーキシステム)」を標準装備。
カワサキ VERSYS-X 250 TOURER

標準装備されるサイドパニアは上蓋式、左右共通の合理的な設計。剛性を確保するためのデザインか、内幅がやや狭いところがあるが、実用性は極めて高い。
・リヤの左右には、ツーリングやキャンプに便利なパニアケースを標準装備。 ・多機能液晶スクリーンメーターは、デジタルスピードメーター、ギヤポジションインジケーター、オドメーター、デュアルトリップメーター、航続可能距離、瞬間/平均燃費、燃料計、水温計、時計、ETCインジケーター(ETC2.0車載器キットは別売り)、エコノミカルライディングインジケーター(※注1)を表示。 ※注1:エコノミカルライディングインジケーターは、燃料消費が少ない走行状態にあることを示し、燃費効率の高い走行ができるようライダーをサポート。 ・レース活動からのフィードバックを元に開発されたアシスト&スリッパークラッチシステムを搭載。2種類のカムによって様々な機能を実現。 ・高剛性バックボーンフレームは、様々な路面状況で高い走破性を発揮。リヤショックユニットのマウント周辺に補強を施すことで、未舗装路で走行に対応。 ・インナーチューブ径Φ41mmの正立テレスコピックフロントフォークは、130mmという長いストローク量を確保することで、路面からのフィードバックをライダーへ的確に伝達。未舗装路での走行に対応する、スポーティなハンドリングと快適性を実現。 ・リヤサスペンションはボトムリンク式ユニトラックとガス封入式の、プリロード調整が可能なモノショックユニットを採用。ホイールトラベルは148mmで優れた路面追従性を発揮し、様々なライディングシーンで快適なツーリングを楽しむことが可能。 ・ロードクリアランスを十分に確保することで、路面のギャップなど、障害と接触するリスクを低減。
まとめ:各モデルの価格と最高出力(馬力)の関係性

※パワーウエイトレシオは「車両重量÷最高出力(馬力)」で算出される数値。表示単位はkg/psで、そのバイクで1馬力あたりにどれくらいの重量負担があるのかを表す。 この数値が小さければ小さいほど、加速性能に優れているといえる。

各モデルの価格(万円)と最高出力(馬力)をグラフに表したところ。縦軸が馬力、横軸が価格。
パワーウエイトレシオは、400ccクラスのホンダ400Xがトップ。196kgのヘビーな重量だが、250ccクラスの3モデルを圧倒的に上回る、400ccクラスならではの46馬力を発揮。特に高速道路走行などでは、重量とパワーを活かし、250ccクラスよりも安定した余裕の走りが楽しめそう。 パワーウエイトレシオ3番手のCRF250 RALLY/〈s〉は、152kgという軽量な車体と、オフロード車テイストの足周りを活かし、街乗りはもちろん、林道、山間部、キャンプ先などの悪路でも、スムーズで軽快な走りが堪能できそうだ。 各モデルの価格(万円)と最高出力(馬力)を表したグラフでは、価格と馬力(最高出力)に比例して、スズキ Vストローム250 ABS、カワサキ VERSYS-X 250 TOURER、ホンダ 400Xが右上へ一直線に伸びているのが特徴。しかしCRF250 RALLY〈s〉のみが、他の3台に比べて馬力(最高出力)に対し、価格が高額なのが特徴(スズキ Vストローム250 ABSよりも、かなり高額側に位置)。 これは、CRF250 RALLY〈s〉が、 ・前後サスペンションとも、260mmのストロークを確保して衝撃吸収性を向上。フロントはボトムブリッジの素材を、スチールから軽量なアルミ鍛造材に変更。また、プロリンク式のリヤサスペンションはリンクレシオ最適化のため、リンクやコンロッドを新設計。しなやかにたわむことで接地感のある操縦性を生み出す最適な剛性と、板厚変更による軽量化を追求したアルミ鋳造一体型スイングアームと相まって、路面追従性とともに、安定感のある乗り心地を実現 ・ホイールリムは、ブラックアルマイトにポリッシュ加工。また、フロント/リヤの中空アクスルシャフト採用や、ドリブンスプロケット締め付け部の肉薄化、取り付けボルトのサイズダウン、モトクロッサーと同構造のカップ一体型リアブレーキマスターシリンダーなど、多岐にわたる部品の軽量化を突きつめ、運動性能の向上を図っている ・しなやかさと路面からの入力を受け止める、最適な剛性バランスと軽量化を実現するために、スチール製のツインチューブフレームをはじめ、スイングアームやアルミ鍛造ボトムブリッジなど、多岐にわたる部品を新設計。ABSの標準装備や燃料タンクの大容量化を実現しながら、従来モデルから5kgもの軽量化を実現。また、エンジン搭載位置やドレンボルト配置を変更することで、30mm引き上げた最低地上高やストロークを10mm伸長させたフロントサスペンションなどにより、オフロードにおける走破性能の向上も追求 ・オフロード走行時には、リヤ側のABSをオフにできる「モード切り替え機能」を装備 など、スズキ Vストローム250 ABSよりも、足周りのポテンシャル向上にこだわっている点が、価格に反映されていると思われる。言い換えれば、林道走行や山間部の獣道走行などを頻繁に走り、加えて舗装路も走るライダーにとっては、極めてお買い得な1台と言えよう。 下記ページや関連ページでは、各車の情報を詳しく掲載。上記では書かれていない魅力やポイントも満載なので、じっくりと読み比べ、見比べてみてみるべし!
各モデルの詳細&試乗インプレッション
