後半に向け路面が渇き始める!

AutoRace Ube Racing Team 浦本修充選手

鈴鹿8時間耐久ロードレースも残り2時間。1時間ほど前から雨が止み、路面が徐々に乾き始めている。トップはHonda HRC(143周)、2位はYAMAHA FACTORY RACING TEAM、3位はAutoRace Ube Racing Team。上位3チームのタイム差や順位は変わらず、またEWCクラスの上位5台は1分以内の差で走行中だ。

鈴鹿8耐の見どころでもあるライトオンの時間までには、再び雨が予想されており、最後の最後でドラマチックな展開になるのか注目だ。

レース序盤は転倒車が続出し、2回のセーフティカー走行から一進一退の争いが始まり、近年稀に見る接近戦が繰り返されている。Honda HRCとAutoRace Ube Racing Teamは2人のライダーで走り切るのか、3人目のライダーを走行させるのかも後半の見どころになりそうだ。

ラストスティントの激闘

ラストスティントを終えTopを激しく追うYAMAHA FACTORY RACING TEAM アンドレア・ロカテッリ選手
ラストスティントで表彰台を狙うBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMのマイケル・ファン・デル・マーク選手

残り1時間。再び激しく雨が降り始める中、熾烈なトップ争いが繰り広げられた。 トップを死守してきたHonda HRCは171周目にピットインを敢行。最終スティントも引き続き高橋巧選手がマシンを駆る。

一方、先にピット作業を済ませた2位のYAMAHA FACTORY RACING TEAM(アンドレア・ロカテッリ選手)も、牙を剥いてトップを狙う構えだ。 首位と2位の差は、およそ20秒。

このままホンダが逃げ切り5連覇を達成するのか。ヤマハが逆転を果たすのか。あるいは、猛烈な追い上げを見せるBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMのマイケル・ファン・デル・マーク選手が、上位2台の争いに割って入るのか。最後まで目が離せない展開となりそうだ。

光に包まれた鈴鹿8耐、Honda HRCが5連覇達成

残り34分に3度目のセーフティカーがコースインした。

残り40分、トップと2位の差はわずか数秒。トップ争いが熾烈を極めるなか、4位を走行中だった AutoRace Ube Racing Team は痛恨のペナルティにより、ピットストップを余儀なくされて優勝争いから脱落した。

残り34分には3度目のセーフティカーがコースイン。トップの Honda HRC と2位 YAMAHA FACTORY RACING TEAM の間にセーフティカーが入ったことで、両者の差は約半周にまで広がってしまう。

SSTクラスも最後まで見逃せない展開となった。トップの NCXX RACING with RIDERS CLUB と2位 Team Étoile の間にあった1分以上の大差は、セーフティカーの導入によっておよそ10秒にまで縮まる。さらに3位の Wójcik Racing Team #77 SST との差は、実に1秒を切る超大接近となった。

しかし、レースはセーフティカーが外れることなく、そのままチェッカーを迎えた。EWCクラスは、189周を走り切った Honda HRC が5連覇を達成した。今回の勝利で高橋巧選手は、8度目の鈴鹿8耐優勝となった。

FIM世界耐久選手権 “コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会決勝結果

優勝 Honda HRC / 2位 YAMAHA FACTORY RACING TEAM / 3位 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM

EWCクラス

優勝 Honda HRC 高橋巧/ジョナサン・レイ/ソムキャット・チャントラ

2位 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行/ジャック・ミラー/アンドレア・ロカテッリ

3位 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM マーカス・ライターベルガー/スティーブン・オダンデール/マイケル・ファンデルマーク

SSTクラス

優勝 NCXX RACING with RIDERS CLUB 長島哲太/亀井雄大/伊達悠太

2位 Team Étoile 大久保光/伊藤元治/鳥羽海渡

3位 Wójcik Racing Team #77 SST オスカル・グティエレス/ジョルディ・トーレス/ガブリエレ・ジャンニー

グランドスタンドでは、各メーカーファンたちがサイリウムを振り鈴鹿8耐のフィナーレを飾る。