一部改良で安全装備は最新鋭 「RS」は6速MT専用モデル

N-ONEのポジションは独特だ。あえてカテゴリー分けすればハイトワゴンだが、FF車なら全高が立体駐車場対応の1.55m未満で、ワゴンRなどの定番機種に対抗するのは、同じホンダでもN-WGNの役割。

エクステリア

往年のN360をモチーフとしたレトロモダンなエクステリア。スポーティな「RS」には、2025年11月の一部改良で新たに、ホワイト塗装の15インチアルミホイールが装着されている。最小回転半径は4.8m。

といって、スタート価格が170万円超、最上級で約230万円になる価格帯は、アルトやミライースなどの他社ハッチバックとは明確に異なる。レトロモダンデザインと高い質感のインテリアを売りとするN-ONEは、いわば現在では唯一のスペシャリティ軽である。

インストルメントパネル

運転席まわりは上質かつレトロなうえ、ボンネット全体が見えるため車両感覚が掴みやすいなど機能面も○。2025年11月の一部改良では全車に7インチTFT液晶メーターと2本スポークステアリングが採用され、モダンな装いに進化した。

そんなN-ONEで興味深いのは、最大の売りであるスタイリングが、今から13年以上前の初代デビューから基本的に変わっていないことだ。では、今のN-ONEが古いクルマなのか……というと、そうではない。N-ONEは2020年に、ボディ外板だけは変えず、プラットフォームからインテリアをごっそり刷新……という類例のあまりないフルモデルチェンジを実施している。

居住性

さらに、定期的に改良の手も入っており、25年秋の一部改良ではホンダセンシングも最新鋭の広角単眼カメラ式に入れ替えられている。つまり、〝中身〞は掛け値なしに最新というわけだ。最新の中身と絶妙な低重心パッケージを組み合わせたN-ONEの静粛性や乗り心地、操縦安定性は、エントリーグレードの「オリジナル」でも高度だ。

うれしい装備

インパネシフトの6速MTは軽いながらもソリッドな手応えでストロークも短く、絶品の操作感を楽しめる。
月間販売台数     1216台(25年7月~12月平均値)
現行型発表    20年11月(一部改良 25年11月)
WLTCモード燃費  23.2㎞/ℓ※自然吸気のFF車

ラゲッジルーム

さらに上級モデルとして、あのS660譲りのターボエンジン+速Mを搭載する「RS」も用意。コペンと並ぶ貴重な本格軽スポーツモデルとなっている。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.175「2026年 軽自動車のすべて」の再構成です。

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