モデル末期でも人気のハリアー

とくにトヨタ車で顕著だが、新車の納車、納期待ちが長くなっている。車検が迫っていたり、転勤などによる新しい生活が控えていたりするなど、次の愛車選びを急ぐ必要があるケースもあるだろう。
2026年上半期(2026年1月〜6月)の「乗用車ブランド通称名別順位(日本自動車販売協会連合会調べ)」において、前年対比84.7%、2万5790台で20位に入ったトヨタ・ハリアー。同じ「GA-Kプラットフォーム」を使うRAV4は、先にフルモデルチェンジを実施していて、すでに新型を街中で見かけることも多くなった。

先代(ハリアーは現行型)もRAV4が出た約1年後にハリアーが登場している。2025年12月にハイブリッドを、2026年3月にプラグインハイブリッドを発売した現行RAV4の流れからすると、次期ハリアーが2027年内に登場しても不思議ではない。
現行ハリアーは2020年6月に発表されたため、すでに6年が経過している。モデルライフからしても間もなく次期型にスイッチすると予想できる。それでも先述した2026年上半期の登録車ランキングで前年対比216.1%で、2万9222台に入った現行RAV4と比べても台数には健闘している。RAV4が現行にスイッチしてからまだ間もなく、供給の問題もあるだろうが、ハリアーのプレミアムSUVとしての安定した人気がうかがえる。
現在の新車価格(乗り出し価格)と納期は?

2025年6月に受けた一部改良では、特別仕様車の「Night Shade(ナイトシェード)」が設定されたのをはじめ、プラグインハイブリッド(PHEV)に「G(E-Four)」が加わり、547万300円〜というPHEVのエントリー価格となった。2026年7月末時点の価格帯は、2.0Lガソリンを積む「G(2WD)」の371万300円〜626万100円のPHEV「Z(E-Four)」となっている。

新車の乗り出し(コミコミ)価格は、オプションなどをどれくらい付けるのかにもより差は大きくなるが、おおよそ370万〜680万円程度になる。なお、納期は2〜5か月程度。平均で3か月程度になっている模様なので最近のトヨタ車としては、比較的短めといえるかもしれない。
現行型ハリアーの中古車平均価格、物件数は?

現行ハリアーの中古車は、2026年9月末時点で中古車平均価格(相場)は、340〜350万円程度。中古車流通量は非常に多く、約4000台〜4200台くらいで推移している。2022年〜2023年頃までのプレミアは解消している一方で、登録未使用車などでも新車価格からの大幅下落も見られない。つまり、高止まりしているワケだが、高いリセール(再販価値、残価率)にある。
一般的な国産車は、3年・3万km走行の場合で新車価格の50〜60%程度まで下落する傾向にあるが、ハリアー(「Z」グレードやハイブリッド車)は3年落ちでも新車価格の70〜85%前後をキープしている。
中古車で美味しいのは2023年式!?

そのため、1〜2年落ちの高年式を狙うよりも3年落ち(2023年式)以降で、走行2万〜4万km台の物件を狙うのがお得な買い方といえそうだ。
現行型は、2022年9月に一部改良を受け、プラグインハイブリッドが追加されたのをはじめ、衝突被害軽減ブレーキに交差点右折時の対向直進車、右左折時の対向方向からの横断歩行者を検知する機能が追加され、全車標準化されている。
さらに、「Z」と「Z“Leather Package”」にコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオが標準化され、12.3インチの大画面ディスプレイによる視認性、操作性の高さを享受できる。そのほか、車内Wi-Fiにも対応するなど、コネクティビティの強化も盛り込まれた。

装備面からも2023年式が狙い目なのが分かる。2023年式は中古車流通量でも2021年式に次いで多く、選択肢も豊富に揃っている。2021年式の走行距離は2万〜9万km内に収まる物件が多く、2023年式は1万〜7万km内が比較的多くなっている。2023年式は新しい分だけ、走行距離も短い個体が多くなっている。
2023年式のうち、コスパ最重視なら2.0Lガソリンの「G(2WD)」に注目だ。主な装備は、12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(メーター)、8インチディスプレイオーディオ、運転席パワーシート、18インチアルミホイール、ファブリック+合成皮革シート、パワーバックドアなどとなっている。コミコミ価格は、約290万〜330万円くらいが多く、物件数も豊富で走行距離3万km以下の個体も狙える。

静粛性の高さや燃費、リセールまで考えるのなら2.5Lハイブリッド「Z(2WD)」を検討したい。コミコミ価格は、360万〜430万円程度の個体が多く、流通量も豊富だ。12.3インチナビゲーション、JBLプレミアムサウンドシステム、19インチ高輝度塗装アルミホイールなど装備も充実している。
新車で買っても高いリセールが期待でき、納期も比較的短い現行ハリアーだけに、新車以外に考えられないという考え方ももちろんあるだろう。先述したように、新車の乗り出し価格は370万〜680万円程度になると仮定すると、2023年式の中古車であれば2.0Lガソリン車(2WD)は約290万〜330万円、2.5Lハイブリッド「Z(2WD)」は、おおよそ360万〜430万円程度の物件が多く、イニシャルコストを大きく抑えることができる。
