【Q.】法定速度が60km/→30km/hになるのはどんな道路?

【A.】中央線・車両通行帯・中央帯などのない一般道路が基本

従来、一般道路は、標識などで指定がない限り、法定速度は原則60km/hだった。一方、今回の改正では、一定の条件を満たす「生活道路」では、速度制限の標識が設置されていなくても法定速度が30km/hとなる。

ここでいう生活道路とは、主に地域住民の日常生活に利用されるような住宅街などにある道路のことだ。

ただし、一口に生活道路といっても明確な線引きがあるわけではないので、自宅周辺にある道路をいつもの調子で30km/hを超えて走行すると、速度違反となる可能性もある。

では、どういった道路が対象になるのか。警察庁の資料によれば、幾つかの条件があるので、以下にまとめてみた。

●中央線(センターライン)がない
●中央分離帯・車両通行帯がない
●一般道(高速道路や自動車専用道路ではない)
●最高速度を指定する標識・表示がない(指定があればその速度が優先)

つまり、基本的に一般道で中央線や中央分離帯、車両通行帯のない道路が対象だといえる。

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基本的に、一般道で中央線や中央分離帯、車両通行帯のない生活道路が対象となる
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中央線(センターライン)のある道路は対象外
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中央分離帯・車両通行帯がある道路も対象外だ

ただし、中央線があっても、標識などで速度が30km/hに制限されていれば、その道路では法定速度30km/hとなる。逆に、中央線がない道路でも、標識などで速度が40km/hに指定されていれば、40km/h以内であれば違反にならない。

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中央線があっても、標識などで速度が30km/hに制限されていれば、その道路では法定速度30km/h
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中央線がない道路でも、標識などで速度が40km/hに指定されていれば、法定速度は40km/hだ

ちなみに、対象となる生活道路には、5.5メートル未満の狭い道幅の道路が多く、全国の国道・都道府県道・市町村道のうち、およそ7割を占めるという。

そして、そうした道幅の狭い生活道路では、歩行者や自転車などと走行するクルマやバイクの距離が近く、歩行者や自転車が交通事故で死傷する割合も高い傾向だという。また、過去の調査から「クルマの速度が30km/hを超えると、歩行者の致死率が急激に跳ね上がる」ことも分かっており、これら背景から、今回の「法定速度30km/hまで」という規制導入となったようだ。

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規制の目的には、生活道路で多発する歩行者などの痛ましい死傷事故の減少などが挙げられる

【Q.】なぜ「うっかり免停」に気をつける必要がある?

【A.】従来と同じ感覚で60km/hで走ると赤キップの可能性も

今回の改正により、今まで「道路標識がないから60km/hまで出しても大丈夫」と考えていた道路でも、30km/hを超えて運転すると取り締まりの対象になる可能性が出てくる。

参考までに、速度超過で検挙された場合の違反点数と反則金は以下の通りだ。

【スピード違反の罰則(一般道/バイクの場合)】
・超過速度15km/h未満→反則金:二輪車7000円・原付6000円/違反点数:1点
・超過速度15km/h以上20km/h未満→反則金:二輪車9000円・原付7000円/違反点数:1点
・超過速度20km/h以上25km/h未満→反則金:二輪車1万2000円・原付1万円/違反点数:2点
・超過速度25km/h以上30km/h未満→反則金:二輪車1万5000円・原付1万2000円/違反点数:3点
・超過速度30km/h以上→二輪車・原付共に赤キップ(刑事罰の対象)/違反点数:50km/h未満6点・50km/h以上12点

とくに、注意が必要なのが、対象となる生活道路を60km/hで走行した場合。もし検挙されると、30km/h以上の超過速度で赤キップの対象。前歴がなくても一発で免許停止の処分を受けることになる。

ちなみに、今回の改正で規制対象となるのは、住宅街だけでなく、国道などでも中央線がなく、速度を指定する標識・標示がなければ法定速度は30km/hとなる。自宅周辺だけでなく、ツーリング先の国道などを走る際も、うっかり速度超過しないよう十分に注意したい。

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今まで「道路標識がないから60km/hまで出しても大丈夫」と考えていた道路でも、30km/hを超えて運転すると取り締まりの対象になる可能性がある

↓詳しくはこちらをチェック!

今回の改正では、ほかにも、たとえば従来の「ゾーン30」と呼ばれる道路との違いなど、意外い細かい注意点も多い。詳細は以下リンクの記事で紹介しているので一度チェックしてみて欲しい。

生活道路の法定速度が30km/hになるって、どういうコト? 2026年9月から住宅街での走り方が激変、「うっかり免停」の可能性も | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

法定速度が30km/hになる生活道路とは ここでいう生活道路とは、主に地域住民の日常生活に利用されるような住宅街などにある道路のことだ。とくに、今回の規制は、センターラインがなく、道路標識や道路標示などで速度規制のない道 […]

https://motor-fan.jp/article/1596493/