KIMERA K39
EVO37からK39まで、5年間の歩みを紹介

キメラ アウトモビリがモントレー カーウィークで3モデルを揃えて展示したのは、今回が初めてである。会場には、同社の出発点となった「EVO37」、そのコンセプトを四輪駆動へと発展させた「EVO38」、そしてキメラが初めて全面的に設計した「K39」が並んだ。
異なる個性を持ちながらも共通した方向性を備える3台を通じて、同社がこの5年で築き上げてきたブランドの歩みを米国の来場者に示した。なかでもK39は、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステを皮切りに、オーロラ、ル・マン・クラシック、グッドウッドを巡る国際的な展示を経てモントレーに登場した。
「ザ・クエイル」では新たなカラーを披露

モントレー カー ウィーク期間中に開催された「ザ・クエイル」では、新たなカラーコーディネートのK39が披露された。ボディにはクロームのような反射を見せる「パシフィックシルバー」を採用。インテリアは「ゴールデンコニャック」レザーで仕立て、カーボンファイバーの織り目を見せるディテールには「キャンディインクブルー」仕上げを組み合わせた。この仕様について、華美な演出よりも各要素のバランスを重視した構成だとキメラは説明している。
「duPont REGISTRY Award」を受賞

K39はモントレーにおいて、「duPont REGISTRY Award」の最優秀カーデザインに選ばれた。その後もロレックスギャザリング、エキゾチックス・オン・ブロードウェイ、モントレー・モータースポーツ・フェスティバルに参加。最終日には、コンクールデレガンスの開催を翌日に控えたペブルビーチの芝生にも姿を見せた。
キメラは一連の公開イベントに加え、会期中に顧客やコレクター、販売店、海外のパートナーらと面会。以前から同社の動向を追っていた関係者にとっても、実車を直接確認する貴重な機会になった。こうした対話を経て、K39、EVO38、EVO38 Collezione Martiniは、いずれも全生産枠の割り当てが完了したとのことだ。
EVO37は生産を終了、K39は2027年春に生産開始

キメラ・アウトモビリの各モデルは今後、それぞれ次の段階へ移行する。ブランドの出発点となったEVO37は、今年のグッドウッド(フェスティバルオブスピード)を節目に生産を終了した。一方、EVO38はすでに量産に入っている。K39は顧客への納車をめざして2027年春にラインオフが始まる予定だ。
米国、欧州、メキシコで展示活動を継続

キメラ アウトモビリは今後、米国ハンプトンズで開催される「ザ・ブリッジ」をはじめ、ベルギーのゾウテ グランプリ、メキシコのPastejé、米国のコンクール アット ウィン ラスベガス、レトロモビル ニューヨークへの参加を予定している。
同社はK39の生産開始に向けた技術プログラムを進めながら、引き続き各国のイベントに参加する。並行して開発が進められてきたEVO38とK39を、キメラは「現代的な視点からイタリアンスポーツカー文化を表現する新たなモデル」と位置づけている。

