標高3000フィート(約914m)級の山々に囲まれたイタリアのカッラーラ大理石採石場で実施された最終テストで、卓越したオールテレイン走破能力を実証

レンジローバー・スポーツ・エレクトリックは、ドライバーに走る喜びをもたらすよう、先進のシャシー技術を駆使して独自にチューニングをしており、「レンジローバー・スポーツ」に求められる力強いフォルムと比類なき洗練性、オールテレイン走破能力を継承しながら、さらに進化させた圧倒的なパフォーマンスとダイナミクスを実現している。

レンジローバーを担当するマネージング・ディレクター、マーティン・リンパート氏はこのように述べている。
「レンジローバー・スポーツは、レンジローバーブランドで最もダイナミックなモデルで、五感を刺激する一体感や所有する悦びを、EV時代へと継承します。何よりもまず、レンジローバー・スポーツそのものです。シームレスに統合された電動パワートレーンにより、かつてないほどに素早いレスポンスと高い精度を実現しています。さらに、独自にチューニングしたシャシー設定、パフォーマンスを重視したトルク伝達、特徴的なサウンドプロファイルが組み合わさり、お客様にスポーティングラグジュアリーSUVならではの、最高に魅力的なドライビングエクスペリエンスをお届けします」

「レンジローバー・スポーツ」の20年以上にわたる歴史の重要な節目を記念して、「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」の最終テストは、周囲を標高3000フィート(約914m)級の山々に囲まれたイタリアのカッラーラ大理石採石場で実施された。パフォーマンスの限界に挑戦する「レンジローバー・スポーツ」のレガシーを受け継ぎ、その進化したパフォーマンスを証明した。

「レンジローバー・スポーツ」はこれまでにも、標高1万4110フィート(4301m)のパイクスピーク・ヒルクライムを記録的な速さで登り切ったほか、中国・湖南省の天門山にある「天国への扉」へと続く999段の急階段や、アイスランドにある毎分750トンの水が勢いよく流れる世界最大級のカウランユーカルダムの放水路を走破するという偉業を成し遂げてきた。

世界で最も高価な大理石の産地を見下ろすジョイア・ピークの頂を目指し、「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」は過酷な気温、最大45度の急勾配、そして路面状況が絶えず変化する世界屈指の厳しい走行環境に挑んだ。まさに、「レンジローバー・スポーツ」が誇る卓越したオールテレイン走破能力を実証する最高の舞台だ。

「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」には、専用チューニングを施したインテリジェントトラクションマネージメントやバーチャル全輪駆動(AWD)、ダイナミックエアサスペンション、そして各アクスルに最大1400Nmの力を加えて常に極めて高い安定性を確保する電子制御アクティブロールコントロール(eARC)を搭載。さらに、ツインバルブダンパーとアダプティブダイナミクス2も採用しており、1秒間に500回、100ものパラメーターをモニタリングすることで、コーナリングやブレーキング時のボディのロールやピッチをより緻密に制御する。

これらの先進技術を結集した「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」は、磨き上げられた大理石の表面から微細な大理石の粉が厚く堆積した場所まで、予測困難なカッラーラの路面を完全に掌握。オールホイールステアリングにより、採掘場内の狭く急なヘアピンカーブを切り返しなしでスムーズに駆け抜けたのである。

急勾配の斜面を走破するために、レンジローバー・スポーツ史上最大トルクとなる850Nmを発揮。そのトルクの立ち上がりは、「レンジローバー・エレクトリック」と比較しても50%速くなっている。最高出力550psのパワートレーンは、ダイナミックローンチモード作動時にはV8エンジン搭載モデル「P540」(0-60mph加速4.3秒)に匹敵する(0-100km/h加速は4.5秒)。静粛性に優れたこのパフォーマンスSUVを加速させ、EV走行でヒルクライムの頂まで登り切った。

このテストは、グローバル試験・開発プログラムの最終段階となるもので、日本の千葉県南房総市にある「THE MAGARIGAWA CLUB」のプライベートサーキットでも実施された。レンジローバーのエンジニアたちは、独自のシャシー設定のチューニングに加え、「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」の走行特性を際立たせるサウンドの開発も手がけ、シンプルな音色を重ね合わせた、音楽とエンジニアリングの境界を超えたサウンドデザインが誕生。この特徴的な音響特性が、多彩なドライブモードを駆使したくなるような体験を提供する。

ジャガー・ランドローバーでビークル・エンジニアリング・ディレクターを務めるマット・ベッカー氏はこのように述べている。
「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」は、ドライバーとの一体感やスポーティなレスポンスをより一層重視し、レンジローバースポーツのダイナミックな個性をさらに進化させています。剛性を高めたアーキテクチャと低重心化、緻密なトルク制御や先進のシャシー技術を組み合わせることで、よりシャープなレスポンス、優れた俊敏性、地面に吸いつくような安定感、意のままに操れる安心感をもたらします。洗練性や快適性、あらゆる状況にも対応する高い走破能力を損なうことなく、想像以上にコンパクトで接地性が高く、レスポンスに優れたモデルが完成しました」

「レンジローバー・スポーツ」初となるこのBEVモデルは、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルと比較してボディ剛性を61%向上させ、重心も73mm低く設計。PHEV、ガソリン、ディーゼルといった他のパワートレーンと同じく、英国ソリハルの生産ラインで製造される。高強度アルミニウム製エンクロージャーに収められた高エネルギー密度の118.5kWhリチウムイオンバッテリーと、2基の260kWモーターを搭載し、これらすべてが「MLA-Flex」アーキテクチャにシームレスに統合されている。

そして、高い耐衝撃性に加え、業界基準を上回る先進的な安全機能を備えています。バッテリーの安全性と品質を最大限高めるため、ジャガー・ランドローバーの新しいバッテリー試験研究所では、実際のバッテリーに対し、-40°Cから+90°Cといった過酷な環境下で多軸振動および衝撃テストを実施している。

「レンジローバー・エレクトリック」と並行して開発しており、そのEVパフォーマンスを最大限引き出す「ThermAssist(サームアシスト)」熱管理システムをはじめ、数多くの革新的な技術を採用。WLTPモードで最大378マイル(約608km)、実走行で最大333マイル(約536km)の航続距離を実現しており、多くのユーザーは、日常的な移動を追加充電することなく完結できる。

外出先では、公共のDC急速充電器を利用した場合、最短10分の充電で最大136マイル(約220km)分の航続距離を確保でき、バッテリー残量10%から80%までの充電も約22分で完了する。

空力特性を最適化させたグリルとアロイホイールのデザインは「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」を特徴づけるだけでなく、、高速道路走行時の航続距離を最大10マイル(約16km)延長させることに貢献するものだ。

さらに、レンジローバーのビスポークサービスが利用できる。このサービスでは、ほぼ無限に存在するボディカラーや仕様の組み合わせ、より上質なマテリアル、オリジナル刺繍を含むパーソナライゼーションなど、個性的な「レンジローバー・スポーツ・エレクトリック」を創り上げることが可能だ。