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今日は何の日?

■ミニカトッポ、トッポBJを進化させたトッポが復活

2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」

2008年(平成20)年9月17日、三菱自動車は1990年3月に誕生したトールボーイタイプの軽「ミニカトッポ」の流れを汲む新型「トッポ」を発売した。トッポは、スズキ「ワゴンR」とダイハツ「ムーヴ」がけん引していたハイトワゴンブームに対抗する形で登場した。

背高ノッポのミニカトッポ誕生

1990年3月にデビューした三菱「ミニカトッポ」

初代の「ミニカトッポ」がデビューしたのは1990年3月のこと。ミニカトッポは、「ミニカ」をベースにした遊び心が盛り込まれた奇抜な背高ノッポの個性的な軽自動車だった。

1990年3月にデビューした三菱「ミニカトッポ」

6代目「ミニカ」をベースに、全高を230mm高くした1695mmとし、シートポジションはほとんど上げずに、ヘッドクリアランスを拡大するという、ハイトルーフが最大の特徴。また、運転席側のドアと助手席側のドアサイズが異なる左右非対称ドアを採用し、運転席側は小さく、助手席側は後席のアクセスが容易なように大きいドアにするという工夫がされたのだ。

1990年3月にデビューした三菱「ミニカトッポ」のコクピット
三菱「ミニカトッポ」に搭載された3G83型エンジン

パワートレーンは、最高出力40ps/最大トルク5.2kgmを発揮する660cc 直3 SOHC、52ps/5.7kgmの同DOHCエンジンの2種と、5速MTおよび3速ATの組み合わせで、駆動方式はFFと4WDが選べた。

車両価格は82.3万~105.1万円。当時の大卒初任給は17万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約111万~142万円に相当する。

三菱「ミニカトッポ」の横開きゲート
三菱「ミニカトッポ」のユーティリティスペース

ハイトワゴンの元祖的なミニカトッポで一定の人気を獲得したが、その後ハイトワゴンの一大ブームを起こしたのは、1993年9月にデビューしたスズキの「ワゴンR」だった。ワゴンRは、背を高くするだけでなく、ホイールベースを広げて、シート位置も200mm程度高くするなどして、広い居住空間に加えて、乗降のしやすさや広い視界を確保することに成功したのだ。

軽新規格に対応したミニカトッポの後継トッポBJ

「トッポBJ」は、ミニカトッポの後継として1998年10月にデビューした。

1998年10月にデビューした三菱「トッポBJ」

同時期に施行された軽の新規格改定(全長3400mm←3300mm、全幅1480mm←1400mm)に合わせて大きくなったボディに、背の高さを生かしたパッケージングの導入で、広い室内空間と使い勝手に優れた荷室空間を両立させた。ボディサイズは、人気のスズキ「ワゴンR」やダイハツ「ムーヴ」とほぼ同等だった。

三菱「トッポBJ」のホットモデル、「トッポBJ R」
三菱「トッポBJ」のホットモデル、「トッポBJ R」のリヤビュー

トッポBJのアピールポイントは、快適な装備だった。シートは、前後席ともにリクライニング機構付きでフルフラットが可能。分割可倒式の後席シートバックを倒すと広い荷室が使え、小物収納スペースも多数用意されていた。その他にも、ライトを消し忘れてもキーを抜けば自動的に消灯するオートカット機構、ステリングやシフトノブの抗菌処理、UVカットのフロントガラスなど、ユーザーフレンドリーな装備が魅力だった。

三菱「トッポBJ」のホットモデル、「トッポBJ R」

パワートレーンは、最高出力50ps/最大トルク6.3kgmの660cc 直3 SOHC、64ps/10.2kgmの660cc 直4 DOHCインタークーラーターボの2種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFと4WDが用意された。

1998年10月にデビューした三菱「トッポBJ」

当時すでに、ワゴンRとムーヴはハイトワゴン市場を席巻しており、トッポBJは先代のミニカトッポのようにミニカベースの背が高いモデルというイメージが強く、販売は苦しんだ。

1999年には1.1L/5ナンバー化/5名乗車の「トッポBJワイド」を追加

ワゴンRとムーヴに対抗した新型トッポ

2008年9月のこの日、元祖トールボーイスタイルの「トッポ」が、ハイトワゴンとして復活した。

2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」

最大の特徴は、軽自動車で最大級の1430mmの室内高を誇る、室内の広さと広大なガラスエリアによる広々とした視界、ヒップポイントを低めにして低重心による安定した走行性能である。

2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」

スタイリングは、アクリルフロントグリルや個性的なプリスターフェンダーを採用した温かみのあるボクシーフォルム。インテリアはブラック基調とし、インパネシフトを配したセンターパネルはシルバー色として、プレミアム感が高められた。

2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」

パワートレーンは、18.8km/Lの低燃費を売りとする最高出力50ps/最大トルク6.3kgmの660cc 直3 SOHC、64ps/9.5kgmの力強い走りと16.8km/Lの燃費性能を両立させた660cc 直3 SOHCインタークーラーターボの2種エンジンと、3速ATおよび4速ATの組み合わせ。

2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」のメーター回り

その他にも、運転席側のドアだけをリモコンで解錠する安心のキーレスシステムや、視界が良く紫外線・赤外線の侵入を防ぐ大きな窓ガラス、消臭天井、脱臭機能付きエアコンフィルターなど、女性に優しい装備が豊富に用意されたことも特徴のひとつだった。

2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」の居住性、乗降性
2008年9月17日にデビューした三菱「トッポ」のラゲッジスペース

車両価格は、93.45万~132.3万円(NA車)/132.3万~144.9万円(ターボ車)に設定された。

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トッポが登場した頃には、ワゴンRは300万台を突破し、ムーヴもワゴンRの対抗馬としてその人気は盤石だった。そのような2強に対して、商品性に差がないトッポでも付け入るスキはなかったというのが実態だった。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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