開発:日本通運/WHILL 車名:NX KINK Mobility






写真は物流大手「NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社」のグループ会社である「日本通運株式会社(以下、日本通運)」と、電動車椅子などの近距離移動用モビリティメーカー「WHILL株式会社(以下、WHILL社)が共同開発した、倉庫作業専用モビリティ『NX KINK Mobility』。
同車は倉庫作業に適した機能などを搭載することで、移動やピッキングなど作業者の身体的負担を大幅軽減。作業効率を向上させ、歩行が困難な人々を含め、誰もが働きやすい環境を目指して設計・制作されている。同車誕生のきっかけは……
日本通運は先進的なロジスティクスロボットや、作業補助機器の導入と職場環境の整備を通じ、倉庫で働くことが困難だった人々の障壁を取り除くことを目指す「誰にもやさしい倉庫 (NX Universal Harmonious Work Warehouse)」 プロジェクトをスタート。
プロジェクトの第一弾として、WHILL社がすでに一般ユーザー向けに日々の移動手段として国内外で展開している近距離モビリティ「WHILL Model C2」を試験導入。
たとえば「WHILL Model C2」でピッキング作業を行う場合。商品を入れるカゴを片手で押さえながら、もう片方の手で機体のコントローラーを動かす必要があるなど、操作負担や作業効率向上の点で課題を抱えていた。
これらの課題を解決するため、日本通運とWHILL社は共同で「倉庫作業専用モビリティ」の開発を開始。両社が培ってきた技術とノウハウを結集して完成した倉庫作業専用モビリティ『NX KINK Mobility』は、作業者の身体的負担を一層軽減し、現場の作業効率向上を実現している。
日本通運 誰にもやさしい倉庫プロジェクト https://www.nipponexpress.com/jp/ja/service/solutions/warehouse/universal-warehouse.html




倉庫作業専用モビリティ『NX KINK Mobility』はココがポイント!


『NX KINK Mobility』は日本通運の作業品質と、WHILL社の先進技術に基づいて設計され、安全安心を追求。
・作業しやすい位置まで自由にカゴを移動して固定可能
・高い棚にアクセスできるよう座面の昇降が可能。座面が約30cm昇降し、一番高いところで立った人とほぼ同じ目線になる(※注1)
※注1:座面上昇時は走行速度が極めて低速に制限される/ 座面上昇時の安定性をJIS規格に則して試験済み/座面にはシートベルトが付属する
・その場で回転可能。また駆動輪が車両の中心にあるので回転半径を450mmに抑制。狭い通路でも容易に回転できる
これらにより長時間の倉庫作業による身体的負担を軽減。直感的な操作性と乗り心地の良さで、快適な作業環境を可能にしている。
またWHILL社のノウハウにより、導入する環境に応じた柔軟なカスタマイズができ、現場に適したアレンジが可能。工場・商業施設・レジャー施設など、物流現場以外の幅広い用途での活用も期待できる。
筆者が試乗したところ、右手側に設けられたレバー式のコントローラーにより、ダイレクトな感覚で前進・後退・右左折・回転など自由自在に移動可能。
座面の約30cm昇降装置は左側の▽△ボタンで操作OK。電動車椅子の利便性と作業のしやすさをバランスよく取り入れている印象。身体の不自由な人だけでなく、年配者や女性にも適した設計となっている。
『NX KINK Mobility』は現在、日本通運の倉庫での使用に加え、各現場への普及を目指して予約販売を受付中。また今後は海外市場にも展開していく予定だ。
NX KINK Mobilityの公式WEBサイト https://www.nipponexpress.com/jp/ja/service/solutions/warehouse/universal-warehouse/automation-robotics.html



