トーヨータイヤとルノーがコラボ! 25台限定「カングー リミテ」を発表

トーヨータイヤとルノー・ジャポンのコラボレーションによる限定車「カングー リミテ」が発表された。
最大の特徴は、トーヨータイヤのオールテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY A/T III」を装着したこと。鮮やかな「ジョン アグリュム」のボディに、ホワイトレターのOPEN COUNTRY A/T IIIとマットブラックの16インチホイールを組み合わせている。
販売台数は全国25台限定。内訳は1.3Lガソリンターボが10台、1.5Lディーゼルターボが15台で、10月1日から販売される。



この「カングー リミテ」が披露されたのが、9月27日に東京・二子玉川ライズ中央広場で開催された、トーヨータイヤとルノー・ジャポンによるコラボレーションイベント「Le Village Mobilité & Saveurs(ル・ヴィラージュ・モビリテ・サヴール)」だ。
会場には「カングー リミテ」のほか、トーヨータイヤのデモカー「#オプカングー」などを展示。フランスのマルシェをイメージしたショップやフードも用意された。
ステージにはトーヨータイヤ グローバルマーケティング部の吉川誠氏、ルノー・ジャポンのフレデリック・ブレン氏、モータージャーナリストの竹岡圭氏が登壇。今回のコラボレーションが実現するまでの経緯を語った。

「カングーにOPEN COUNTRYを履かせたい」以前からあった構想が実現
トーヨータイヤ吉川氏によれば、以前からカングーにOPEN COUNTRYを装着したいと考えていたという。ただし、当時はカングーに適合するサイズがなく、商品化には至らなかった。
転機のひとつになったのが「カングージャンボリー」への参加だった。実際にイベントへ足を運ぶと、カングーオーナーの熱量は想像以上だったという。さらにユーザーからも、カングーに装着できるOPEN COUNTRYのサイズを求める声が寄せられた。
その後、OPEN COUNTRYのサイズラインアップが拡充。そして今回、ルノー側の限定車企画とタイミングが重なり、「カングー リミテ」が実現した。

そもそもOPEN COUNTRYは、北米を中心に支持を広げてきたトーヨータイヤのSUV・4WD向けタイヤブランドだ。オフロードレースへの参戦などを通じて性能を磨く一方、ホワイトレターをはじめとした見た目にも力を入れてきた。
一方のカングーも、キャンプなどのレジャーを楽しむユーザーが多い。吉川氏は、自動車メーカーとタイヤメーカーという違いはあるものの、両者が向き合っているユーザーには重なる部分が多いと話す。

OPEN COUNTRYは「スニーカー」のような存在?

イベントのトークセッションで興味深かったのが、OPEN COUNTRYを選ぶユーザーについての話だ。
吉川氏によると、OPEN COUNTRYは男性だけでなく女性にも選ばれており、ホワイトレターなどの見た目が購入のきっかけになることも少なくないという。
そこでモータージャーナリストの竹岡氏が例に挙げたのが「スニーカー」だった。本格的にスポーツをするわけではなくても、デザインが気に入ればそのスニーカーを履きたくなる。タイヤも同じように、性能だけではなく「これを履きたい」という理由で選んでもいいのではないか、という話だ。

これはカングーのユーザーにも通じるところがある。ルノー・ジャポンのブレン氏によれば、日本ではボディカラーやデザインをきっかけにカングーを選び、その後、自分なりにカスタマイズして楽しむオーナーも多いという。
「カングージャンボリー」を見ても、同じカングーでありながら、その楽しみ方はオーナーによってさまざま。そうしたクルマだからこそ、タイヤで足元の雰囲気を変えるOPEN COUNTRYとの組み合わせも自然だったのだろう。


カングーとのコラボは「最初の一歩」次の展開も用意されている?
そしてトーヨータイヤとルノーのコラボは、今回の25台だけで終わらせるつもりではないようだ。
吉川氏はルノーとのコラボレーションについて「新しい展開への第一歩」と話し、今後も新しいカーライフを提案していきたいと語った。ルノー側も今後の展開には前向きで、反響次第ではカングーだけでなく、グラン カングーなどでの展開も検討していくという。
これまでカングーにOPEN COUNTRYを履かせたくても、適合するサイズがなかった。それがサイズの拡充によって可能となり、まずは25台の限定車として形になった。カングーオーナーからも装着できるサイズを求める声があっただけに、「カングー リミテ」をきっかけにOPEN COUNTRYを選ぶユーザーがどこまで広がるのか、今後の展開にも注目していきたい。

