end.cc
Reverence Line
BMW M3 Touring(G81)/ M2(G87)
Mともアルピナとも違う世界観

漆黒のボディにゴールドのラインを加え、足もとは極限まで鍛え上げられた鍛造美を持つBBS FI-R Evoへと置き換える。スポーツムード満点のG87型BMW M2ながら、キャメルレザーのインテリアを含めて、エレガントさを加えたように感じる。それは生粋のMとはひと味違い、アルピナとも違う、オリジナルの世界観だ。
この雰囲気を成立させるキーデバイスは、end.ccのボディパーツ群である。BMW Mをリスペクトし、その性能と世界観をそっと引き立てる「Reverence Line(レバレンスライン)」だ。「レバレンス=敬意」という言葉の意味からも、彼らのBMWへの愛が伝わってくる。
日常性を犠牲にしない心遣い




実際、フロントスポイラーにサイドスカート、リヤディフューザー、トランクスポイラーなどが、BMWのオリジナルデザインをまるで邪魔することなく、自然と収まっている。ケーススタディとして取り入れたゴールドラインがなければ、いい意味で純正ライクな大人っぽさがある。日常を犠牲にしないよう最低地上高を純正同等に抑え、サイドスカートは乗降性まで考慮するなど、細やかな配慮も忘れない。メイド・イン・ジャパンならではの細やかな心配りがそこにはある。
最大の“心配り”はその品質だろう。三菱製カーボンファイバーを採用し、織目の美しさと軽量性に優れながらも価格を抑えたドライハイブリッドカーボンを用いて、M2を美しく高貴に彩った。素材から成型方法、そして取り入れる他のアフターパーツを含めて、メイド・イン・ジャパンの魅力を訴えるのがend.ccのこだわりだ。
マット&カーボンで大人のツーリングに





いっぽうでG81型M3ツーリングは、最高峰のドライカーボンを用いたボディパーツを装着する。デザインコンセプトは先のM2と同じ。この1台はマットプロテクションフィルムを、純正カーボンルーフは通常のプロテクションフィルムを貼付してボディパーツと調和させ、マット&カーボンで落とし込んだ。アウトストラーダホイールのフォージドラインであるASフォージド「AS101」も同系統の色味に。アヴァンギャルドなデザインに加え、前20インチ、後21インチでフェンダー内をいっぱいにして履かせながら、ブラッシュドダークブラックで落とし込むことで、ヤンチャ過ぎず大人っぽいツーリングを成立させた。なお、サスペンションは、HKSTUDIEの全長調整式・減衰力30段階調整機能付き車高調を用いる。HKSTUDIEとend.ccは、Mモデル専用ブランドという意味で、互いのコンセプトが一致する。
さらに2台ともHKSTUDIE製のエキゾーストシステムを装着し、そのヴィジュアルに見合った重厚な音色を奏でている。end.ccを軸に据えながら、日本のサードパーティたちを巧みに融合させたことで、2台のMモデルは唯一無二の存在へと昇華した。end.ccの母体として、35年の歴史を数える老舗BMW専門プロショップ「アルツ・モトーレンバウ」のセンスや技術力を含めて、ここ日本で育まれたMモデルは、もはや日本を飛び越え、世界中から熱い視線を集めている。
REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/浦野浩之(Hiroyuki URANO)
MAGAZINE/GENROQ 2026年11月号
PRICE LIST
BMW M2(G87)
フロントスポイラー:24万2000円
サイドスカート:28万6000円
リヤディフューザー:24万2000円
トランクスポイラー:15万4000円
BMW M3 Touring(G81)
フロントスポイラー:33万円
スポーツキドニーグリル:30万8000円
スポーツキドニーグリル用アルミナンバーステー:2万2000円
サイドスカート:36万3000円
リヤディフューザートリム&リヤサイドスプリッターセット:33万円
ルーフスポイラー:11万8800円(ドライハイブリッドEGF)/15万4000円(ドライハイブリッドカーボン)
【問い合わせ】
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【取材協力】
アルツ・モトーレンバウ
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