HKSTUDIE
BMW M4 Competition LCI(G82)
BMWエキスパートとHKSのコラボレーション

常日頃からBMWを鍛え、日本はおろか世界中のBMWカルチャーを牽引するスタディが、日本最大手の総合チューニングパーツメーカーであるHKSと手を組む。「HKSTUDIE(エッチケーエスタディ)」は、生まれも育ちも違う両者ながら、互いに日本最高峰へとのぼり詰めた名門同士によるコラボレーションだ。
ブランドを定義するなら「BMW Mを専門に取り扱うチューニングブランド」となる。初陣として2024年に登場したのは、G8X系Mモデル用のサスペンションとエキゾーストシステムだった。その後も彼らは、コンプリートカーとして結実させるという目的に向けて、新たな製品をひとつずつカタチにしていった。BMW Mインディヴィジュアルカラーによるルビースターを纏う、このG82型M4コンペティションLCIは、飽くなき理想を追い求める彼らの姿勢を象徴している。
色鮮やかなボディに絶妙に溶け込むカーボンボディパーツ群は、前後およびサイドに相応のボリュームを持たせ、トランクにウイングを備えたものとなる。キドニーグリルもまた同じくカーボン製へと置き換わっている。
機能を突き詰めた美



さらに足もとはクラシックメッシュを彷彿とさせるオリジナル鍛造ホイール「HKSTUDIE WHEEL F01」へ。純正オプション(Mパフォーマンス)と同じ前9.5J×20インチ、後10.5J×21インチというサイズは、使い勝手が良いままに、抜群の剛性感と刺激的なアピアランスを得た。
もちろんボディパーツやホイールは、単なるドレスアップではなく、走るための機能部品だ。地に張りつくようなエアロダイナミクス性能を生み出し、それに対して全長調整式・減衰力30段階調整機能付きサスペンションの設定を最適解へと導く。ピロアッパー式を採用する本格派で、スタビライザーを追加するなど小技にも抜かりはない。それは必然的に、ボディパーツによるボリューム感を含めて、見惚れるほどに美しいローフォルムとなって目に飛び込んでくる。
ノーマル比170PSアップの703PSを達成


これら筋肉質な肉体を最大限に活かすかのごとく、パワーユニットにも手を加えた。HKSの真骨頂というべきターボキットを完成させたのだ。キットの核となるのはハイフロータービンとサブコンピューター。さらにオリジナルエキゾーストシステムやイヴェンチュリのエアインテークシステムなどによって吸排気性能を高め、最高出力は実測値で703PSへ。純正比で170PS以上も向上するだけに、その本領を味わうにはクローズドコースしかない。それでも街乗りから高速クルージングまで、強烈なトルクで背中を押し出しながら、瞬時にトップエンドへと吸い込まれていくようなパワフルさを体感できた。
ジャパンコンプリートの極みへ

過度なバタつきやアタリの強さを感じさせず、路面に対してしなやかに追従しながらフラットライドを保つフットワークも実に心地いい。タイムアタックマシンとして活躍できる性能を秘めながら、上質なグランツーリスモとしても完成している。この性格こそがスタディらしさであり、それを圧倒的な高性能と両立させるHKSらしさも光る。まさに、ジャパンコンプリートの極みだ。しかし彼らは決して、まだ現状に満足してはいないだろう。“究極”という輝かしい未来へ向かって、彼らは今日もアクセルを踏み込む。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/望月勇輝(Yuki MOCHIDUKI)
MAGAZINE/GENROQ 2026年11月号
PRICE LIST
HKSTUDIE SUS with CANCELLER:52万8000円
HKSTUDIE EXHAUST:77万円
HKSTUDIE WHEEL F01:ask
HKSTUDIE Body Parts:ask
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HKSTUDIE
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【取材協力】
スタディAG
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![by Car Styling [カースタイリング]](https://motor-fan.jp/wp-content/uploads/2025/04/carstyling-jp_logo.png)
