リサイクルアルミ合金を採用したDiASilシリンダーはインドネシアで生産されるコミューターモデルから切り替えを開始し、今後グローバルに展開
DiASilシリンダーは、鉄スリーブやメッキ処理を必要としないオールアルミ製シリンダー。ヤマハ発動機独自の製造技術により、2002年に世界で初めて開発・実用化に成功し、現在は同社のさまざまな二輪車製品に採用されている。耐摩耗性や耐焼き付き性、放熱性に優れるほか、軽量化やリサイクル性の向上、製造コストの低減にも貢献するなど、さまざまなメリットをもたらす技術だ。

同社ではこれまで、DiASilシリンダーの原材料にはバージン材のアルミ合金を使用してきた。従来のリサイクル材は微量の不純物を含むことから、金属組織や表面性状、耐食性等の点で、DiASilシリンダーに求められる品質基準を満たすことが困難とされてきたためだ。

これらの課題を解消するため、バージン材と同等の部品機能を持ち、同じ工程で部品製造できるリサイクルアルミ合金の開発に着手。熱力学計算による材料設計をベースに、台上/車両評価を重ねることで必要な部品機能が確認できたことから、このたび実用化決定に至った。
リサイクルアルミ合金を採用したDiASilシリンダーは、インドネシアで生産するコミューターモデルから切り替えを開始し、今後グローバルに展開していく計画だ。
