フロント19インチ&リヤ18インチ! 本格トレール並みの足周りを実現

レッグシールドを取り外したスリムな車体に、アップハンドルやサブフレームを組み合わせてトレールスタイルを構築。エンジンは125cc化され、車体剛性を高めるための補強も施されている。

スーパーカブをスクランブラースタイルに仕上げるカスタムは数あれど、ここまで本格的な足周りを組み込んだ車両はそう多くないだろう。

マコトさんのスーパーカブ50は、フロント19インチ、リヤ18インチというオフロードマシンを思わせるホイールサイズが最大の特徴。純正のボトムリンク式フロントフォークから、カブプロ用のテレスコピック式へと変更し、CD50用ステムと組み合わせることで大径ホイールに対応している。

フロントフォークの変更によって、カブ特有の足周りとは大きく異なるシルエットを獲得。大径ホイールとブロックパターンのタイヤが組み合わさることで、スーパーカブの面影を残しながらも、見た目はすっかり本格トレールマシンだ。

リヤも18インチへと大径化され、前後異径の組み合わせによってオフロードバイクらしいバランスを実現。レッグシールドを取り外した車体に、アップハンドルや高い位置を通るマフラーが組み合わされ、軽快でアグレッシブなスタイルに仕上がっている。

エキセルリムをオーダー! カブのハブを活かしたこだわりのホイール

足周りの完成度を支えているのが、エキセル製リムの採用だ。前後ともカブのハブを活かしながら、フロントには1.85×19、リヤには2.15×18というこだわりのサイズを組み合わせている。

一般的なカブ用カスタムホイールとは異なるサイズだけに、単純なボルトオン交換とはいかない。そこで活用したのが、希望するサイズなどを指定できるエキセルのオーダーリム。誌面によれば、スポーク穴径まで指定できるという。

ホイールの大径化は、車体の印象を変えるだけでなく、タイヤの選択肢や足周りの構成にも関わる重要なポイント。マコトさんのマシンでは、フロント19インチとリヤ18インチを組み合わせることで、オフロード走行を意識したスタイルを作り上げている。

また、ダート走行時の操作性にも配慮し、Gクラフト製のシフトペダルとワイドステップを装着。特にワイドステップは、足を置く面積を広く確保できるため、スタンディングを多用するオフロード走行にも適した装備だ。

大径ホイールにブロックタイヤ、そして操作性を意識したステップ周り。見た目だけでなく、細部のパーツ選びからもオフロードへのこだわりが伝わってくる。

125ccエンジン&サブフレーム追加! 走りも追求した通勤仕様

このスーパーカブの本気度は、足周りだけにとどまらない。エンジンは125cc化され、排気量アップに合わせて車体にも手が加えられている。

注目したいのが、追加されたサブフレームだ。車体の剛性向上を狙って補強を施し、ハードな走行と125ccエンジンに対応する構成としている。単に大きなタイヤを履かせるのではなく、車体全体をひとつのパッケージとして作り込んでいる点が、このカスタムの魅力だ。

外観では、赤いボディにブラックのフレームや足周りを組み合わせたカラーコーディネートも印象的。スーパーカブらしい車体中央のフレーム形状を残しながら、サブフレームやアップマフラーによってメカニカルな雰囲気を強調している。

そして驚くことに、このマシンは毎日の通勤にも使われているという。日常の移動手段として親しまれてきたスーパーカブを、オフロードテイストあふれる刺激的な1台へと進化させたのだ。

カブの親しみやすさを残しながら、足周りもエンジンも本格的にアップデート。18モーターサイクルが仕立てた赤いスーパーカブは、実用性と遊び心を高い次元で融合させたカスタムといえるだろう。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.11」
■日時:2021年11月14日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】