「冷プラズマ表面処理」とは、製造中のバッテリーの電極やセパレーターの表面に「コールドプラズマ(低温プラズマ)」を連続照射し、材料の「濡れ性(wettability)」を物理的・化学的に改質する技術。これにより、後工程である「注液」において、電解液がより速く、均等に材料の深部まで浸透するようになる。また、セル抵抗の低減にも寄与し、電池性能の向上につながる可能性がある。
リチウムイオン電池の製造において、電解液をセル内の隅々まで浸透・安定させる注液後の含浸などの工程には極めて時間がかかり、工場内で保管スペース(床面積)と熱エネルギーを消費する。プラズマ処理によって電極やセパレーターの電解液に対する濡れ性を高めることで、注液・含浸・乾燥工程にかかる時間とコストを大幅に削減できる可能性が生まれた。
「電池製造技術の発展は、 輸送用電池、エネルギー貯蔵システム用電池、再生可能エネルギー、電化インフラなど、幅広い 市場において大きなビジネスチャンスを生み出しています。お客様にとって、これはエネルギー消費量、生産時間、コストを管理しながら、電池を大規模に製造するためのより良い方法を見つけることを意味します。Intecellsへの投資は、具体的なメリットをもたらす革新的な技術によって、こうしたニーズに応えるものです。両社は協力して、プラズマ技術を電池製造をはじめとする様々な産業用途に提供し続けていきます」
——コマウ社CEO:ピエトロ・ゴルリエ氏
「AIデータセンターやグローバルモビリティのエネルギー需要を満たすためには、バッテリー製造を反復的な改良にとどまらず、根本的に変革する必要があります。Intecellsは、世界トップクラスの産業オートメーションリーダーであるComauと提携し、当社のプラズマ技術を大規模に展開するとともに、高度な製造物理学とギガファクトリーオートメーションを組み合わせることで、セルメーカーやOEMが世界中で設備投資を削減し、高効率な生産ラインを構築できるようになることを大変嬉しく思っています」
——インテセルズ創業者兼CEO:シャオホン・ゲイデン博士
バッテリーセルメーカーおよびOEMなど、ギガファクトリー向けの量産設備として展開を目指す。また、10月12日から15日までデトロイトのハンティントン・プレイスで開催される展示会で、ブース番号3626にて展示する。
