作業の優先順位を
相談しながら少しずつ

オーバーホールとコンピュータセッティングで、壊れにくいタフなエンジンに仕上げ、サスキットやブレーキパッドなど、扱いやすいオリジナルパーツが好評のパンスピードには、FD3SやSE3Pのみならず、FC3Sやコスモなど、長く乗るためにキッチリ直したいという相談が多く寄せられている。取材日もその種の作業が半数を占めていた。

エンジンオーバーホールの作業依頼は多い。必要な部品はSE3PもFD3Sも、そして、FC3S後期もまだ出てきている。

ちなみに、FCの前期型は出ないパーツが多く、後期型でもエンジンパーツ以外は出ないものがあるような状況(取材当時)だが、同社では他車種の部品や市販品をアレンジして使い、フルコンピュータで制御するなどして、効率よく近代的に仕上げている。チューニングとは一線を画す修理や内外装のリフレッシュまで、ほぼすべてに対応しているのだ。

中古車は整備履歴がハッキリわかっているクルマがオススメで、高額だから大丈夫ではないことを認識すべき。年数なりの経年劣化があり、本来の性能を発揮できない状態が多いという。

FD3Sカスタマー車両。高額だったが、やはり経年劣化は進んでいて、リフレッシュが必要だった。現在は気持ちよくサーキットも走れる状態に。

そんな状態からでも、必要最小限なところから着手していく。優先順位を含めて相談しながらやっていくので、カスタマーのニーズに合わせた直し方を提案できる。

ここでは『効率よく近代的に』の好事例と『ストリートからサーキットまで』という指向のカスタマーに定評のあるオリジナルパーツを紹介する。

RX-8用イグニッションコイルや
LINK制御でFC3S前期も快適に

このFC3S前期型は、部品が出ないので後期仕様に変貌中。RX-8のイグニッションコイルを流用して出費を抑え、フルコンのLINKで近代的に制御する。それにより、すこぶる調子がよくなった。後期型の作業依頼も多い。

Dジェトロ制御で
レスポンスも燃費も向上

FC3Sやコスモのエアフロメーターは周囲がプラスチックで、劣化により、信号が取りにくくなっていることが多い。そこで、20B搭載のこのコスモもそうだが、F-CON V ProでDジェトロ制御に。レスポンス、燃費ともによくなる。

扱いやすさで速さを引き出す
オリジナルパーツ群

レブスピードでもお馴染み、木下みつひろが開発に携わったサスキットはFC3S、FD3S、SE3P用があり、価格は税込み37万4000円。

同じくブレーキパッドもFC3S、FD3S、SE3P用があり、税込み5万2800円から(車種によって異なる)となっている。ストリートでの扱いやすさとサーキットでのコントロール性に定評がある。

ウレタンブッシュのセットはFD3S用が税込み35万7500円、SE3P用は28万5000円。こちらも人気のアイテムだ。各種フルコンによるエンジン制御は、まず相談。


■パンスピード 

埼玉県蓮田市関山2-7-8 

TEL 048-764-2040 

http://www.panspeed.jp/