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もはやカブ人気の牽引役ともいえそうな存在になったホンダCT125・ハンターカブ。ノーマルのまま乗っても十分に楽しめるモデルだが、カスタムしたりチューニングを楽しむユーザーも多い。それだけ数多くのアフターパーツに恵まれているということで、新車を購入して乗りこなした後でもお楽しみは十分に残されている。今回は数多く販売されているチューニングキットのなかから、注目の新製品をモトチャンプTVで取り上げいる回に注目したい。それというのも、SP武川からCT125・ハンターカブ用として181cc4バルブヘッドとなるキットが発売されたからだ。
SP武川のキットを紹介
SP武川の181cc 4バルブにするキットは2つある。まず一つがシリンダーや4バルブヘッドのほかにビッグスロットルボディキット、FIコンTYPE-e、エアフィルターキットなど必要になるパーツがすべて網羅されたコンボキットだ。単に排気量を拡大して4バルブヘッドとしても、燃調やスロットルボディ、吸排気パーツまで含めたセットアップが必要になる。コンボキットであれば必要となるものが全て揃っているので安心して組み込めるだろう。
もう一つのキットがシリンダーやピストン、それに4バルブヘッドだけで構成されるボアアップキットだ。すでにビッグスロットルやサブコン、吸排気パーツを持っていて流用できる人であれば、こちらのキットだけでも問題ないだろう。
とはいえコンボキットに含まれる吸気系パーツのビッグスロットルボディは専用であることでもわかるように、面倒なセッティングは不要で、簡単にセッティングを合わせることができるためオススメ。ただこのキットに加えて、強化オイルポンプや強化クラッチスプリング、オイルクーラーがあるとさらに安心できる。この他にも必要なパーツは動画内で紹介されているので視聴して確認しよう。また排気効率の良いマフラーはマストアイテム。181cc4バルブにするなら、ぜひ交換して欲しいところだ。
気になるインプレは?
純正の124ccから181ccにボアアップするだけでノーマルとは比べものにならないほどの出力が手に入るなる。ところが今回のキットでは吸排気バルブがそれぞれ2つずつある4バルブヘッドが組み合わされている。これがどれだけの違いなのかは誰でもが感じられるほどのもので、今回は動画内でパワーチェックしたグラフを紹介している。一番下の線が純正でその上が181cc4バルブとしつつ美ッグスロットルボディとノーマルエアクリーナー、スポーツマフラーでの性能、さらに上がコンボキット付属のエアクリーナーにした結果だ。3仕様での違いは歴然で、コンボキット付属エアクリーナーを装着した状態では実に16psもの出力を実証している。
パワーチェックグラフで性能差が歴然となったわけだが、実際に乗るとどう感じるのだろう。今回はライターのHIDE川島が試乗することで確かめている。試乗する前にはスポーツマフラー装着状態でのサウンドチェックをしているが、この時点でパワフルさを音からも実感できる。試乗が始まるとその印象はさらに強くなり、実に心地よいエキゾーストノートとともにCT125・ハンターカブはノーマルとは別物の加速を披露している。
最後に試乗インプレッションが紹介されるのだが、エアクリーナー有り無しでの乗り方や違いをどうするかで会話が盛り上がる。確かにオフロードをメインに走るならエアクリーナーは欲しいところだし、街乗りが多い人でもピークパワーよりトルクアップを重視するなら、やはりエアクリーナーを装着したい。どのような仕様にするかで悩んでいるなら、一度動画を視聴してみて欲しいところだ。弾けるような181cc4バルブヘッドの実力をどのように使うかが見えてくるはずだ。