トライアンフの伝統を受け継ぐカフェレーサー スラクストンのファイナルエディションがデリバリー開始|モーターサイクルショー2024

トライアンフから、人気ネオクラシックモデルであるスラクストンが生産終了となるアナウンスが発せられた。ファンにとっては惜しまれるが、モデルチェンジは世の常として受け入れるしかないだろう。手に入れたかった人は、最後に発売されるスラクストン・ファイナルエディションを見逃すな!


REPORT&PHOTO●川島秀俊

生産19年の最後を飾るスラクストン・ファイナルエディションが、大阪モーターサイクルショー2024のトライアンフブースに飾られた。メタリックのコンペティショングリーンに手描きのゴールドラインとヘリテージロゴが輝き、ひときわ特別感を感じさせる。

バーチカルツインを抱くネオクラシックモデル
スラクストンがいよいよファイナルエディションで終売へ

トライアンフ伝統のバーチカルツインを搭載するネオクラシックモデルとして、ボンネビルT120スラクストンは多くのファンから愛されてきた。ファイナルエディションのベースとなるカフェレーサー仕様のRSは、ライドバイワイヤによって3種類の走行モードが選択可能。トラクションコントロール設定も各モードで切り替わり、高次元な走りが味わえる。

カスタムが不要なほどの装備も魅力で、フロントにはSHOWA製倒立フォーク&ブレンボ製M50モノブロックブレーキキャリパーを装備。リヤにはオーリンズ製サスペンションを装着し、見ているだけでも所有感を満たしてくれるクオリティだ。

限定モデルとなるファイナルエディションは、メタリックに輝くコンペティショングリーンが特徴。限定のオルタネーターバッジがセットされ、購入者全員に車両識別番号と開発者&トライアンフCEO(ニック・ブロアー氏)のサインが入った証明書が発行される。人気のアクセサリーであるコックピットフェアリング(ロケットカウル)も限定カラーに同色ペイントされるので、注文する際には悩ましいポイントになりそうだ。すでにオーダーした方へは、この4月から順次納車されるとのこと。欲しい人は、早めに問い合わせてみよう。

ファイナルエディションのベースになるのは、純正カスタムモデルのスラクストンRS。SHOWA製φ43mm倒立フォーク、ブレンボ製フロントラジアルマウントブレーキキャリパー、オーリンズ製リヤサスペンションなど、一線級の装備が光る。

トライアンフ・スラクストン ファイナルエディション/主要諸元

全長:2,105mm
全幅:745mm
全高:1,030mm
シート高:810mm
乗車定員:1人
排気量:1,197cc
車両重量:217kg
エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
最高出力:77kW (105ps)/7,500rpm
最大トルク:112Nm/4,250rpm
トランスミッション:6速リターン式
フューエルタンク:14L
ブレーキ:前 ダブルディスク、後 ディスク
タイヤサイズ:前 120/70ZR17、後 160/60ZR17

メーカー希望小売価格(消費税10%を含む):¥2,150,000

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