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【気温36℃ 猛暑とバイク】半袖＆生腕よりもアームカバーをつける方が涼しかった！｜ミズノ・アイスタッチUVアームカバー

2024.07.08 10:30 2025.08.01 05:00 更新

by 北秀昭

両腕にアームカバーを装着してバイクに乗車したところ、半袖より涼しい！　テスト車は50cc（原付一種）のホンダ・スーパーカブ50。

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いよいよ猛暑の夏が到来。連日35℃以上の高温が続き、昨今は40℃超えなんて地域も珍しくない。日本の夏は湿度が高く、蒸し暑いのも特徴。高温多湿の蒸し暑い中、ナチュラルサウナと化すヘルメットを被り、熱風を浴びながら走行するライダーにとって日本の夏は“荒行”のような過酷な状況。本項は「ライダーにとって少しでも暑さを凌げるアイテムはないか？」を探求する、毎年恒例の名物企画。2024年の一発目は両腕に装着するアイスタッチの「UVアームカバー」をご紹介。バイクでの走行時にこのアームカバーを使えば、少しは快適に走行できるのではないか？　ギンギラギンの太陽が容赦なく照り付ける7月上旬・快晴・外気温36℃（気象庁発表）の下、大いなる期待を抱き真夏の屋外で大汗をブルブルかきながら、いざテストを敢行した。

PHOTO●山田俊輔（YAMADA Shunsuke）
TESTER／REPORT●北秀昭(KITA Hideaki)
メーカー公式サイト：https://jpn.mizuno.com/ec/disp/attgrp/C2JYA102/
購入サイト　https://store.shopping.yahoo.co.jp/akichan-do/mizuno-c2jya102-14-nolot.html
※注：記事中のデータはすべて2024年7月現在

連載

猛暑とバイク

最高気温は36℃（気象庁発表）で天気は快晴、しかも蒸し暑い……

モーターファンBIKESでは毎年恒例となった、「蒸し暑い夏にバイク乗車時、少しでも暑さを凌げるアイテムはないか？」を探求する、灼熱時の実験・体感テスト企画。2024年も編集部が「これだ！」と目を付けた、選りすぐりのアイテムをご紹介しよう（2024年は5点をテスト）。

第一弾となるアイテムは、大手スポーツメーカー「ミズノ」からリリース中の『アイスタッチUVアームカバー（メンズ）』。このアイテムは、猛暑対策用に開発された、“接触冷感”の両腕用アームカバー。夏のレジャー、スポーツ、散歩、ガーデニング、ウォーキングなどに最適で、日焼けを防ぐこともできる。

紫外線から素肌をガードするアームカバーは、昨今では女性にも人気急上昇。果たしてその冷却能力やいかに？

【実験データ】
・テスト日：2024年7月5日（金）の日中
・場所：千葉県八千代市／京成線「勝田台駅」近辺
・当日の天気：晴れ
・最高気温（気象庁発表）：36℃の猛暑日
・テスト環境：アスファルトの照り返しが物凄い。日なたの実測温度は42℃超（熱でヘルメット下部のモールが外れた）
・体感温度：雲一つない快晴。日差しが強くて蒸し暑い。日中は頻繁に水分を補給し、時々日陰で休憩しないと熱中症になりそう。テスターに「オレはドMか？」、「オレは一体何をやっているんだ？」と思わせるほど、身体に堪える厳しい暑さ
・テスト車両：ホンダスーパーカブ50

ミズノ　アイスタッチUVアームカバー（メンズ）……メーカー希望小売価格：2640円（税込）／購入価格：1929円（税込）+送料550円（東京都）／品番：C2JYA102

写真のカラーはネイビー。その他ブラック、アイスグレーもあり。メンズ用（男性用／写真）のほか女性用もあり。

メッシュのTシャツ（スポーツ用）にアイスタッチUVアームカバーを組み合わせてテストを実施。

両腕は想像以上に涼しく感じる。これは汗をかいていない時も、汗をかいている時も同じ。ジョギング（外気温30℃時）にも使用してみたが、半袖のみで走るよりも快適で涼しく感じられた。

**メーカー公式サイト：https://jpn.mizuno.com/ec/disp/attgrp/C2JYA102/**

サイズ	男性用（女性用もあり）
カラー	04：アイスグレー　09：ブラック　14：ネイビー
素材	ポリエステル、ポリウレタン
原産国	インドネシア製
発売シーズン	2023年春夏

猛暑対策におすすめの、冷んやり＆さらっとした接触冷感と、紫外線を阻止するUVカット機能を盛り込んだ「アイスタッチUVアームカバー（左右1セット）」。レジャー、買い物、ガーデニング、ウォーキングの時などに日焼けを防ぐこともできる、日常生活での利便性も極めて高い超お役立ちアイテムだ。アイスタッチUVアームカバーのポイントは、下記の3点。

１：さらっとした着心地を実現した、涼感・冷感素材の「アイスタッチ」を採用
２：紫外線カット性に優れた、UPF15のUVカット素材を採用。日焼けから肌をガード。UPF15のUVカット素材は、10分で肌が赤くなり始める場合、その時間を150分に遅らせることが可能
３：優れた吸汗性と速乾性を発揮

上記に加え、アイスタッチUVアームカバーの長所は、とにかくお手軽なところ。左右1セットになっているが、折り畳めばポケットに収納OKで、持ち運びもまったく苦にならない。

また肌触りが良く、伸縮性も高いから、両腕への装着も非常に簡単。30秒もあれば装着完了となるため（個人差あり）、外出時の着脱も極めてスムーズ。

素材には吸汗性と速乾性に優れたポリエステルとポリウレタンを採用。この素材は昨今、上半身用の肌着やスポーツ用のアンダーシャツ（野球用等々）などにも多用されるなど、蒸し暑い夏にこそ、その特性をフルに発揮してくれるのが特徴。洗濯機での洗浄もでき、肌着やTシャツなどと一緒に洗濯できるのが嬉しいところだ。

バイク（スーパーカブ50／原付一種）でテストを敢行

強烈な日差しを遮りつつ、効率よく通気性を確保

実際に使用してみると、アイスタッチUVアームカバーを装着した両腕は、想像以上に涼しく感じる。これは汗をかいていない時も、汗をかいている時も同じ。

ちなみに筆者の趣味であるジョギング時（外気温30℃時）にも使用してみたが、半袖のみで走るよりも、快適で涼しく感じられた。イメージとしては、「日差しを遮りつつ、効率よく通気性を確保しているな」という感覚。

バイクに乗車し、走行風を受けると、涼しさはさらに強く感じる。バイク未経験者は、「素肌を走行風にさらしたほうが、涼しく感じるのでは？」と思う人もいるだろう。しかし真夏に照り付ける太陽の紫外線は、走行風による冷却では凌げない、深いダメージと疲れを肌や身体に与える。

たとえば真夏の晴れた日にバイクのロングツーリングを行う場合、通気性に優れた長袖のメッシュジャケットの着用は必須。これは安全性の確保や日焼けの防止だけでなく、走行風や紫外線による身体の疲れを防ぐため（走行風や紫外線は、想像以上に人間の体力を奪う）。特にスピードの出るビッグバイクでの長時間走行は、Tシャツ1枚で走行するよりも、長袖のメッシュジャケットを着用したほうが、遥かに快適でラクにこなせるはずだ。