KTM125DUKE試乗レポ|125ccなのに400ccクラスの立派な車格、標準装備のラジアルタイヤもなかなかイイ。

125ccの原付二種と言えば、軽くてコンパクトというイメージだが、KTM 125DUKEは一味違う。250DUKE、390DUKEといったミドルクラスと同じボディサイズの本格派モーターサイクルなのである。

REPORT●後藤 武(GOTO Takeshi)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

※2020年4月2日に掲載した記事を再編集したものです。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。

ディテールチェック

300mmのディスクにラジアルマウントされた4ピストンキャリパーをシングルで装着。軽い車体に対しては十分な制動力を持っている。
フロントフォークはWP APEX43の倒立。ストロークは142mmを確保している。
エンジンは水冷単気筒125cc。ボア×ストロークは58×47.2mmで最大出力11Kw、最大トルク12Nmを発揮する。
高回転で刺激的な排気音を奏でるサイレンサー。
リアショックはWP APEXのモノショック。リンクは使用せずスイングアームにダイレクトに装着する。
リアタイヤはラジアル。150/60-17という太さ。リアディスクは230mmで1ピストンキャリパーを組み合わせる。
ヘッドライトはミドルクラスのデュークと同じものを使用。正面から来てもひと目でデュークであることが分かる。
テールランプはテールカウルにビルトイン。サイドカバーからのラインに合わせたシャープなデザイン。
凝ったデザインのメーター。左スイッチボックスのボタンで様々な表示を切り替えることができる。表示は大きく見やすい。
左スイッチボックスにはウインカー、ホーン、ライトのディマー、多機能メーターをコントロールするボタンが配置されている。
右のスイッチボックスにはセルスターターとキルスイッチを装備。
スポーツライディングを考えたシート。タンデムシートは小型でセンターが盛り上がっているためタンデムライダーの快適性はあまり高くない。

主要諸元

排気量:124cm³
最高出力:11 kW
最大トルク:12 Nm
エンジン:単気筒、4ストロークエンジン
ボア:58 mm
ストローク:47.2 mm
スターター:セルスターター
潤滑:ウェットサンプ
トランスミッション:6速
冷却システム:水冷
クラッチ:湿式多板クラッチ、機械操作式
EMS:Bosch製 EMS
CO2 EMISSIONS:56 g/km
消費燃料:2.42 L/100 km

フレーム種類:スチール製トレリスフレーム(パウダーコート塗装)
フロントサスペンション:WP APEX 43
リアサスペンション:WP APEX Monoshock
サスペンションストローク (フロント):142 mm
サスペンションストローク (リア):150 mm
フロントブレーキ:4ピストンラジアルマウント固定式キャリパー、ブレーキディスク
リアブレーキ:1ピストンフローティングキャリパー、ブレーキディスク
フロントブレーキディスク径:300 mm
リアブレーキディスク径:230 mm
ABS:Bosch 9.1 MB Two Channel ABS (Supermoto ABS)
チェーン:520 X-Ring
キャスター角:65 °
最低地上高:175 mm
シート高:830 mm
燃料タンク容量 (約):13.4L
乾燥重量:139 kg

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