雑誌モトチャンプが誌面を飛び出しYouTubeにチャンネルを開設、楽しい&役に立つ動画を立て続けに無料配信しているモトチャンプTVをご覧になっただろうか。まだの方はぜひ一度視聴してみて欲しい。編集長のチャボがMCになって寒い(?)ギャグを散りばめながら、明るく楽しくバイクの魅力を伝えてくれる。ところが今回はチャボがいない回を紹介してみたい。というのも2021年にマイナーチェンジされたホンダCB125Rをジャーナリストのケニー佐川が一人で試乗している、ある意味貴重な回だからだ。題して「新型CB125R ワインディング試乗インプレ」。新型DOHCエンジンに切り替わり、気になっている人も多いはず。そこで動画をダイジェストに紹介しよう。
繰り返しとなるが、この回では編集長のチャボが不在で、ジャーナリストのケニー佐川が一人で動画に登場している。いつもならチャボとの意味不明なトークで盛り上がるのだが、今回は一人で司会進行からCB125Rの紹介までこなさなければならない。果たして大丈夫なのか?
新型CB125Rは従来モデルよりロングストローク仕様のDOHC4バルブエンジンに切り替わった。気になるのはその実力だろう。街中を走っただけでエンジンが変わったことは体感できるだろうが、さらに実力を知りたいならアップダウンが続く郊外の道が最適。さらにハンドリングを知りたければワインディングが一番。ということで山道へ連れ出して実力をチェックしている。
DOHCエンジンというと高回転でのパワー感が突出しているイメージだが、新型CB125Rもそうなのだろうか。走り出してすぐ、ケニー佐川は中速域が良いとファーストインプレッションを語っている。5000〜7000rpmくらいのトルク感が力強いというのだ。通常なら4速から3速にシフトダウンしたくなる上り坂に差し掛かる場面が分かりやすく、CB125Rは4速のまま上ってしまう姿を確認できる。
試乗後のリポートでもケニー佐川は新型エンジンの中速域を賞賛。DOHC化で高回転や最高出力ばかりに目が向きがちだが、実際には中速域の力強さが光り街中からワインディングまで乗りやすく速いという印象なのだ。単気筒エンジンならではの特性も味わえるとのことで、動画では力強さを感じるエンジン音も収録されているから必聴だ。
新型CB125Rのもう一つの特徴がフロントに採用された倒立フォークだ。125ccクラスには贅沢な装備と言えるが、倒立フォークがもたらすハンドリングの質の高さは本物。バンピーな路面でも暴れることない剛性感の高さを味わえ、路面追従性や吸収性の高さも感じられたようだ。コーナーではブレーキングで過剰な沈み込みがないため、入り口で軽快に向きを変えてくれる。楽に曲がることができるのだ。
ケニー佐川でも大柄に感じられるというCB125Rの車体。実際に跨るとその印象を強くしたようで、815ミリにシート高は座面が広く疲れにくさを実現しているが足付き性が抜群に良いわけではないとリポート。またハンドルバーがフラットなワイドバーであるため、ストリートファイター的なライディングポジションになる。ネイキッドモデルではあるが、アップハンドルのモデルとは一味違う印象なのだ。
新車価格は安いモデルではないCB125R。けれど、ケニー佐川は「125ccクラスの中では一歩抜け出した感がある」と高評価。力強いエンジンと剛性感溢れる足回りだから、価格設定にも納得のようだ。より詳しく知りたい方はぜひ「新型CB125R ワインディング試乗インプレ」をご覧いただきたい。