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年に5戦開催されるジムカーナの公式大会「DUNLOP杯」(通称D杯)
以前から大会自体は認識していましたが、今回初めて潜入取材してきました。
毎月のモトジムカーナレディースディでお世話になっているコーチ陣、お手伝いの黒子さんたちをピックアップ。
その走行と結果をお知らせします!
DUNLOP杯ってどういう大会?
2022年は
第1戦 3月27日(日)
第2戦 5月29日(日)
第3戦 7月24日(日)
第4戦 9月18日(日)
第5戦 10月23日(日)
の開催。年内はあと2戦が開催予定となっています。
5戦とも茨城県筑波サーキットでの開催。
筑波サーキット・ジムカーナコースは…
コース面積8,679㎡、2017年8月に舗装が新しくなったようで、路面はとってもキレイ!
こういった大会のほか、競技会・各種練習会・スクール・メーカー試乗会や撮影、テスト走行など幅広い用途ができるようです。
またサーキット場のようなスポーツ走行枠はなく、一般の個人での貸し出しが可能とのこと!しかも資格不要。
どう使いましょう…?
<参加レギュレーション>
参加資格は「参加者本人の心身が共に健全であること。 本大会協議規則および参加誓約書に同意し遵守すること」
20歳未満は親権者の承諾のもと参加可能、ただし16歳未満は大会当日に親権者の同行が必要です。
大会への参加可能車両は、一般公道を走行できる、登録ナンバー取得可能者に限る。
(ジムカーナ競技に参加するための専用車は認められるが、ロード・MX仕様車はNG)
大会の流れ
7時のゲートオープンとともに参加者が次々に流れ込みます。
誘導に従い奥からトランポを詰めて停車していきます。自走参加者も駐車スペースを案内されるので誘導に従います。
車検がスタートしました。
係員がバイクのところまで来てくれるので、バイクから離れることはオススメしません、とのこと。
前後ブレーキのチェック、各部の緩みがないかを確認。OKならば書類に印をもらえます
車検が通ってから受け付けをします。
車検OKの書類を持って、受付場所まで。クラスごとに分かれているので間違えないように。
それらが終わってから自分の出走順がわかり、コース図をもらえます。
そのあとに1ヒート目のゼッケンを受け取ります。
コースオープンのアナウンスとともに、あちこちから選手たちがコースに出てきました。
私も歩いてみることにしたのですが、周囲の空気の張りつめ感が凄いです。
かおりんごコーチを前方に見つけたのですが、集中を邪魔するわけにはいきません。
そうこうするうちに1ヒートがスタート!
ゼッケン番号順に走行します。(A級選手は除く)午前に1ヒート、お昼をはさんだ午後に2ヒート目です。2ヒート目は1ヒートのリザルト順(速い人から)に走行。よって1ヒート目が終わったらゼッケンを返却、リザルトに沿ったゼッケンを2ヒート目までにもらいます。
1ヒートの成績は、受付をした事務所に張り出されるので各自で確認します。
クラスの走行順は、
1ヒート目:C2級→NN→NL→NO→C1級→B級→A級
2ヒート目:NN→NL→NO→C2級→C1級→B級→A級
A級が一番速い選手のクラス、よってだんだんと速い選手が出てくるスケジュールです。
モトジムカーナレディースディの男性スタッフたちも参戦してました!
コーチ&マネージャーも!
<コーチ>B級・小林選手(ハナさん):スズキ・GSX-R1000
総合90位
すべての走行が終了し、運営がリザルトを出すまで片付けの時間。
ロードレースではリザルトはペーパーレスになってきていますが、ジムカーナは遠征組も多く目に見える形で持ち帰りたい、という意見もあるようです。そのためA3の用紙に参加人数+αを印刷。時間はかかりますが、確かに紙で見られるのもイイですね♪
表彰式
DUNLOP賞はタイヤの前後セットが贈呈されるようです!
タイヤの価格が値上がりし続けているなか、日々の練習でタイヤをたくさん使う選手にはありがたい副賞です。
ちなみに今回はトップの富永選手が出したタイムがいわゆる「虐殺タイム」
並外れたタイムを出した、ということだそうです。
そのため、トップとのタイム差がクラス昇格の基準となるモトジムカーナでは、富永選手のタイムが発表されたとたんヒザをがっくりとした選手もいるとか……。昇級するにはこれ以上のタイムで!という線を越えてしまったそうです。
その結果、今大会では昇格者なし、でした。
モトジムカーナレディースディのメインコーチ、ハナ選手はミスコースと転倒で残念ながら満足のいく結果を残せずでした。
「その反省点を活かし、次のレディースディでのレクチャーの精度アップにつなげていく」
とのこと!
「気持ちが前に前にいっていると、リア荷重へのエビがあまくなりリアタイヤへの荷重が抜けるなー」とボソッと。
<冷静さと反復練習が重要>
年間の走行時間と距離を考えたら、想像をはるかに超えるものと思われるハナさんですら、そうなのです。
ひたすらエビ(エビがしっぽを丸めた姿が良い乗車姿勢)!を忘れないように、タンクにエビのステッカーでも貼ろうかな……。
次戦は9月18日(日)。
一般観戦も可能なようですので、公式WEBサイトを参考に周囲の安全には気を付けて観戦ください!
おまけ
通りすがりの選手が「浜松のご当地ナンバープレート、いいでしょ!」と見せに来てくれました。
ヤマハとスズキの本社があるバイクの街、浜松市。
原付バイクのナンバープレートはバイクを模しているのですね。