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東京・銀座もその他エリアも、公営の路上駐車スペース料金は「60分300円」です!
バイクの駐車場不足が社会問題化し、2006年に道交法を改正。路上駐車スペースがバイクにも開放された。2023年5月現在、原付一種の50ccのミニバイクからオーバー1000ccのビッグバイクまで、排気量を問わずに利用可能だ。
もともと「パーキングメーター」と「パーキングチケット」の路上駐車スペースは四輸専用として設置されたもので、バイクを駐車するために作られていない。そのため車体の小さなミニバイクの場合、パーキングメーター式の赤外線がバイクを感知しない。もしくは車体の感知が途切れるという可能性あるので注意が必要。
バイクで路上駐車スペースを利用する時の注意点
世の中には、バイクの路上駐車スペースの利用はルール違反だと思っている人がいる。その結果、
・軽量なミニバイクなどは勝手に動かされ、パーキングメーターの感知が妨げられることもある
・パーキングチケットの場合、イタスラ等によってチケットか剥がされてしまうこともある
このような場合、駐車違反の対象となってしまう。これらの対策としては、
・パーキングメーターやパーキングチケットの領収書は必ず保管しておくこと
・何時何分に駐車&撮影したかの証拠になるので、スマートフォンのカメラでパーキングメーターの作動開始時刻を撮影しておくこと
バイクで「パーキングメーター」「パーキングチケット」を利用する時の5つのポイント
1:駐車枠の進行方向側の端に沿つて平行に駐車し、ハンドルロックなどで施錠すること
2:駐車は駐車枠1つに1台のみとすること
3:パーキングメーター式は赤外線で車体を感知するシステム。必ず車体が感知されているかを確認すること。特に車体の小さなミニバイクは要注意
4:車両の感知が途切れた時に備え、領収書を必ず発行し保管すること
5:パーキングチケット式の場合は、メーター上など、チケットを見やすくて風で飛ばされにくい箇所に貼ること
東京都が管理する都内の路上駐車スペースの料金は、すべて60分300円に統一(ただし使用時間は異なる)
東京都中央区銀座は日本で一番地価の高い場所。土地の価格はもちろん、マンション価格、オフィスの賃貸料金、賃貸住宅の家賃、月極駐車場の料金も、郊外や地方に比べて驚くほど高額だ。
これは臨時駐車場の料金も同じ。写真左は屋外の平置き駐車場の一例だが、朝8時から夜中2時の料金は15分400円。1時間停めると1600円、2時間で3200円となる。
高額な駐車料金の状況下で“奪い合い”となっているのが、東京都が管理運営する路上駐車スペース。銀座周辺の路上駐車スペースは、平日はもちろん、休日も常に一杯の状態。
人気の秘密は、何といってもリーズナブルな価格。駐車料金は銀座ながら、60分で300円。なお、東京都が管理運営する都内の路上駐車スペースの料金は、銀座、新宿、渋谷、浅草、東京スカイツリー周辺等々、場所やエリアを問わず、すべて60分=300円の一律に設定されている(ただし駐車時間は60分以内)。
東京都内、バイク専用駐車スペースをチェック
銀座・東劇ビルの裏(東銀座バイク駐車場)
住所:東京都中央区築地4-1-1
交通:東京メトロ日比谷線・都営浅草線 「東銀座」 駅 徒歩2分
料金:5時間500円
管理・運営:NCD(日本コンピュータ・ダイナミクス)
JR市ヶ谷駅近く・外濠公園の前
住所:東京都千代田区九段南4-8-22
交通:JR 「市ヶ谷」 駅 徒歩1分
料金:年間登録制(自転車と原付のみ)
管理・運営:千代田区
「表参道交差点」から、ひとつ手前の信号(明治通り側)までの区間
住所(表参道駅):〒107-0061 東京都港区北青山3-6-12
交通:東京メトロ半蔵門線「表参道」 駅 徒歩数分
料金:60分100円
管理・運営:東京都
ココはバイクの駐車NGです!
四輪用駐車場の中には、バイクや自動車の駐車に関する法律である「駐車場法」により、バイクの駐車が禁止されているタイプがある。
「フラップ型」の駐車場
2006年の道交法改正以来、都市部で急増し、主流となったフラップ式の無人コインパーキング。スペースごとにフラップ(ロック板)を設けたこの駐車場は、フラップがクルマの下部を固定することで、料金の踏み倒しを防止するシステム。バイクの場合、「転倒や破損を招く可能性が高い」という理由はもろん、「駐車場法」で禁止されているために利用不可。
「ゲート式」の駐車場
テナントが集まった複合施設などに多い、ゲート式の無人駐車場。ここも駐車場法により、原則としてバイクの駐車不可。
「立体型」の駐車場
都市部に多い立体駐車場も四輪用であるため。また「転倒や破損を招く可能性が高い」という理由により利用不可。